2018-10-12 地震の予測マップ 飛行機マーク生成条件が修正されています
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。
四角いピンクはM6.0以上の地震を予測する注意ポイントで、9kmマップにあります。
スロースリップにも対応して四角いピンクの予測注意ポイントは生成されます。
以下、2018年10月12日までのデータ1年分による解析&予測です。 [1] 、[2]
= その前に最新地震情報10月13日(震度1以上)です =
Yahooさん [3] より掲載(元データは [気象庁] さん)、緑の三角が震源位置
▲ 10月13日1時0分、胆振でM3.6、深さ30km、震度2。
▲ 10月13日6時39分、オホーツク海南部でM5.0、深さ380km、震度1。 深さが130kmを超えているので解析対象外
▲ 10月13日13時44分、伊勢湾でM2.5、深さ20km、震度1。
▲ 10月13日15時38分、神奈川西部でM2.8、深さ20km、震度1。
▲ 10月13日16時50分、栃木北部でM2.1、深さ10km、震度1。
△ 10月13日20時12分、カムチャッカ半島付近でM6.9、深さ490km、震度2。 描画範囲外
▲ 10月13日20時34分、三陸沖でM4.4、深さ10km、震度1。
* 昨日より飛行機マークの生成条件がM5.5以上からM5.0以上に修正されています。 従来、飛行機マークは無かった所にマークが出現していると思います。
* これによりスロースリップ [スロースリップ - Wikipedia] が正しく予測できるようになりました。 スロースリップに伴う地震が正しく予測できるという事は、かなり凄い事で、私は少し興奮気味です。 スロースリップは海底型プレートが陸地型プレートに沈み込む際、一般的に生ずる現象であるように思えます。
* 本日より最新地震情報の震源位置は見やすくする為、緑の三角で表示しています。 今後ともよろしくお願い致します。
=== ピッチ45kmマップです ===
東進西進圧力表示・45kmマップです。
南西諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M6.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。
=== ピッチ9kmマップとポイント予測です ===
圧力表示・9kmマップ東域です。 凡例は45kmマップと同じ。
次がポイント予測・東域 ピンクの四角がM6.0以上の発生予測注意ポイントです。
予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
圧力表示・9kmマップ中域です。 凡例は45kmマップと同じ。
次がポイント予測・中域 ピンクの四角がM6.0以上の発生予測注意ポイントです。
予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
圧力表示・9kmマップ西域です。 凡例は45kmマップと同じ。
南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。
現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。
次がポイント予測・西域 ピンクの四角がM6.0以上の発生予測注意ポイントです。
予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
=== 放出エネルギーの推移です ===
1994年1月〜2018年9月迄・25年間の地震放出エネルギー推移
一番左は1994年。 一番右が2018年で25年目に当りますが、現時点では、2017年10月1日〜2018年9月30日の一年間・放出エネルギーです。
=== まとめです ===
ラス前のM6.5以上は2016年の鳥取(M6.6)で、ラストは2016年の福島沖(M7.4)です。
本年9月の胆振地震は [北海道胆振東部地震 - Wikipedia] によればM6.6(防災科研さんのデータではM6.2)。 また8月には硫黄島付近でかなりのM6.Xが発生しています。
2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが、2018年は確実に上昇するでしょう。 今後、海底で起きる津波を伴う海底海溝型地震と、被害が甚大となる陸地の浅い所で発生する陸地直下型地震に警戒が必要です。
ピンクのポイント予測は、これら海底海溝型と陸地直下型をピンポイントで予測しています。
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。 明日も報告致します。 よろしくお願い致します。
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]
・ 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]
・ 「放出エネルギーと黒点数の推移」は別ブログへ。 [なぜ地球磁場は逆転するのか?]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら。 最新の地殻変動情報
=== 以上です ===
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [1] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[2] 気象庁|震源データ