地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-10-28 地震の予測マップ 29日の地震列島ではM3.0以上地震は発生しませんでした! 解説:時系列予測 ARIMA(0,0,0)with non zero-mean の意味する所! 本日の予測マップは?

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・ 地震予測マップは、毎日、午前1時〜午前3時頃にアップしています

・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です

 

[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] 、[月の地心座標 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 10月28日は月齢28.9日 西進Day、月距離 36.3612万km

・ 10月29日は月齢00.5日 東進Day 新月です、月距離 36.7064万km

・ 10月30日は月齢01.5日 東進Day、月距離 37.1769万km 凹部右側上昇ライン上です

東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで

月距離とは地球から月までの距離で、約35〜40万kmの間を振動しています、38.7万kmが大体の滞在時間(日数)中間となる境界ラインで、上部を凸部、下部を凹部と称しています、この振動の周期は月の公転周期27.3日となっており、1年で13周期あり中央半分38.7万kmで割った凸部凹部の数は26個/年(これを1年26期と言う)になり、1期の日数は約14日前後となります

月の地球に対する公転周期は27.3日で、新月から次の新月前日までの月齢一月は29.5日と、月齢の方が2日少々長いのは、地球の太陽に対する公転運動を月の公転運動が追いかけている為です

 

経験上、千島海溝、日本海溝、でM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

 

 

= 最新地震情報10月29日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 10月29日、M3.0以上地震のみならず、震度1以上の地震が発生しませんでした

 

 29日は新月でしたが、安定していました

 

 

 

解説: 時系列予測ARIMA(0,0,0)with non zero-meanの意味する所!

 時系列地震予測グラフを取ると、よく現れるのが ARIMA(0,0,0)with non-zero mean なる言葉でグラフタイトルに載る訳ですが、この意味について確認を取りましたので、ご報告申し上げたく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い申し上げます

 

 時系列予測を開発している間、これはもしかして?、、、との不吉な思いが何回か横切ったのですが、それを確認してその通りだとヤル気が失せるので、無視して進めてきましたが、ここに来て「確認しておこう」という事で確認したら、やっぱりその通りでした

with non-zero mean とは、単純平均です、過去1年26期に発生した地震回数の総和を26で割った数に過ぎません、でした、プログラムに組み込んで確認しました

 

 何という事でしょうか現在提示している西域を例に取れば:

暫定:時系列地震予測グラフ(Rのforecast機能)西域は、2019-10-18 の予測結果で、

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Forecast West M>=4.3: next period 27th-> 1.3, next of the next 28th-> 1.3
27th(btm)-> 2019/10/19 to 2019/11/01, 28th(top)-> 2019/11/02 to 2019/11/14

2019-10-18段階での西域のM4.3以上地震発生の総和は(以下は現在提示している月距離地震グラフではない!10月18日現在のものである)、

West ["29.4%", "70.6%", 34] Days ["48.8%", "51.2%", 365]

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34個であり、これを26で割ると1.307...となり小数点以下2桁以降を切り捨てていますので、1.3となるのです

 

 これでは、小学生でも出来る時系列地震予測のレベルでは?と思われる?

でも、まぁ、R君の名誉の為に申しておきますと、イキナリ(0,0,0)の単純平均に持ち込んだのではなく、複数のARIMAモデルを吟味評価した結果、(0,0,0)が最も妥当と選択された、という事で、それはそれで一つの成果であり、この場合のトライアルしたモデル個数を示すと、

Selected ARIMA Best model index-> (0,0,0) out of 6 trials

このケースでは6トライアルした結果であり、このトライアル個数を示すようにします、これは白色雑音に近く単純平均である、という説明も添えます

 

 (p,d,q)のpは連続性(昨日起きて、今日起きたのだから、明日も起きるだろう)の次数を示し、qは周期性の次数を示し、dは定常状態に至る次数を示す、という事なのですが、(0,0,0)は連続性も周期性も、何ら規則性は検出出来なかった、という事で白色雑音がこれに当たります

この(0,0,0)は約半数近くが示しており、やはり白色雑音が地震の本質に近い?と思わせるものがあり、これにて2019-11-01からショップオープン(暫定を外すという事)致します

現在、ARIMAに食わせる1年26期の地震数は必ず26を越えるように感度調整しており、規則性が全く検出されない(0,0,0)状態であれば、予測される発生地震数は必ず1.0以上となる訳で、昨日まで申し上げていた「南海トラフ巨大地震の発生予測は極めて難しい」というのは間違いで、むしろ外す方が難しい?とすら思えます

 

以上、分かりづらい内容にお付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました、感謝です

 

 

 

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-10-28 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークがM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測マップと月距離地震グラフと時系列地震予測グラフです =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

月距離地震グラフ東域は、

38.7万km以上と未満: East ["44.1%", "55.9%", 34] Days ["47.4%", "52.6%", 365]

東域でこの1年に発生したM4.8以上は34個で、44.1%と55.9%の比率で38.7万以上(凸部)とそれ未満(凹部)に別れる、この1年365日の凸部凹部の比率は47.4%と52.6%で、凹部での地震発生比率が少し高い(偏っている事が分かる

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暫定:時系列地震予測グラフ(Rのforecast機能)東域は、2019-10-18 の予測結果で、

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ミニ解説・東域

38.7万kmを境目とし1年の凸部凹部を26期で示し、続く27期と28期を予測、予測値実数は整数化し判断、btmはボトムで凹部、topは凸部

Forecast East M>=4.8: next period 27th-> 1.4, next of the next 28th-> 1.4
27th(btm)-> 2019/10/19 to 2019/11/01, 28th(top)-> 2019/11/02 to 2019/11/14
Selected ARIMA Best model index-> (0,0,0) out of 6 trials

東域では10月19日〜11月1日迄の間にM4.8以上が1回、11月2日から11月14日の間でも1回発生するだろう、と予測しています、(0,0,0)は白色雑音に近くwith non-zero meanが出た場合は単純平均となります、次の更新は 2019-11-01 です

上記は将来予測であり、過去実績である抽象化サマリーリストは以下の通りで、

抽象化とは「来ると予測して来た(これがHIt_P)」場合その期をONとする数え方で個数を問わない、「来ないと予測して来なかった(これがHit_N)」場合はそのままその期はONとなる、Hit RateとはこのONの期の数を足して全期の数26(これはいつも1年26期)で割った%表示

この1年の予測実績を示す抽象化サマリー東域は、M5.0以上の発生事例に対し

        Hit_P : 16 periods Matched with Hit_P condition
        Hit_N : Nothing, not detected
   Karaburi : 10 periods Matched with Karaburi condition
Minogashi : Nothing, not detected
Hit Rate of the East in the year 2018/10/24 ... 2019/10/18-> (16+0)/26 = 61.5%

東域の過去的中率、M5.0以上について過去1年間2018/10/24 ... 2019/10/18までの26期に渡るHit Rate、は61.5%です

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

月距離地震グラフ中域は、

38.7万km以上と未満: Midl ["42.2%", "57.8%", 45] Days ["47.4%", "52.6%", 365]

中域でこの1年に発生したM4.8以上は45個で、42.2%と57.8%の比率で38.7万以上(凸部)とそれ未満(凹部)に別れる、この1年365日の凸部凹部の比率は47.4%と52.6%で、凹部での地震発生比率が高い(偏っている)事が分かる

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暫定:時系列地震予測グラフ(Rのforecast機能)中域は、2019-10-18 の予測結果で、

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ミニ解説・中域

38.7万kmを境目とし1年の凸部凹部を26期で示し、続く27期と28期を予測、予測値実数は整数化し判断、btmはボトムで凹部、topは凸部

Forecast Midl M>=4.8: next period 27th-> 1.2, next of the next 28th-> 1.1
27th(btm)-> 2019/10/19 to 2019/11/01, 28th(top)-> 2019/11/02 to 2019/11/14
Selected ARIMA Best model index-> (0,1,2) out of 21 trials

中域では10月19日〜11月1日迄の間にM4.8以上が1回、11月2日〜11月14日迄の間でも1回発生するだろう、と予測しています、(0,1,2)は21回のトライアルの結果選択され2は周期性が検出された予測を意味しています、次の更新は 2019-11-01 です

上記は将来予測であり、過去実績である抽象化サマリーリストは以下の通りで、

抽象化とは「来ると予測して来た(これがHIt_P)」場合その期をONとする数え方で個数を問わない、「来ないと予測して来なかった(これがHit_N)」場合はそのままその期はONとなる、Hit RateとはこのONの期の数を足して全期の数26(これはいつも1年26期)で割った%表示

この1年の予測実績を示す抽象化サマリー中域は、M5.0以上の発生事例に対し

        Hit_P : 17 periods Matched with Hit_P condition
        Hit_N : 1 periods Matched with Hit_N condition
   Karaburi : 8 periods Matched with Karaburi condition
Minogashi : Nothing, not detected
Hit Rate of the Midl in the year 2018/10/24 ... 2019/10/18-> (17+1)/26 = 69.2%

中域の過去的中率、M5.0以上について過去1年間2018/10/24 ... 2019/10/18までの26期に渡るHit Rate、は69.2%です

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

月距離地震グラフ西域は、

38.7万km以上と未満: West ["29.4%", "70.6%", 34] Days ["47.4%", "52.6%", 365]

西域でこの1年に発生したM4.3以上は34個で、29.4%と70.6%の比率で38.7万以上(凸部)とそれ未満(凹部)に別れる、この1年365日の凸部凹部の比率は47.4%と52.6%で、凹部での地震発生比率が格段に高い(偏っている)事が分かる

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暫定:時系列地震予測グラフ(Rのforecast機能)西域は、2019-10-18 の予測結果で、

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ミニ解説・西域

38.7万kmを境目とし1年の凸部凹部を26期で示し、続く27期と28期を予測、予測値実数は整数化し判断、btmはボトムで凹部、topは凸部

Forecast West M>=4.3: next period 27th-> 1.3, next of the next 28th-> 1.3
27th(btm)-> 2019/10/19 to 2019/11/01, 28th(top)-> 2019/11/02 to 2019/11/14
Selected ARIMA Best model index-> (0,0,0) out of 6 trials

西域では10月19日から11月1日の間でM4.3以上が1回、11月2日から11月14日の間でも1回発生するだろう、と予測しています、(0,0,0)は白色雑音に近くwith non-zero meanが出た場合は単純平均となります、次の更新は 2019-11-01 です 

上記は将来予測であり、過去実績である抽象化サマリーリストは以下の通りで、

抽象化とは「来ると予測して来た(これがHIt_P)」場合その期をONとする数え方で個数を問わない、「来ないと予測して来なかった(これがHit_N)」場合はそのままその期はONとなる、Hit RateとはこのONの期の数を足して全期の数26(これはいつも1年26期)で割った%表示

この1年の予測実績を示す抽象化サマリー西域は、M5.0以上の発生事例に対し

        Hit_P : 19 periods Matched with Hit_P condition
        Hit_N : Nothing, not detected
   Karaburi : 6 periods Matched with Karaburi condition
Minogashi : 1 periods Matched with Minogashi condition
Hit Rate of the West in the year 2018/10/24 ... 2019/10/18-> (19+0)/26 = 73.1%

西域の過去的中率、M5.0以上について過去1年間2018/10/24 ... 2019/10/18までの26期に渡るHit Rate、は73.1%です

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-09 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室