2018-03-23 地震の予測マップ (山形・福島・栃木・茨木・千葉・東京・神奈川、を除く日本全国が注意対象)
これは西暦400年頃からのM7.0以上を網羅した、極めて重要な資料です。 [過去巨大地震マップ] Wikipediaさんの源記述はこちら。 [地震の年表 (日本) - Wikipedia] このデータはpng形式でアップされていて、部分拡大しても残念ながらボケてしまうのです(トライしましたが、やはりダメでした)。 元データ(恐らくsvg)から部分拡大したマップ図を別途作る必要があります。
色々と考えたのですが、Wikipediaの出筆者さんに部分拡大したマップも掲載して頂ける様、お願いしようと思っています。 全体像は今のマップであって、それに列島の東域・中域・西域の3域を追加して頂けないでしょうか、というお願いになります。
現在、2018年は安定していますが、不安定になるとマークが増えます。 実際、3.11直後では列島全体がすべてマークで覆われました。 列島全体、何時、何処でM6.5以上が起きてもおかしくない状況でした。 そのような時には、過去巨大地震があった場所を注意するしか、対応すべき手がありません。 それには、もう少し、拡大したマップが欲しいのです。 今、安定している時に準備を進めておきたいのです。
この過去巨大地震マップは、どう見てもプロが書いています。 素人にこの内容が書けるとは思えません。 ですから「拡大図が欲しい」というニーズは分かって頂けるのではないか、と考えています。 が、果して、出筆者の方へ上手くコンタクト出来るかどうか、分りません。 まずは、wikipediaへのログイン(登録)から始めてみます。 結果はご報告します。 以上です。
=== 始めに & 最新地震情報です ===
= 始めに =
赤マーク(東進)・青マーク(西進)の圧力ポイントを識別する地震予測です。
赤マーク(東進)・青マーク(西進)どちらも危ないです。
マグネチュード M6.5以上の地震を予測します。
以下、2018年3月23日まで、一年間の統計解析マップです。 [1] 、[2]
赤青マークはM6.5以上の地震を起こす可能性のある注意ポイントを示しています。 あくまでも可能性で注意喚起が目的です。 M6.5以上は年に一度起こすか起こさないか、の頻度です。 しかし巨大地震・過去17事例において、M6.5以上はすべてマークの在る場所またはその境界で起きています。
・ 45kmマップ は、ピッチ45km測定で、北海道から沖縄・小笠原までの全体像です。
・ 9kmマップ は、ピッチ9km測定で、列島と日本海溝・相模・南海トラフを表示します。
・ 3kmマップ は、ピッチ3km測定で、陸地直下型の注意ポイントを示します。
・ 放出エネルギーと黒点数 は、地震と太陽黒点数の関係を追います。
・ まとめ は、現時点のまとめで、次に起きるであろうM6.5以上に言及します。
Wikipediaさん提示の過去地震 [3] は、[過去巨大地震マップ] に拡大してあります。
赤青マーク領域と過去巨大地震が重なっているポイントは、特に、要注意です。
・ 45kmマップに、コメントがあります。
・ 9kmマップ東域・西域に、コメントがあります。
= 最新地震情報3月24日です =
Yahooさん [4] より掲載: 陸地M2.5以上、海底M3.0以上を挙げています。 特別な場合を除き、震度1はコメントを付けていません。 震源位置を各マップに緑の四角で表示。 震源位置に赤青マークがあれば、続いておきる地震に注意です。
・ 3月24日2時22分頃、岩手沖でM3.7がありました。 [iwate0222] 震度2でした。 マークの出ている場所です。
・ 3月24日4時27分頃、秋田北部(陸地)でM3.2がありました。 [akita0427] 深さ10kmと浅く、震度2でした。 マークが出ている場所で、陸地直下型であり、今後注意が必要です。
・ 3月24日12時34分頃、福島沖でM4.0がありました。 [fukushima1234]
・ 3月24日13時51分頃、熊本西部(陸地)でM2.4がありました。 [kuma1351] M2.4ですが、同じ場所で本日M1.8もありましたので挙げます。 震度1でした。
=== 45kmマップです ===
過去地震は: [過去巨大地震マップ]
赤マークは東に向かう圧力、青マークは西に向かう圧力がある地点です。
白い飛行機マークは、30日以内に発生したM5.5以上地震です。
オレンジ色飛行機マークは、31日以前かつ一年以内のM5.5以上地震です。
飛行機マーク周囲にマークがあれば続いて起きる地震に注意です。 周囲にマークがなければ、エネルギーは解放され小康状態に入っています。
この凡例は、各45km・9km・3kmマップ、すべて共通です。
コメント:
・ 3月1日にM5.7が西表島で発生して以来、地震が多発している与那国〜西表近海は、M7.0以上の巨大地震が過去多数あった場所で、注意が必要です。
=== 9kmマップです ===
9kmマップ東域です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]
コメント:
・ 青森・秋田・岩手にかけて、大量の赤マークが出ていて、注意です。 特に、オレンジ色の飛行機群が出ている青森東方沖(北海道南方沖)です。
9kmマップ中域です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]
9kmマップ西域です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]
コメント:
・ 琵琶湖東方に赤青境界ラインが、日本海から伊勢湾を経由し静岡沖まで迂回しながら南北に走っており、これが気になります。 この境界ライン近傍で過去巨大地震が発生した箇所は、要注意です。
・ 現在、九州はほとんどがマークで覆われています。 これは3月17日からです。 一方、霧島連山・新焼岳の噴火は3月15日が最後です。 16日以降、新焼岳からのエネルギー解放が停止し、地震の歪エネルギーが蓄積されているような気がしてなりません、憶測ですが。 3月15日が最後の噴火である事を示す記事は、こちら:
霧島連山・新燃岳では23日15時までに火山性地震を7回観測!爆発的な噴火は15日を最後に爆発的な噴火はなし! - 天気のあれこれ♪
=== 3kmマップです ===
3kmマップ北海道です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]
3kmマップ東北です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]
3kmマップ甲信越&北陸&関東&東海です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]
内側の四角が大正(1923年)、外側が元禄・(1703年)関東大震災震源域。 [5]
3kmマップ北陸&東海&近畿&中国&四国です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]
3kmマップ中国&四国&九州です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]
=== 放出エネルギーと黒点数の推移です ===
1994年1月〜2018年2月迄・25年間の地震放出エネルギー推移
一番左は1994年。 一番右が2018年で25年目に当りますが、現時点では、2017年3月1日〜2018年2月28日の一年間・放出エネルギーです。 本年末には2018年そのものになります。 2018年1月の青森東方沖のM6.1と、2月の台湾東方のM6.1が2回と、2月の福島沖のM6.0が効いて、放出エネルギーは上昇に転じています。
新規な太陽サイクル開始後、放出エネルギーは減少し、それから増加に転じているように見えます(図中の”Cyc23開始”、”Cyc24開始”を参照)。 そこで、次に示す黒点数推移を追っています。 尚、現在は太陽サイクル24の最終期です。
2014年3月〜2018年2月迄・48ヶ月間の太陽黒点数推移
三鷹太陽地上観測さん測定の月平均黒点数・48ヶ月(4年分)を表示(©国立天文台)。 [6]
一番右が2018年2月で手前が1月。 2月の黒点数は上昇に転じましたが、これから振動すると思われます。 現在、太陽サイクルは24で、今後1〜2年の内に新しいサイクル25が始まります。 ですが、現時点でサイクル25が始まるには、まだ早すぎると思います。
=== まとめです ===
ラス前のM6.5以上は2016年10月21日の鳥取県中部地震(M6.6)で、ラストは2016年11月22日の福島県沖(M7.4、東北地方太平洋沖地震の余震)でした。 その後、M6.5以上は、起きていません。 2017年の一年、放出エネルギーは過去最低でした。 しかし2018年1月には、青森東方沖でM6.1が起きました。 2月には台湾東部でM6.1が2回あり、福島沖ではM6.0がありました。 ここ1〜2年の内に放出エネルギーは上昇に転じ、M6.5以上クラスが来るものと思われます。
私は、放出エネルギーが本格的な上昇に転ずる前に新しい太陽サイクル25が始まるだろう、と予測しており、黒点数の推移を追っています。
明日も報告致します。 (よろしくお願い致します)
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]
・ 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]
=== 以上です ===
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [1] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[2] 気象庁|震源データ
[5] 関東地震 - Wikipedia