2019-10-06 地震の予測マップ 7日の地震列島は伊予灘,浦河沖でM4.X! 解説:南海トラフ評価検討会10-07定例結果公開! 本日の予測マップは?
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・ 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています
・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です
[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] 、[月の地心座標 - 国立天文台暦計算室] より:
・ 10月7日は月齢07.9日 東進Day、月距離 39.7300万kmで39.2を超えました
・ 10月8日は月齢08.9日 東進Day、月距離 40.1047万km
・ 10月9日は月齢09.9日 東進Day、月距離 40.3710万kmで右肩上がりライン上
東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで
月距離とは地球から月までの距離、約35〜40万kmの間を振動しています
経験上、千島海溝、日本海溝、でM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:
・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します
・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します
= 最新地震情報10月7日(M3.0以上かつ震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上★が震源位置
★ 10月7日08時02分、伊予灘でM4.3、深さ50km、震度3
★ 10月7日16時25分、浦河沖でM4.0、深さ50km、震度2
* 7日は2ヶ所でM4.Xがあり、M3.Xはありませんでした、M3.Xが無かった事は別としても、確かに東進DayではM4.Xが多くなっているように思えます
解説: 南海トラフ評価検討会10-07定例結果公開!
10月7日、南海トラフ評価検討会の定例会議結果が公開されました [気象庁|南海トラフ地震に関連する情報] 、ので、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い致します、以下、全文コピーです
本日(10月7日)開催した第24回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、第402回地震防災対策強化地域判定会で評価した、南海トラフ周辺の地殻活動の調査結果は以下のとおりです。
現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。
1.地震の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。
(ゆっくりすべりに関係する現象)
プレート境界付近を震源とする深部低周波地震(微動)のうち、主なものは以下のとおりです。
(1)紀伊半島西部:9月5日から9月8日
(2)四国東部:9月12日から9月20日
2.地殻変動の観測状況
(ゆっくりすべりに関係する現象)
上記(1)、(2)の深部低周波地震(微動)とほぼ同期して、周辺に設置されている複数のひずみ計でわずかな地殻変動を観測しました。また、周辺の傾斜データでも、わずかな変化が見られています。
2018年春頃から九州北部のGNSS観測で、また、2018年秋頃から四国西部のGNSS観測及びひずみ観測で観測されている、それまでの傾向とは異なる地殻変動は、2019年6月頃から停滞しているように見えます。
(長期的な地殻変動)
GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。
3.地殻活動の評価
(ゆっくりすべりに関係する現象)
上記(1)、(2)の深部低周波地震(微動)と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。
2018年春頃からの九州北部の地殻変動及び2018年秋頃からの四国西部の地殻変動は、日向灘北部及び豊後水道周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。この長期的ゆっくりすべりは、2019年6月頃から停滞しているように見えます。
これらの深部低周波地震(微動)、短期的ゆっくりすべり、及び長期的ゆっくりすべりは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
(長期的な地殻変動)
御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向はフィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、その傾向に大きな変化はありません。上記観測結果を総合的に判断すると、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは得られておらず、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
* 10月2日静岡中部でM4.1が深さ30kmでありましたが、これは南海トラフとして報告される地震ではないのです(南海トラフ周辺に含まれない!)、この辺の判断基準がどこから来るのか私には分かりません
中央構造線直下の断層による地震は含めないようなのですが、深さ30kmと言うと、ユーラシアプレート地殻にしては少し深すぎるように私には思えるのですが
しかし、まぁ、現時点では従来と全く変わらない、という状況です
お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座います
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と
= 以下、2019-10-06 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です
救急マークがM5.0以上の地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります
[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています
= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測と月距離地震グラフです =
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様
月距離地震グラフ東域は、
39.2万km以上と未満: East ["26.1%", "73.9%", 23] Days ["39.5%", "60.5%", 365]
東進Dayと西進Day : East ["34.8%", "65.2%", 23] Days ["50.4%", "49.6%", 365]
東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで
Daysは1年で、上が [39.2万km以上、未満] の365日の%
下のDaysも1年で、 [東進Day、西進Day] の365日の%
ミニ解説: 8月末を最後に1ヶ月を超えてM5.0以上がストップしています、過去を見ると1ヶ月程度発生しなかった月はありましたが、発生の観点では直近の凹部ボトムで新月の頃に発生していました、が、既に凸部に入っており発生比率は低い状況です
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
月距離地震グラフ中域は、
39.2万km以上と未満: Midl ["22.9%", "77.1%", 35] Days ["39.5%", "60.5%", 365]
東進Dayと西進Day : Midl ["40.0%", "60.0%", 35] Days ["50.4%", "49.6%", 365]
東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで
Daysは1年で、上が [39.2万km以上、未満] の365日の%
下のDaysも1年で、 [東進Day、西進Day] の365日の%
ミニ解説: 8月末を最後に1ヶ月を超えてM5.0以上がストップしています、過去を見ると1ヶ月程度発生しなかった月はありましたが、発生の観点では直近の凹部ボトムで新月の時に発生していました、が、既に凸部に入っており発生比率は低い状況です
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
月距離地震グラフ西域は、
39.2万km以上と未満: West ["33.3%", "66.7%", 12] Days ["39.5%", "60.5%", 365]
東進Dayと西進Day : West ["41.7%", "58.3%", 12] Days ["50.4%", "49.6%", 365]
東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで
Daysは1年で、上が [39.2万km以上、未満] の365日の%
下のDaysも1年で、 [東進Day、西進Day] の365日の%
ミニ解説: 6月末を最後に3ヶ月近くM5.0以上がストップしています、過去を見ると2ヶ月程度発生しなかった月はありますが、西域の場合は地震発生数が少ないので傾向を読み取るのが困難です、なのですが、既に凸部に入っており発生比率は低い状況です
尚、10月6日発生の奄美大島沖でのM5.0ですが、奄美は西域外となります
となります
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-09 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]
* 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります
* ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。
[3] 気象庁|震源データ
[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測