2019-10-03 地震の予測マップ 4日の地震列島は宮城沖でM3.4! 解説:月距離地震グラフに離散型フーリエ変換をかけてみた! 本日の予測マップは?
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・ 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています
・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です
[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] 、[月の地心座標 - 国立天文台暦計算室] より:
・ 10月4日は月齢04.9日 東進Day、月距離 38.0849万km
・ 10月5日は月齢05.9日 東進Day、月距離 38.6964万km
・ 10月6日は月齢06.9日 東進Day、月距離 39.2546万kmで右肩上がりライン上
東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで
月距離とは地球から月までの距離、約35〜40万kmの間を振動しています
経験上、千島海溝、日本海溝、でM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:
・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します
・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します
= 最新地震情報10月4日(M3.0以上かつ震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上★が震源位置
★ 10月4日22時06分、宮城沖でM3.4、深さ50km、震度1
* 本日は宮城沖でM3.4が1件のみでした、現在は東進Dayで、東進Dayの方が地震発生比率は少ないのですが、随分と長い事M5.0以上が発生していません
尚、次の西進Dayが始まるのは10月14日となります
解説: 月距離地震グラフに離散型フーリエ変換をかけてみた!
* 月の運動と地震の発生(ここではM5.0以上とする)には、相関が見られるのではなかろうか?と思って、離散型フーリエ変換(以下、DFT)を掛けて頻度成分を比較してみましたので、しばし、お付き合い賜れますよう、よろしくお願い致します
* まず、入力となる信号データは、本日の月距離地震グラフの中域です
この地震数カウント・データについてDFTを掛けますと、
月距離カーブについてDFTを掛けますと、
となります
* 横軸のNは365で、どちらも1の所にあるピークは無視して頂いて:
上のグラフでは71の所にひとつピークがあり、これは1年間に71回発生する頻度、となります、5.1日に一回の割合です
下のグラフでは14の所に大きなピークがあり、これは1年間に14回発生する頻度、となります、26.1日に一回の割合です、月齢29.5日に近く、その基本成分が現れているものと思われます
M5.0以上が月距離と相関があれば、上のグラフでも14の所にそれなりのピークが来ないといけないのですが、まぁ、これはノイズの中に埋もれてしまっています
従いまして、頻度(これは周波数となる訳ですが)から地震発生と月距離の相関を、DFTにてこれ以上追うのは困難である、との結論です
* これは決して地震発生が月の運動と関係していない、と言う意味ではありません、巨大地震の場合、連動して発生する子地震が大量にあり、これらは月の運動ではなく応力の伝搬で発生し、これらの地震が混ざる為に白色雑音のようなスペクトルになってしまうからです
月距離から追うのではなく、月齢から追う方法もありますが、ここでは一旦DFTをクローズ致します
* 次はR言語による時系列予測の検討に入ります、たいへんお騒がせ致しました
お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と
= 以下、2019-10-03 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です
救急マークがM5.0以上の地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります
[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています
= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測と月距離地震グラフです =
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様
月距離地震グラフ東域は、
39.2万km以上と未満: East ["25.0%", "75.0%", 24] Days ["39.2%", "60.8%", 365]
東進Dayと西進Day : East ["33.3%", "66.7%", 24] Days ["49.6%", "50.4%", 365]
東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで
Daysは1年で、上が [39.2万km以上、未満] の365日の%
下のDaysも1年で、 [東進Day、西進Day] の365日の%
ミニ解説: 8月末を最後に1ヶ月を超えてM5.0以上がストップしています、過去を見ると1ヶ月程度発生しなかった月はありましたが、発生の観点では直近の凹部ボトムで新月の頃に発生しています、この1年見てみても凹部での発生が75.0%と高く、そろそろM5.0以上が発生する、と予想されます
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
月距離地震グラフ中域は、
39.2万km以上と未満: Midl ["22.9%", "77.1%", 35] Days ["39.2%", "60.8%", 365]
東進Dayと西進Day : Midl ["40.0%", "60.0%", 35] Days ["49.6%", "50.4%", 365]
東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで
Daysは1年で、上が [39.2万km以上、未満] の365日の%
下のDaysも1年で、 [東進Day、西進Day] の365日の%
ミニ解説: 8月末を最後に1ヶ月を超えてM5.0以上がストップしています、過去を見ると1ヶ月程度発生しなかった月はありましたが、発生の観点では直近の凹部ボトムで新月の時に発生しています、この1年見てみても凹部での発生が77.1%と高く、そろそろM5.0以上が発生する、と予想されます、中域は東域と被っている領域が多いのでどうしても同じような予測となります
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
月距離地震グラフ西域は、
39.2万km以上と未満: West ["33.3%", "66.7%", 12] Days ["39.2%", "60.8%", 365]
東進Dayと西進Day : West ["41.7%", "58.3%", 12] Days ["49.6%", "50.4%", 365]
東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで
Daysは1年で、上が [39.2万km以上、未満] の365日の%
下のDaysも1年で、 [東進Day、西進Day] の365日の%
ミニ解説: 6月末を最後に3ヶ月近くM5.0以上がストップしています、過去を見ると2ヶ月程度発生しなかった月はありますが、西域の場合は地震発生数が少ないので傾向を読み取るのが困難です、やはり凹部での発生比率が高く、西域において来るとすれば、今スグにでもM5.0以上が来ると思います
となります
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-09 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]
* 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります
* ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。
[3] 気象庁|震源データ
[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測