2018-09-26 地震の予測マップ
「...黒点数の推移」は、こちらの別ブログへ: [なぜ地球磁場は逆転するのか?]
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=== 始めに & 最新地震情報 ===
= 始めに =
赤マークは東進、青マークは西進圧力を示す圧力方向表示です。
四角いピンクはM6.0以上の地震を予測する注意ポイントで9kmマップにあります。
予測はピンポイントで、ピンの半径は約10kmに調整してあります。
以下、2018年9月26日までのデータ1年分による解析&予測です。 [1] 、[2]
この予測は9月29日まで有効です。
= その前に最新地震情報9月27日です =
Yahooさん [3] より掲載(元データは [気象庁] さん): 震源位置を緑の四角で表示。 赤青圧力マークの無い所に出た緑は、圧力歪が蓄積されていない領域で、直ちに大地震(M6.0以上)に連動する事はありません。
* 9月27日2時1分、新潟中越でM2.7。 [nigata] 深さ10km、震度2。
* 9月27日3時43分、熊本中央でM3.0。 [kuma] 深さ10km、震度2。
* 9月27日6時14分、胆振でM3.4。 [iburi] 深さ40km、震度2。
* 9月27日7時54分、長野北部でM2.3。 [nagano] 深さごく浅く、震度2。
=== ピッチ45kmマップと地殻変動マップです ===
圧力表示・45kmマップです。
・ 南西諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M6.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。
次が地殻変動マップです。 国土地理院さん [最新の地殻変動情報] データ・9月8日まで1年間の変動(©国土地理院)です。 リバウンドは牡鹿半島で南東に年約5センチです。
・ 東北北部は東西に逆方向の力が働いています。 より小さいですが北関東も同じです。
・ 若狭湾から紀伊半島にかけて、地表は青の西進ベクトル、地下は赤の東進圧力(9kmマップ参照)で、地殻上下で逆方向の力が働いています。
・ 九州は中央から南に変位しています(鹿児島で年5ミリ程度の南方変位)。
・ 地殻変動だけで大地震は起きません。 あくまでもポイント予測の場所に注意です。
=== ピッチ9kmマップとポイント予測です ===
圧力表示・9kmマップ東域です。 凡例は:[凡例]
次がポイント予測・東域 M6.0以上の発生ポイント予測です。
ピンクの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
圧力表示・9kmマップ中域です。 凡例は:[凡例]
次がポイント予測・中域 M6.0以上の発生ポイント予測です。
ピンクの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
ポイント予測は陸地と海底どちらも予測しています。 ここで陸地の場合、M6.0以上が発生しない領域が逆に以下の如く県境を境界にして抽出出来ます。
陸地直下型M6.0以上が起きないと思われる場所(境界は除く)です。
・ 北海道中央(東域ポイント予測図参照、境界は曖昧)
・ 山形・宮城・福島・群馬・埼玉・東京
・ 福井、奈良
・ 岡山・香川・高知、長崎、大分(西域ポイント予測図参照)
圧力表示・9kmマップ西域です。 凡例は: [凡例]
南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。
現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。
次がポイント予測・西域 M6.0以上の発生ポイント予測です。
ピンクの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
=== 放出エネルギーの推移です ===
1994年1月〜2018年8月迄・25年間の地震放出エネルギー推移
一番左は1994年。 一番右が2018年で25年目に当りますが、現時点では、2017年9月1日〜2018年8月31日の一年間・放出エネルギーです。
=== まとめです ===
ラス前のM6.5以上は2016年の鳥取(M6.6)で、ラストは2016年の福島沖(M7.4)です。
本年9月の胆振地震は [北海道胆振東部地震 - Wikipedia] によればM6.6(防災科研さんのデータではM6.2)。 また8月には硫黄島付近でかなりのM6.Xが発生しています。
2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが、2018年は確実に上昇するでしょう。 今後、海底で起きる津波を伴う海底海溝型地震と、被害が甚大となる陸地の浅い所で発生する陸地直下型地震に警戒が必要です。
ピンクのポイント予測は、これら海底海溝型と陸地直下型をピンポイントで予測しています。
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。 明日も報告致します。 よろしくお願い致します。
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]
・ 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]
=== 以上です ===
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [1] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[2] 気象庁|震源データ
[5] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測