2020-06-16 地震の予測マップとヒストグラム 17日の地震列島は、岐阜美濃中西部でM4.2, 震度4! 解説:1891岐阜能美地震は、観測史上最大の直下型地震M8.0!
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⚫ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です
各領域の時系列データは排他的にして重複を排除しており、西域が南海トラフ監視領域を100%包含するので最も優先度が高く、順に以下の如くです
⚫ 西域_時系列:西域そのものであり、フィリピン海プレートの影響直接
⚫ 中域_時系列:中域から西域を除き、日本海溝から太平洋プレートの影響直接
⚫ 東域_時系列:東域から中域を除き、千島海溝から太平洋プレートの影響直接
= 最新地震情報6月17日(M3.0以上かつ震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上黒枠緑印 ⚫ が震源位置
⚫ 17日12時43分、岐阜飛騨でM3.1、深さ10km、震度1 西域_時系列
⚫ 17日12時43分、岐阜美濃中西部でM4.2、深さ10km、震度4 西域_時系列
* 17日は、岐阜美濃中西部でM4.2、深さ10km、震度4、と心配な場所で地震が発生しました、深さ10kmとは言え、M4.2で震度4は大き過ぎる揺れです、地盤の問題でしょうか? 今後警戒が必要です
解説:1891岐阜能美地震は、観測史上最大の直下型地震M8.0!
* 17日、岐阜美濃中西部でM4.2、深さ10km、震度4、が発生しました
ここは、1891年にM8.0という観測史上最大の直下型地震「濃尾地震(のうびじしん)」が発生した場所に近く、それを簡単にまとめますと [濃尾地震 - Wikipedia]:
現・岐阜県本巣市で1891年10月28日発生、M8.0(諸説あるがUSGSのデータで)、震度7
発生場所は、N35.58°、E136.33°
本日17日発生ヶ所は、N35.3°、E136.5° で、Google Earthで調べると、17日発生ヶ所の北方約56kmの所で発震している
前震として、3日前の10月25日にM6.0が発生
断層の活動域は福井県境(福井県野尻)付近から岐阜県を経て愛知県境にまで及び、北北西―南南東方向に総延長約76kmの断層が出現
濃尾地震発生当時の根尾谷断層 By Koto, Bunjiro 1893(発生2年後)
濃尾地震を引き起こした根尾谷断層 写真中央を斜めに走る段差が根尾谷断層 By Tomomarusan(2007年)
岐阜県本巣市にある根尾谷断層。写真中央を斜めに走る段差が根尾谷断層である。小藤文次郎(1893)による地震発生直後の写真と比較すべし。
とあるので、同じ場所だろうか?(背景の山の形は異なりますが、、、)
死者:7,273名
全壊家屋:142,177棟
震央近くでは、揺れにより山の木が全て崩れ落ち、はげ山になったなどと伝えられる。また岐阜市と周辺では火災が発生し被害を大きくした。
と、大惨事となりましました
数日前から「動物の異常行動」や本震の数時間前から、「鳴動音」「地鳴り」があったことが報告されている。
陸地直下型では、1995兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)でも前兆現象の報告があります、熊本地震も調べましたが、熊本の場合は前震で2日前にM6.5震度7が発生しており(本震はM7.3震度7)この前震に関する報告が多く、前震の前兆現象に関する報告はWikiを含めて見当たりませんでした、大阪北部、胆振でもWikiのレベルで前兆現象に関する報告はありませんでした、陸地直下巨大地震では必ず有る、という訳でもない?
地震学者の大森房吉は、この地震の余震を研究し、本震からの経過時間に伴う余震の回数の減少を表す大森公式を発表している。地震から100年以上経てもなお、余震が続いている。
怖いですね
この地震は、内陸型地震としては特別に大きな規模の地震ではなく、同程度(長さ50km程度)の規模の断層は日本各地に見られる。
本当に怖いです、単に1891年が観測可能な年になっていた、という事ですか!
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と
= 2020-06-16 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ&発震間隔ヒストグラム =
赤マークは東進Daysの発震で東進圧力、青マークは西進Daysの発震で西進圧力
東進Daysとは新月から満月前日まで、西進Daysとは満月から新月前日までの日々
白枠オレンジがM5.0以上の地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります
[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています
= 地震の予測マップピッチ36kmマップとM6.0以上地震分析 =
東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです
ピンクの小さな●マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
M6.0以上地震発生の分析:
● 過去4年間の東中西_全域データによるM6.0以上の発震確率と発震間隔ヒストグラムです
68%を含む確率は93%で、それは2020.7.29まで続きます
● 以下のグラフは南海トラフ_監視域について、M4.8以上・500km未満・各日365日の総和を取ったグラフです、総和を取ると周期性が現れますが、周期は総和期間を変えると変化しますので、これはあくまでも参考グラフです、そこにM6.0以上発震を東/中/西でE/M/Wマークしてみると、こうなりますというグラフです(E/M/WマークはM6.0以上の監視域内発震では無く、グラフはM4.8以上の監視域内発震である事に御注意下さい!)
● 木星衝合期間内と西域_時系列内M6.0以上発震との相関を4年に渡ってしらべたグラフです、国立天文台の暦計算室さんのサイト [天象 - 国立天文台暦計算室] より衝合日付を決定しています:
現在は、以下に示す衝の期間内に入っています
[:"2020/05/26", :NA, :衝の前半部_49] ⬅ 衝の前半49日間で、開始日
[:"2020/07/14", :"16:58", :衝の日] ⬅ 衝の日(16:58は、日本標準時表示)
[:"2020/09/01", :NA, :衝の後半部_49] ⬅ 衝の後半49日間で、終了日
木星衝合の説明は一番下にあります
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測マップと満月新月地震グラフと発震間隔ヒストグラム =
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・東域 白枠オレンジ がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
根室沖M7.8〜8.5の確率80%程度 [北海道地方の地震活動の特徴 | 地震本部] 2020年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様
⚫ 満月新月地震グラフ東域:この1年の東域_時系列データM5.0以上です
⚫ 東域_時系列におけるM5.0以上の発震間隔ヒストグラムと発震確率です
68%を含む確率は75%で、それは2020.7.10まで続きます
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・中域 白枠オレンジ がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90%程度以上 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%程度、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%程度、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%程度 [東北地方の地震活動の特徴 | 地震本部]
⚫ 満月新月地震グラフ中域、この1年の中域_時系列データM5.0以上です
⚫ 中域_時系列におけるM5.0以上の発震間隔ヒストグラムと発震確率です
68%を含む確率は81%で、それは2020.7.3まで続きます
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・西域 白枠オレンジ がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%程度、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70%程度、南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [関東地方の地震活動の特徴 | 地震本部] と[九州・沖縄地方の地震活動の特徴 | 地震本部]
ピンクの小さな●マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
⚫ 満月新月地震グラフ西域、この1年の西域_時系列データM4.8以上です
⚫ 西域_時系列におけるM4.8以上の発震間隔ヒストグラムと発震確率です
68%を含む確率は83%で、それは2020.6.30まで続きます
● 南関東_監視域における4年間M5.0以上の発震間隔ヒストグラムと発震確率です
南関東は、地震本部さん2020/01/01資料で、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70%、と予測されている領域です
68%を含む確率は69%で、それは2020.7.31まで続きます
木星の衝合の説明:
木星の衝と合とは、国立天文台さん [暦Wiki/惑星/合と衝 - 国立天文台暦計算室] より、衝は外惑星についてのみ起こる現象で、太陽・地球・外惑星がその順に直線に並ぶ状態です
木星は約12年で太陽を公転しており、地球は1年で公転、衝は約1年に1回出現、正反対の合も約1年に1回出現、衝と合をあわせて2回/約1年出現で、衝の地球と木星の距離は約5.0au、合では約7.0au(auは太陽と地球の距離)となります
国立天文台の暦計算室さんのサイト [天象 - 国立天文台暦計算室] から木星の衝合日付を求め、48日/49日/50日の前半部と後半部を足した期間(約100日)内に西域_時系列内でM6.0以上発震があったかどうか?を調べています
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も増加で、2020年は5月末時点では増加傾向にあります
[2020-05 地震の予測マップ ここ27年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を測定する! - 地震の予測マップとヒストグラム]
* ここで白枠オレンジは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています
* 発震予測ではヒストグラムを用いて、将来の発震を%予測しています
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。
[3] 気象庁|震源データ
[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測