地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-10-25 地震の予測マップ 26日の地震列島は京都でM3.6! 解説:過去10年間の地震予測の的中率をグラフに取る! 本日の予測マップは?

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・ 地震予測マップは、毎日、午前1時〜午前3時頃にアップしています

・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です

 

[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] 、[月の地心座標 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 10月25日は月齢25.9日 西進Day、月距離 36.2638万kmで右肩下がりラインです

・ 10月26日は月齢26.9日 西進Day、月距離 36.1392万kmボトムポイントです

・ 10月27日は月齢27.9日 西進Day、月距離 36.1688万kmで右肩上がりラインです

東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで

月距離とは地球から月までの距離、約35〜40万kmの間を振動しています、38.7万kmが大体の中間となる境界ラインで、上部を凸部、下部を凹部と称しています

 

経験上、千島海溝、日本海溝、でM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

 

 

= 最新地震情報10月26日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 10月26日21時32分、京都南部でM3.6、深さ10km、震度2

 

 26日、京都南部でM3.6でした、深さ10kmと浅く、典型的なユーラシアプレート地殻内の断層による直下型地震です

 

 

 

解説: 過去10年間の地震予測の的中率をグラフに取る!

 過去10年の予測結果と実際に発生した地震とを比較し的中率を出してグラフ化しました(もちろん抽象化予測実績です)、昨日は9年分と申しましたが、過去データは11年分準備されていたので、10年分での的中率が取れました、ので、ご報告申し上げたく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い申し上げます

 

 以下が過去10年間の抽象化予測における的中率グラフです:

Hit_Pとは「来ると予測して来た」Hit_Nとは「来ないと予測して来なかった」、26とは月の周期27.3日は1年間で13周期あり、これを地球との距離について37.8万kmの所で上下半分に割って26周期として(従って約14日単位で)地震発生を予測し、この約14日間に発生した地震を来た地震、と捉えています

「来ると予測して来た」その期(period)はON(発生個数は無視、これを抽象化と称します)、「来ないと予測して来なかった」その期(period)もON、で、これは26回の可能性があり、ONの回数を足して26で割った%が抽象化予測の的中率(HIt Rate)、です

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シアンが東域、オレンジが中域、が西域です

Y縦軸がHIt Rateで%表示、X横軸が西暦で、各年号の示す範囲(レンジ)は:

2019は、2018/10/24〜2019/10/18 山形沖地震を含みます

2018は、2017/11/14〜2018/11/08 大阪北部地震胆振地震を含みます

2017は、2016/12/06〜2017/12/06

2016は、2015/12/28〜2016/12/19 熊本地震とその余震を含みます

2015は、2015/01/16〜2016/01/08

2014は、2014/02/06〜2015/01/29

2013は、2013/02/26〜2014/02/20

2012は、2012/03/19〜2013/03/13 3.11の余震はこの頃まで続きます

2011は、2011/04/11〜2012/04/01 3.11の膨大な余震を含む年です

2010は、2010/05/02〜2011/04/23 3.11の発生時期を最後の約1ヶ月半に含みます

 

 3.11発生時を含む2010レンジの的中率が東域・中域・西域すべて悪いのは、3.11直後に多発した余震を予測出来ていないからで、「見逃し」が非常に多くなり、的中率を下げている為です

2011レンジになってからは連続する余震を受けて始めて予測しているので、的中率はかなり良くなります

2016レンジでは、熊本地震はレンジ中央付近で発生し、余震も受けているので、2016レンジの的中率、特に西域はまずまずの結果となっています

尚、注記致しますが、3.11の前震も、熊本地震の前震も、山形沖も胆振も大阪北部も、すべて正しく予測できています、ARIMAモデルで予測困難なのは、巨大地震に続き連続して発生する余震群です、これらについては発生個数0.7とかを予測しゼロと見倣され、しかし実際には地震が発生し「見逃し」となるケースが多く、的中率を下げています、巨大地震発生直後に連続する余震群はARIMAモデルでは予測できません

しかし、巨大地震が発生したら余震が続くのは当然で、その時に、この時系列地震予測グラフを参考にする人はマズいないと思うので、巨大地震の前震なり巨大地震そのものが予測出来ていれば充分と思っています(ここで、注意書きは必要と思います)

そして、残念ながら、この時系列地震予測は南海トラフ巨大地震には無力か?と思っています、南海トラフ地震予測は非常に難しいです

 

 上記のグラフを取るには1年間26回の地震予測を東域・中域・西域に対して掛けるので、26回 x 3地域 x 10年 = 780回の時系列地震予測を過去データに対して掛けた訳で、3件の大きなバグを発見ツブしましたが、流石にこれだけデバッグすると初期バグは収まったと思います

ARIMA指数(0,1,2)はそれほど特殊なものではない、という事も分かりましたので、後処理マスキングは止めました、これが分かった事も大きかったです、迷い込まないで済みました

従いまして、今後大きな問題が発生しない限り、2019-11-01の時系列地震予測グラフを作成&開示するタイミングで暫定を外す予定です

課題は、分かりやすい表現で記載出来るか?であると思っています、Hit_PとかHit_Nとか抽象的な的中率、って分かりますかね?分からないでしょうね、各域で表示&記載されている内容が、初めて来た方に分かるように、が次の課題です、で、まずは本日よりARIMA指数の数字は外しました、これは必要であればグラフタイトルに出ています

 

以上、読みづらい内容にお付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

 

 

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-10-25 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークがM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測マップと月距離地震グラフと時系列地震予測グラフです =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

月距離地震グラフ東域は、

38.7万km以上と未満: East ["39.5%", "60.5%", 38] Days ["47.4%", "52.6%", 365]

東域でこの1年に発生したM4.8以上は38個で、39.5%と60.5%の比率で38.7万以上(凸部)とそれ未満(凹部)に別れる、この1年365日の凸部凹部の比率は47.4%と52.6%で、凹部での地震発生比率が高い(偏っている事が分かる

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暫定:凸凹時系列地震予測グラフ東域は、2019-10-18 の予測結果で、

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ミニ解説・東域

38.7万kmを境目とし1年の凸部凹部を26期で示し、続く27期と28期を予測、予測値実数は整数化し判断、btmはボトムで凹部、topは凸部

Forecast East M>=4.8: next period 27th-> 1.4, next of the next 28th-> 1.4
27th(btm)-> 2019/10/19 to 2019/11/01, 28th(top)-> 2019/11/02 to 2019/11/14

東域では10月19日〜11月1日迄の間にM4.8以上が1回、11月2日から11月14日の間でも1回発生するだろう、と予測しています、次の更新は 2019-11-01 です

上記は将来予測であり、過去実績である抽象化サマリーリストは以下の通りで、

この1年の予測実績を示す抽象化サマリー東域は、M5.0以上の発生事例に対し:

        Hit_P : 16 periods Matched with Hit_P condition
        Hit_N : Nothing, not detected
   Karaburi : 10 periods Matched with Karaburi condition
Minogashi : Nothing, not detected
Hit Rate of the East in the year 2018/10/24 ... 2019/10/18-> (16+0)/26 = 61.5%

東域の的中率、M5.0以上について来ると予測して発生したHit_Pと来ないと予測して発生しなかったHit_Nの期の和を総数26で割った%で過去1年間2018/10/24 ... 2019/10/18の的中実績、は61.5%です

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

月距離地震グラフ中域は、

38.7万km以上と未満: Midl ["39.6%", "60.4%", 48] Days ["47.4%", "52.6%", 365]

中域でこの1年に発生したM4.8以上は48個で、39.6%と60.4%の比率で38.7万以上(凸部)とそれ未満(凹部)に別れる、この1年365日の凸部凹部の比率は47.4%と52.6%で、凹部での地震発生比率が高い(偏っている)事が分かる

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暫定:凸凹時系列地震予測グラフ中域は、2019-10-18 の予測結果で、

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ミニ解説・中域

38.7万kmを境目とし1年の凸部凹部を26期で示し、続く27期と28期を予測、予測値実数は整数化し判断、btmはボトムで凹部、topは凸部

Forecast Midl M>=4.8: next period 27th-> 1.2, next of the next 28th-> 1.1
27th(btm)-> 2019/10/19 to 2019/11/01, 28th(top)-> 2019/11/02 to 2019/11/14

中域では10月19日〜11月1日迄の間にM4.8以上が1回、11月2日〜11月14日迄の間でも1回発生するだろう、と予測しています、次の更新は 2019-11-01 です

上記は将来予測であり、過去実績である抽象化サマリーリストは以下の通りで、

この1年の予測実績を示す抽象化サマリー中域は、M5.0以上の発生事例に対し:

        Hit_P : 17 periods Matched with Hit_P condition
        Hit_N : 1 periods Matched with Hit_N condition
   Karaburi : 8 periods Matched with Karaburi condition
Minogashi : Nothing, not detected
Hit Rate of the Midl in the year 2018/10/24 ... 2019/10/18-> (17+1)/26 = 69.2%

中域の的中率、M5.0以上について来ると予測して発生したHit_Pと来ないと予測して発生しなかったHit_Nの期の和を総数26で割った%で過去1年間2018/10/24 ... 2019/10/18の的中実績、は69.2%です

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

月距離地震グラフ西域は、

38.7万km以上と未満: West ["29.4%", "70.6%", 34] Days ["47.4%", "52.6%", 365]

西域でこの1年に発生したM4.3以上は34個で、29.4%と70.6%の比率で38.7万以上(凸部)とそれ未満(凹部)に別れる、この1年365日の凸部凹部の比率は47.4%と52.6%で、凹部での地震発生比率が高い(偏っている)事が分かる

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暫定:凸凹時系列地震予測グラフ西域は、2019-10-18 の予測結果で、

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ミニ解説・西域

38.7万kmを境目とし1年の凸部凹部を26期で示し、続く27期と28期を予測、予測値実数は整数化し判断、btmはボトムで凹部、topは凸部

Forecast West M>=4.3: next period 27th-> 1.3, next of the next 28th-> 1.3
27th(btm)-> 2019/10/19 to 2019/11/01, 28th(top)-> 2019/11/02 to 2019/11/14

西域では10月19日から11月1日の間でM4.3以上が1回、11月2日から11月14日の間でも1回発生するだろう、と予測しています、次の更新は 2019-11-01 です 

上記は将来予測であり、過去実績である抽象化サマリーリストは以下の通りで、

この1年の予測実績を示す抽象化サマリー西域は、M5.0以上の発生事例に対し:

        Hit_P : 19 periods Matched with Hit_P condition
        Hit_N : Nothing, not detected
   Karaburi : 6 periods Matched with Karaburi condition
Minogashi : 1 periods Matched with Minogashi condition
Hit Rate of the West in the year 2018/10/24 ... 2019/10/18-> (19+0)/26 = 73.1%

西域の的中率、M5.0以上について来ると予測して発生したHit_Pと来ないと予測して発生しなかったHit_Nの期の和を総数26で割った%で過去1年間2018/10/24 ... 2019/10/18の的中実績、は73.1%です

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-09 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室