2019-09-06 地震の予測マップ 7日の地震列島は茨城沖,岩手沖,浦河沖でM4.X, 浦河沖,三河湾でM3.X! 解説:リヒター則をまとめる! 本日の予測マップは?
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・ 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています
・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です
ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:
・ 9月07日の月齢は07.2日 東進Dayです
・ 9月08日の月齢は08.2日 東進Dayです
千島海溝、日本海溝、南海トラフでM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:
・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します
・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します
相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます
陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません
= 最新地震情報9月7日(M3.0以上かつ震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上★が震源位置
★ 9月7日04時04分、浦河沖でM3.8、深さ70km、震度1
★ 9月7日07時56分、茨城沖でM4.1、深さ30km、震度2
★ 9月7日17時01分、岩手沖でM4.0、深さ50km、震度2
★ 9月7日18時36分、浦河沖でM4.9、深さ70km、震度3
★ 9月7日19時38分、三河湾でM3.3、深さ30km、震度1
* 7日は北海道浦河沖から茨城沖まで、太平洋側が不安定でした
* と、思いきや、三河湾でM3.3! 深さ30kmという事でプレート境界の可能性があります、これは明日以降救急マークになります
= 解説:リヒター則をまとめる! =
* 本日はリヒター則についてまとめたく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い致します
* その前に、気象庁マグニチュードMjとモーメント・マグニチュードMwですが、調べた所、気象庁マグニチュードの方が大きく出るケースが多々あり、結局、現在の仕様である「Mが二つ記載されていたら平均を取る」のままとしました
Mwは防災科研さんの [F-net 地震のメカニズム情報] を参照しました
例えば:
2019/09/05 和歌山沖: Mj4.2 Mw3.9 ⬅ 9月5日の和歌山南方沖の地震です
2018/09/06 胆振地震: Mj6.7 Mw6.6 ⬅ 北海道胆振地震です
といった具合で、どちらもMjの方が大きかった!ので、平均を取るで良し、としました
* 従いまして、先日のリヒター則 [グーテンベルグ・リヒター則 - Wikipedia] の測定結果を用いて議論を進めます
先日の2018/09/01〜2019/08/31まで1年間の北西太平洋・深さ130km未満地震におけるリヒター則グラフは:
でした、ここで、M2.X〜M4.Xまでは綺麗に直線に乗って、M5.Xから下回るので、
2014/09/01〜2019/08/31まで5年間の北西太平洋・深さ130km未満におけるリヒター則グラフを取ってみた所:
5年にしてもM5.Xの直線からのズレは変わりません
1年間の数値は: (これは胆振を含む)
Mag: 2.X :count-> 18025
Mag: 3.X :count-> 3957
Mag: 4.X :count-> 882
Mag: 5.X :count-> 132
Mag: 6.X :count-> 20
Mag: 7.X :count-> 0
5年間の数値は: (これは胆振に加え、熊本を含む)
Mag: 2.X :count-> 98093
Mag: 3.X :count-> 22351
Mag: 4.X :count-> 4569
Mag: 5.X :count-> 616
Mag: 6.X :count-> 79
Mag: 7.X :count-> 3
Mag: 8.X :count-> 0
です
* そこで、Wiki [グーテンベルグ・リヒター則 - Wikipedia] を調べると、地震回数は年間で定義されていまして、上記5年の場合は5で割った値でグラフを取らねばいけませんでしたが、まぁ、M5.Xから外れるという事に変わりはないでしょう
Wikiにあるグラフを載せると:
であって、このグラフは上X軸にマグニチュードが、Y軸に発生回数/年が対数表示されています
が、M1からM9までが綺麗に直線に乗っています、これでは私のグラフと異なります!
* そこで、Wiki [固有地震 - Wikipedia] を見ると:
地震は地殻内でランダムに発生する(これがリヒター則 by 私)という考え方に対して、固有地震のように一定の時間的間隔をもってほぼ同じ震源域・規模の地震が発生するという学説を固有地震説と呼ぶ。
現在地震学では一般的に、マグニチュード6 - 7を超えるような大地震においては、そのほとんどが固有地震であると考えられている。
という事で、M6以上の地震は固有地震の周期に従って地震は発生し、リヒター則の言う所の一本直線にはM5.Xから乗らない、少なくとも北西太平洋では、を結論とし、リヒター則はクローズ致したく
と言いつつ、最後に蛇足考察を付け加えさせて頂きますと:
・ 本測定でM5.Xから外れるのは測定期間が短いからである、100年くらい必要?
・ 本測定でM5.Xから外れるのは測定領域が狭いからである、太平洋全域が必要?
・ 本測定でM5.Xから外れる原因は上記両方である、太平洋全域で100年くらい必要?
・ リヒター則はMを大きくしてゆくと、どこかで直線から外れ、観測史上最大級の地震M9.Xを最後に、M10.Xでは確率ゼロとなる、北西太平洋ではM4.Xまで直線に乗りM5.Xから外れる、これは北西太平洋地震の特徴なのである
のいずれか?です
以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と
= 以下、2019-09-06 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です
救急マークがM5.0以上の地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります
[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています
= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:
過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震で青:死者有り、紫:最大震度6以上 以下、同様
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:
となります
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-08 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]
* 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります
* ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。
[3] 気象庁|震源データ
[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測