地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-10-14 地震の予測マップ 15日の地震列島は択捉島付近でM5.3, 宮古島近海でM4.4, 島根,和歌山,上川,三重でM3.X! 解説:時系列地震予測グラフの感度をアップさせました! 本日の予測マップは?

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・ 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています

・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です

 

[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] 、[月の地心座標 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 10月15日は月齢15.9日 西進Day、月距離 40.0690万km

・ 10月16日は月齢16.9日 西進Day、月距離 39.8057万km

・ 10月17日は月齢17.9日 西進Day、月距離 39.5026万kmで右肩下がりのライン上

東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで

月距離とは地球から月までの距離、約35〜40万kmの間を振動しています

 

経験上、千島海溝、日本海溝、でM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

 

 

= 最新地震情報10月14日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 10月15日03時48分、島根西部でM3.1、深さ10km、震度1

 10月15日08時15分、択捉島付近でM5.3、深さ110km、震度2

 10月15日13時07分、和歌山北部でM3.0、深さ50km、震度1

 10月15日15時57分、上川北部でM3.1、深さ10km、震度3

 10月15日19時01分、宮古島近海でM4.4、深さ50km、震度1

 10月15日20時29分、三重中部でM3.0、深さ10km、震度2

 

 何と、択捉島付近のM5.3は東域に入っていました! グラフに現れるのは明日以降です、地震発生情報後での本日記事のアップですから、後出しジャンケンだろう?と言われても全く弁解する氣はありませんが、このままでは「見逃す」から、感度アップが必要、とした昨日の記事が正しかった事は事実です

何と言うか、こうもギリギリのブログ・ライフをしているとスリル満点ですね!

 

 

解説: 時系列地震予測グラフの感度をアップさせました!

 時系列地震予測グラフARIMAモデルにおけるM5.0以上の「見逃し」を防ぐ為、感度をアップさせて走行し直しましたので、ご報告致したく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い申し上げます

 

 感度は、

東域M5.0以上➡M4.8以上、中域M5.0以上➡M4.8以上、西域M4.5以上➡M4.3以上

に修正しました

先日2019-10-13のデータに対し、時系列地震予測グラフを取り直し、本日の結果にアタッチしています(先日の結果はそのまま残してあります)、この結果、2019-10-13のデータにおける発生地震数は、東域で38中域で50西域で34、となりました

一方、月距離地震グラフは本日2019-10-14から、下方修正したMにて走行させています、月距離地震グラフは毎日走行です、時系列地震予測グラフは新月の前日または満月の前日のタイミングで走行です

 

* 下方修正したMに対する2019-10-13時系列地震予測グラフのミニ解説は、

ミニ解説・東域

Forecast east M>=4.8: next period 24th-> 1.4, next of the next 25th-> 1.3
    24th-> 2019/10/14 to 2019/10/28, 25th-> 2019/10/29 to 2019/11/12

東域では10月14日〜10月28日迄の間にM4.8以上が1回、10月29日から11月12日の間でも1回発生するだろう、と予測しています

ミニ解説・中域

Forecast midl M>=4.8: next period 24th-> 1.8, next of the next 25th-> 1.8
    24th-> 2019/10/14 to 2019/10/28, 25th-> 2019/10/29 to 2019/11/12

中域では10月14日〜10月28日迄の間にM4.8以上が1回、10月29日〜11月12日迄の間でも1回発生するだろう、と予測しています

ミニ解説・西域

Forecast west M>=4.3: next period 24th-> 1.3, next of the next 25th-> 1.3
     24th-> 2019/10/14 to 2019/10/28, 25th-> 2019/10/29 to 2019/11/12

西域では10月14日から10月28日の間でM4.3以上が1回、10月29日から11月12日の間でも1回発生するだろう、と予測しています

と、東域と中域でM4.8以上、西域でM4.3以上が24期と25期で発生する、という予測結果になっています、ひとまずこれで進めます

 

 ARIMAモデルの限界についての考察ですが、エネルギーを内部に溜め込んでいる状態を持たない為に、地震が発生しないゼロ状況が続くとジリ貧になって予測結果ゼロの行進が始まり、いずれM5.0以上が来た時に「見逃す」事になります

これに対し内部状態を持つ状態空間モデルというのもあるようですが、この場合、内部状態モデルとは地震の発生メカニズムに関するモデルそのものであり、そのようなシロモノには首を突っ込まない方がヨロシイ、泥沼になります

地震とは地殻内またはプレート間の破壊現象であり、地震の大きさと発生タイミングは地球が発しているメッセージです、このメッセージを24期分受取り、もって続く2期分を予測する、ここでM5.0以上は頻度の低い地震なので、M5.0より小さく頻度の高い地震発生のタイミングを多数受け取ってM5.0以上を予測する、とする方が現実的なのです

 

 所で、月距離地震グラフでは、距離に関する境目を39.2万kmとした表を示しており、本日2019-10-14データでは、新しい東域M4.8以上、中域M4.8以上、西域M4.3以上で、

East ["36.8%", "63.2%", 38]  Days ["41.4%", "58.6%", 365]
Midl ["32.0%", "68.0%", 50]  Days ["41.4%", "58.6%", 365]
West ["26.5%", "73.5%", 34] Days ["41.4%", "58.6%", 365] となっていて、

何故39.2万kmとしたか?というと、これは単にPythonグラフに39.2の所にラインが出ていたからで、39.2万kmですと凸部と凹部のDays比率は約41% vs 59%でかなりアンバランスです

これを、境目を38.7万kmとしますと、

East ["39.5%", "60.5%", 38]  Days ["49.3%", "50.7%", 365]
Midl ["44.0%", "56.0%", 50]  Days ["49.3%", "50.7%", 365]
West ["29.4%", "70.6%", 34] Days ["49.3%", "50.7%", 365] となり、

Daysの比率は約49% vs 51%とだいたいEvenになります

境目を38.7万kmとした上での地震発生比率を見ますと、明らかに凹部、即ち地球に近い、方に偏っている、特に西域では顕著です

現在扱っている東進Daysと西進Daysにおける発生比率は

East ["50.0%", "50.0%", 38]  Days ["51.2%", "48.8%", 365]
Midl ["52.0%", "48.0%", 50]  Days ["51.2%", "48.8%", 365]
West ["58.8%", "41.2%", 34] Days ["51.2%", "48.8%", 365] であり、

西域の東進Days発生比率が多少高いですが、全体としてはEvenで、偏りがありません

そこで東進Days、西進Daysではなく、38.7万kmを境界とした凸部、凹部のバンドルで入力を24期に分けて(これも1年24期になるハズです)続く2期分を予測した方が少なくとも周期性が検出され、予測精度が上がるのではないか?という疑問が湧いてきます

という訳で、次にこれをやってみます、適用するMはM4.8以上とM4.3以上で同じです

評価には評価プログラムを起こします:

・ 発生するを予測し、実際に発生した・・・・・・・的中P(ポジティブ的中)

・ 発生しないを予測し、実際に発生しなかった・・・的中N(ネガティブ的中)

・ 発生するを予測し、実際には発生しなかった・・・空振り

・ 発生しないを予測したが、実際には発生した・・・見逃し

を過去1年分について両者測定し、どちらが的中率が高いか?どちらが見逃し率が低いか?どちらが空振り率が低いか?を見て判断したいと考えています

暫定が外せるのは、この辺りの測定が終えて、方針が決定してからとなります

それにしても、面白い事になってきました

 

読みづらい長文、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

 

 

 

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-10-14 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークがM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測と月距離地震グラフです =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

f:id:yoshihide-sugiura:20191016010157p:plain

根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

月距離地震グラフ東域は、

39.2万km以上と未満: East ["36.8%", "63.2%", 38] Days ["41.4%", "58.6%", 365]

東進Dayと西進Day  : East ["50.0%", "50.0%", 38] Days ["51.0%", "49.0%", 365]

東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで

Daysは1年で、上が [39.2万km以上、未満] の365日の%

下のDaysも1年で、 [東進Day、西進Day] の365日の%

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暫定:時系列地震予測グラフ東域は、2019-10-13 の予測結果で、

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ミニ解説・東域

1年を東進Day西進Dayで24期,0〜23とし、24と25期を予測、予測値実数は整数化し判断

Forecast east M>=4.8: next period 24th-> 1.4, next of the next 25th-> 1.3
    24th-> 2019/10/14 to 2019/10/28, 25th-> 2019/10/29 to 2019/11/12

東域では10月14日〜10月28日迄の間にM4.8以上が1回、10月29日から11月12日の間でも1回発生するだろう、と予測しています

10月15日択捉島付近で発生したM5.3は予測されていました

次の更新は 2019-10-28 です

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

f:id:yoshihide-sugiura:20191016010304p:plain

青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

月距離地震グラフ中域は、

39.2万km以上と未満: Midl ["32.0%", "68.0%", 50] Days ["41.4%", "58.6%", 365]

東進Dayと西進Day  : Midl ["52.0%", "48.0%", 50] Days ["51.0%", "49.0%", 365]

東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで

Daysは1年で、上が [39.2万km以上、未満] の365日の%

下のDaysも1年で、 [東進Day、西進Day] の365日の%

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暫定:時系列地震予測グラフ中域は、2019-10-13 の予測結果で、

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ミニ解説・中域

1年を東進Day西進Dayで24期,0〜23とし、24と25期を予測、予測値実数は整数化し判断

Forecast midl M>=4.8: next period 24th-> 1.8, next of the next 25th-> 1.8
    24th-> 2019/10/14 to 2019/10/28, 25th-> 2019/10/29 to 2019/11/12

中域では10月14日〜10月28日迄の間にM4.8以上が1回、10月29日〜11月12日迄の間でも1回発生するだろう、と予測しています

次の更新は 2019-10-28 です

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

f:id:yoshihide-sugiura:20191016010405p:plain

南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

月距離地震グラフ西域は、

39.2万km以上と未満: West ["26.5%", "73.5%", 34] Days ["41.4%", "58.6%", 365]

東進Dayと西進Day  : West ["58.8%", "41.2%", 34]  Days ["51.0%", "49.0%", 365]

東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで

Daysは1年で、上が [39.2万km以上、未満] の365日の%

下のDaysも1年で、 [東進Day、西進Day] の365日の%

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暫定:時系列地震予測グラフ西域は、2019-10-13 の予測結果で、

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ミニ解説・西域

1年を東進Day西進Dayで24期,0〜23とし、24と25期を予測、予測値実数は整数化し判断

Forecast west M>=4.3: next period 24th-> 1.3, next of the next 25th-> 1.3
     24th-> 2019/10/14 to 2019/10/28, 25th-> 2019/10/29 to 2019/11/12

西域では10月14日から10月28日の間でM4.3以上が1回、10月29日から11月12日の間でも1回発生するだろう、と予測しています

次の更新は 2019-10-28 です

 

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-09 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室