地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-08-27 地震の予測マップ 28日の地震列島は茨城でM3.4! 解説:摩訶不思議な本予測マップの仕様2点を明かすと! 本日の地震予測マップは?

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 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています

 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です

 

 

ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 8月28日の月齢は26.5日 西進Dayです

・ 8月29日の月齢は27.5日 西進Dayです

千島海溝、日本海溝南海トラフM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます

陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません

 

= 最新地震情報月28日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 8月27日23時58分、石川能登でM3.8、深さ10km、震度3

 8月28日17時35分、茨城北部でM3.4、深さ10km、震度1

 

 27日石川能登での地震は昨日の積み残しです

 28日は茨城北部のM3.4のみでした

 

 

= 解説:摩訶不思議な本予測マップの仕様2点を明かすと! = 

 という訳で、本日は地震の予測マップにおける摩訶不思議な仕様2点をご紹介申し上げ、本システムご理解の一助にして頂ければと思い、お付き合い賜れますよう、よろしくお願い申し上げます

 

 第1点:M3.0以上の地震について、予測に関して処理内容に差がない

地震があると、地震特性を発生地点から±230km四方に伝搬させます

地震特性とは、その日の月齢です

この±230km四方という伝搬範囲が、地震の大きさMに依存しません

M3.0でもM7.0でも同じ±230kmで、単に月齢何日の地震があったか?だけ伝搬です

常識的にはMの大きな地震ほど遠方まで影響を与えますが、伝搬範囲は同じに設定

これは、例えばM7.0が起きたとして、それが周囲なり遠方でM3.0を誘発したら、各々独立に±230km四方に伝搬させれば良い、二重カウントする必要は無い、という理由からです

±230km四方とは直径で460kmであり、東京〜大阪に相当し、かなりの範囲です、過去事例による実験から決定した数字です

この仕様は不思議に思えますが、現在の所、うまく働いているように見えます

この予測システムの主役はM3.Xです、本日の1年間の地震のM構成ですが:

M3.X: count-> 3955  79.3%
M4.X: count-> 880    17.7%
M5.X: count-> 132    0.026%
M6.X: count-> 19      0.0038%
M7.X: count-> 0
M8.X: count-> 0

であり、M3.Xの79%、M3.XとM4.Xの97%、にて、地震がホトンド予測されます

・ 予測される、という意味は、M3.0以上のいかなる地震も、その中心から半径約20km以内に次の1年以内に起こり得るM5.0以上を予測している、という意味で、このM3.0以上はマーク下にあった時に表面に現れる、という手順になります

・ 別の見方をすれば、マークの現れていない、東進圧力と西進圧力がバランスが取れている領域ではM5.0以上の地震は発生しない、という予測をしているのです

・ このマークを発生させるかどうか?の制御を感度調整と称しています、現在かなり感度を上げていますが、まだ上げられる状況ではあります

・ そして、あらゆる地震は1年経つと忘れ去られます、どんな大きな地震であっても、それが周囲に誘発した次の地震に継承されて、忘れ去られます

 

 第2点:地震の影響が及ぶのは±230km四方である

±230km四方という仕様がオカシイ、本来半径230kmの円、とすべき所でしょう

しかしながら、プログラミングを簡単に、と、処理時間を高速に、からまずは正方形で進めよう、という事で正方形のまま、ここまで来ました

これを修正するタイミングというのが難しくて、感度調整をしている間はダメです、充分安定してからでないと

充分安定とは何か?と言うと、1年間は感度調整をしなくてM5.0以上の地震が救急マーク隣接領域以内で予測される状態、と言えるでしょう

場合によってはM5.0をM5.5に引き上げて、スペック・ダウンさせて安定化させるのも手か?などと考えています

そうして、安定化したのであれば、もう正方形のままでイイんじゃないか?などとも考えたりしています

 

 本予測マップ・ブログは2017年12月から予測マップをアップしています、救急マーク機能を追加したのが2018年12月で、今後1年間の安定化確認を考えると最低でも2020年8月までが検証期間という事になります

ザックリ言って、2020年末までには充分安定化させたい、と考えています

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

 

 

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-08-27 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークがM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:

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過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震青:死者有り紫:最大震度6以上 以下、同様

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:

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東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:

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となります

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も7月現在増加しています [2019-07 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室