2018-10-17 地震の予測マップ 建物で木造と鉄骨・鉄筋、どちらが地震に強い??紹介と私見
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。
ピンク四角はM5.0以上の地震を予測する注意ポイントで、9kmマップにあります。
スロースリップ [1] 起因にも対応してピンク四角の予測注意ポイントは生成されます。
以下、2018年10月17日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]
= その前に最新地震情報10月18日(震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、緑の三角が震源位置
▲ 10月18日2時22分、根室半島南東沖でM3.7、深さ50km、震度1。
▲ 10月18日4時7分、千葉北東部でM2.5、深さ30km、震度1。
▲ 10月18日7時22分、兵庫西部でM2.4、深さ10km、震度1。
▲ 10月18日14時18分、千葉東方沖でM4.9、深さ40km、震度2。
▲ 10月18日14時28分、三重中部でM2.6、深さ30km、震度1。
▲ 10月18日20時4分、滋賀北部でM3.4、深さ40km、震度2。
▲ 10月18日21時12分、北海道空知(ソラチ)でM4.1、深さ30km、震度3。 北海道で新たな震源です
▲ 10月18日21時52分、宮城沖でM4.1、深さ40km、震度1。
これも私には詳しくは分りませんで、漠然と気になっていました。 今回、調べてみましたが宣伝臭が強く見づらく読みづらいのが多いか長過ぎるのが多かったのですが、Yahooさんの「教えて!」の回答が面白かったので紹介させて下さい。 回答は5個ありますが、回答に全くなっていないのがあり日本語になっていないのもあり、笑っちゃいます。 2017年1月の質問です。
* 結論を言うと、軽量かつ壁の量で決まるとの事で、「木造平屋建スレート葺き」が最強のようで、木造の場合、「木造ツーバイフォー二階建スレート葺き」ときて、「木造柱方式二階建瓦屋根」となるのでしょう。
* 鉄骨・鉄筋マンションとしても、やはり重さと壁の量が重要である事は間違いのない所です。 一階部分に歪が集中し、一階が無くなってしまう、というのはよく見受けられます。
* この質問は答えにくいのでしょうけれど自然な疑問であり、プロであれば何らかの前提条件を付けて答えて頂かないと、いつまでたっても我々には分からない状態が続いてしまいます。
* 住居ではありませんが私がいつも気になるのは、一階が駐車場で壁がなく柱のみで二階にスーパーやファミレスがある建物です。 柱に歪が集中し一階が簡単にクラッシュしてしまいます。 私の住んでいる近くに三カ所あります。
=== 地震の予測マップ・ピッチ45kmマップです ===
東進西進圧力表示・45kmマップです。
南西諸島・伊豆諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。 誠に申し訳ないのですが、小笠原諸島から硫黄島付近においては、現時点で正しく予測できていません。
=== 地震の予測マップ・ピッチ9kmマップとポイント予測です ===
圧力表示・9kmマップ東域です。 凡例は45kmマップと同じ。
次がポイント予測・東域 ピンク四角がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
圧力表示・9kmマップ中域です。 凡例は45kmマップと同じ。
次がポイント予測・中域 ピンク四角がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
圧力表示・9kmマップ西域です。 凡例は45kmマップと同じ。
南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。
現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。
次がポイント予測・西域 ピンク四角がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
=== 放出エネルギーの推移です ===
1994年1月〜2018年9月迄・25年間の地震放出エネルギー推移
一番左は1994年。 一番右が2018年で25年目に当りますが、現時点では、2017年10月1日〜2018年9月30日の一年間・放出エネルギーです。
=== まとめです ===
ラス前のM6.5以上は2016年の鳥取(M6.6)で、ラストは2016年の福島沖(M7.4)です。
本年9月の胆振地震は [北海道胆振東部地震 - Wikipedia] によればM6.6(防災科研さんのデータではM6.2)。 また8月には硫黄島付近でかなりのM6.Xが発生しています。
2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが、2018年は確実に上昇するでしょう。 今後、海底で起きる津波を伴う海底海溝型地震と、被害が甚大となる陸地の浅い所で発生する陸地直下型地震に警戒が必要です。 またスロースリップとそれに伴う地震が太平洋沿岸で多発しています。
ピンク四角は、これら海底海溝型と陸地直下型とスロースリップをピンポイントで予測しています。
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。 地震の予測マップは、明日も報告致します。 よろしくお願い致します。
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]
・ 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら。 最新の地殻変動情報
・ 「放出エネルギーと黒点数の推移」は別ブログへ。 [なぜ地球磁場は逆転するのか?]
=== 以上です ===
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。
[3] 気象庁|震源データ
[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測