地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-03-18 地震の予測マップ 南海トラフ巨大地震で発生する津波災害・要チェック学びの旅は高知から!今日の地震解説

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マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークはスロー起因等によるM5.0以上M5.5程度までの地震救急マークが通常のM5.0以上地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。

以下、2019年3月18日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]

 

= その前に最新地震情報3月19日(M2.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、の星が震源位置

 3月19日05時49分、奄美大島近海でM3.5、深さ30km、震度1

 3月19日10時45分、熊本中央でM2.6、深さ10km、震度1

 3月19日11時18分、種子島近海でM3.1、深さはごく浅く、震度1

 3月19日23時35分、新島・神津島近海でM3.7、深さ10km、震度3。

 

 

今日の地震解説: 南海トラフ巨大地震で発生する津波災害・要チェック学びの旅は高知から!

 本日より津波災害・要チェック学びの旅を初め、多くを学んで行きたいと考えています。 最初は高知県から開始致します。 よろしくお願い致します。

 気象庁さんのサイト [気象庁|南海トラフ地震について | 南海トラフ地震発生で想定される震度や津波の高さ] より、南海トラフ巨大地震津波の図です。
駿河湾~愛知県東部沖」と「三重県南部沖~徳島県沖」に「大すべり域+超大すべり域」を2箇所設定した場合の津波で、かつ満潮時、と最悪状態の場合です。 南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)(中央防災会議, 2013) 

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* 国土交通省さんの [わがまちハザードマップ | 国土交通省] にて、津波ハザードマップを選択すると:

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が表示されます。 青色がインターネットで状況を公開している地方自治体さんで、ほとんどすべてが公開されています。 そこで、四国を選択しますと:

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ここで、高知県を選択しますと:

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今回は室戸市高知市を選んで学びます。

 室戸市: はじめに、として説明があります。

 室戸市津波防災マップは、市民の皆様に津波からの安全な避難を考え、備えていただくために必要な情報を記載したものです。

 南海トラフ巨大地震による揺れと津波の対策を具体的に進めるためには、対象となる地震津波がどの程度のものなのか、具体的なイメージを持つ必要があります。

 このマップは、高知県が平成24 年12 月に公表した現時点で最大クラスと思われる地震津波の想定に基づいて作成しています。

 最大クラスの地震津波の発生確率は極めて低いものの、こうしたことも起こり得るということを念頭に置いておく必要があります。ただ、地震津波はこの想定どおりに起こるとは限りません。また、いつ起こるのかについても現在の科学をもってしても正確には分かりません。想定はあくまで可能性の一つであることを認識していただく必要があります。

 いたずらに怖がることなく、かといって油断することもなく、地震津波の特性を正しく理解をし、きちんと備えをしていただきたいと思います。

 このマップを使って、わが家の津波緊急避難場所避難経路避難にかかる時間などをあらかじめ確認しておきましょう。

津波到達時間は: 北が左を指しているのに注意、右端が室戸岬

室戸岬からその東側は5分未満で到達。 5分というのはまだ揺れている状態ではなかろうか、と。

津波の高さは:

室戸岬東側では20mを越える津波が想定されています。

* 高知市: はじめの説明として、

平成24年12月に県より公表された,「【高知県版第2弾】南海トラフの巨大地震による震度分布・津波浸水予測」を基に,高知市において発生するおそれがある揺れの大きさや,津波による浸水深・範囲を示した,「高知市地震津波ハザードマップ」を作成いたしました。 地域やご家庭において,日ごろからの備えにお役立て下さい。

とあり、 凡例をアップしますと:

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30cmの津波浸水を重要視しており、部分拡大すると:

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30cmに達するまでの時間が示されています。 例えば、高知新港では5〜10分としています。

 確かに30cmの津波浸水で歩行困難、自動車走行不可、といった状況になるものと思われ、30cmを閾値しきい値・スレッシュホールド)に捉えています。 私は、この30cmというのは全く気が付いておりませんでした

 どちらの市も、そして高知県では恐らくすべての市で、避難場所や避難塔が詳しく記載されており、逃げる訓練が可能になっているものと思われます。 どちらの市も、非常に特徴のあるハザードマップを公開しており、学ぶ所が多いです。

皆様におかれましては、是非ご自分のお住いになっている地方自治体さんの箇所をアクセス、詳細をご確認頂きたい、と思います。

次回は岡山に移動し、学びの旅を続けたいと考えております。 連日ではなく隔日を予定しています。 よろしくお願い致します。

 

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。

 

= 以下、2019-03-18迄データ1年分による地震の予測マップ =

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4。

南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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根室沖はM7.8〜8.5の発生確率が80%と予想、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の発生確率が90%と予想。  岩手沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部] 発生確率は2018年1月1日を基準日として30年以内の発生確率です(以下同様)。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。

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相模トラフ上は青マーク群で覆われており赤マークはありません。 これは関東大地震関東大震災の再来について注意レベルであり危険レベルではない事を示します。

次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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相模トラフ北側の神奈川・千葉・東京・埼玉・茨城・栃木での救急マークは要注意、関東大地震関東大震災の再来でなく、M6.7〜7.3の発生確率が70%と予想(南関東直下地震)。 茨木沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部]

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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南海トラフはまだ救急マークが少なく通常の注意レベル、日向灘はM7.1前後の発生確率が70〜80%と予想されており、要注意。[海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4。

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は上昇、2019年は減少に転じています [2019-02 ここ26年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。

 2019年がどうなるか?、もうしばらく見守る必要があります。

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う:3月度その2:太陽黒点数とSP500の推移 - なぜ地球磁極は逆転するのか?]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室