2019-09-04 地震の予測マップ 5日の地震列島は和歌山沖でM4.2, 宮崎でM3.2! 検証:2018年9月6日発生の胆振地震M6.7は予測できていたか! 本日の予測マップは?
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・ 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています
・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です
ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:
・ 9月05日の月齢は05.2日 東進Dayです
・ 9月06日の月齢は06.2日 東進Dayです
千島海溝、日本海溝、南海トラフでM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:
・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します
・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します
相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます
陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません
= 最新地震情報9月5日(M3.0以上かつ震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上★が震源位置
★ 9月5日04時47分、宮崎南部平野部でM3.2、深さ60km、震度1
★ 9月5日09時57分、和歌山南方沖でM4.2、深さ10km、震度2
* 和歌山南方沖でM4.2が発生しました、場所は南海トラフですが深さ10kmですので、ユーラシアプレート地殻内で、南海トラフのプレート境界ではありません、明日の南海トラフ評価検討会で何らかのコメントが出るものと思われます
尚、これは明日以降の救急マークとなります
= 検証:2018年9月6日発生の胆振地震M6.7は予測できていたか! =
* 本日は、昨年9月6日発生の北海道胆振地震M6.7は予測検出できていたか?についてまとめたく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い致します
* 当時の状況を先にご説明致しますと、当時、未だ救急マークは無く赤青マークだけで、胆振地震を見て救急マーク機能を思い付いた経緯があります、従いまして、胆振地震発生時には救急マークマップによる地震予測検出の機能はなかった、となります
ここで予測としては、現在の機能で、地震発生の1週間前の2018-08-31 予測マップで検出されていたか?を調べます、2018-08-31を流せるのは9月2日であり、9月2日の段階で6日の地震が予測されていたか?を調べる事になります
2018-08-31 赤青マークマップ東域です、★マークが胆振地震の震央です
胆振は赤マーク群の真ん中にあり、2018-08-31 救急マークマップ東域は、
であり、救急マークに重なる形で予測されていました、誤差は15km程度です
そして発生3日後の 2018-09-9 赤青マークマップは、
となり、一気に青マーク群に覆われました
地震発生日 2018年9月6日の月齢は25.2日の西進Dayで、千島海溝もしくは日本海溝の大規模西進破壊M6.7が赤マーク群の中で西進Dayの日に発生し、西進DayのM3.0以上地震を3日以内に多数誘発し(地震アバランシェ)青マーク群になりました、という事です
現在、この1年の地殻変動マップ北海道は(国土地理院さん:このマップは過去が取れないので)、
であり、下に「胆振地震に伴う地殻変動が見られます」とあります
発生当時、胆振地殻は西に向かう移動ベクトルを受けていて、西進破壊の後、南東方向へ向かう反動(リバウンド)ベクトルが胆振の地殻に作用し、ベクトル加算の結果、胆振の地殻は南南西に向かう移動ベクトルになっている(現在)、と考えられます
* Wiki [北海道胆振東部地震 - Wikipedia] によりますと:
北海道胆振東部地震は、2018年9月6日3時7分に、北海道胆振地方中東部を震源として発生した地震である。地震の規模はMj6.7、震源の深さは37km。最大震度は、震度階級でもっとも高い震度7で、北海道では初めて観測された。
本地震の震源がある胆振地方中東部では、2017年7月1日23時45分にも震源の深さ27kmで地震の規模がMj5.1の地震が発生しており、最大震度5弱を安平町で観測している。
としています、私は深さ37kmで北アメリカプレート地殻内で発生した地震というのが非常に不思議なのですが、Wikiでは強く言い切っています、これは少し調べないといけない、と思っています
資料:「平成30年北海道胆振東部地震の評価」に地震発生後のM3.5以上地震発生回数比較のグラフがあったので添付します、pdfです:
https://www.static.jishin.go.jp/resource/monthly/2018/20180906_iburi.pdf
M3.5以上の積算回数が横軸・日で示されており、胆振地震は左下の赤ラインで0.5日程度37回が示されています、2016年熊本地震M7.3が最多で前震と本震が含まれています、次に2004年新潟県中越地震M6.8、2008年岩手・宮城内陸地震M7.2と続きます
以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と
= 以下、2019-09-04 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です
救急マークがM5.0以上の地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります
[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています
= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:
過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震で青:死者有り、紫:最大震度6以上 以下、同様
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:
となります
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-08 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]
* 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります
* ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。
[3] 気象庁|震源データ
[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測