地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-09-16 地震の予測マップ 17日の地震列島は宮城沖でM3.7! 解説:M6.0以上の月距離地震グラフを取る、満月新月をマークする! 本日の予測マップは?

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・ 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています

・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です

 

ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 9月17日の月齢は17.2日 西進Dayです

・ 9月18日の月齢は18.2日 西進Dayです

千島海溝、日本海溝南海トラフでM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます

陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません

 

= 最新地震情報9月17日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 9月17日22時12分、宮城沖でM3.7、深さ40km、震度1

 

 16日は8件と多かったのですが、17日は一転して発生数1件でした

 

 

= 解説: M6.0以上の月距離地震グラフを取る、満月新月をマークする! =   

 本日はM6.0以上の条件で東域・中域・西域についてグラフを取りました、ので、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い致します

尚、1ヶ月の将来予測ですが、確率パッケージが完成してからの公開とさせて頂きたく、当面は本日までの1年間もしくは過去1年間データのグラフ化となりますので、ご了解頂けますよう、よろしくお願い致します

 

 まず、地球から月までの地心距離グラフとは?について、国立天文台さん今年2月発表のグラフ(2019年の1年分)が非常に分かりやすく、

2019年最大の満月(2019年2月) | 国立天文台(NAOJ)

https://www.nao.ac.jp/contents/astro/sky/2019/02/topics01-2-l.jpg

クレジット:国立天文台

何故このように上下に振動するのか?ですが、月は楕円軌道を周回しており、 [暦Wiki/月の公転運動/近地点方向 - 国立天文台暦計算室] さんより

https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B7EEA4CECBFEA4C1B7E7A4B12FB7EECEF0A4C8CBFEA4C1B7E7A4B1fullmoon_age4.gif クレジット:国立天文台

となります

月の地心距離は詳細が国立天文台さんから公開されており、[月の地心座標 - 国立天文台暦計算室] 、大体35万kmから40万kmの間を振動しています

尚、上記の月の地心距離グラフですが、満月・新月がマークされていて非常に見やすくイイなぁと思っていたのですが、やっとpythonでの出し方が分かりました、ので、本日から満月・新月の位置をマークしております、これ結構難しかったです

 

 以下の如く、分析&解析を進めます

月距離地震グラフにおいて、凸部では巨大地震は発生しない、という仮定を:

・ 「距離39.2万kmより凸部で、M6.0以上は発生しない

と表現します、そして、この例外を探します、そして例外の共通点が見つかれば、

・ 「但し、以下の場合はこの限りではない

との例外規定が設定できれば、あとは時間軸予測(現在は将来1ヶ月を予定)する際に、この例外規定をグラフ化して表示すればよい事になります

・ 表示の際には確率を使う事になると思っていますが、詳細は未定、です

・ 対象とする領域は、マップで表示している、東域・中域・西域、です

・ グラフを見やすくする為にカウント数MAXを2としています、列島で同日にM6.0以上が2個以上発生する事はまず無く(台湾では結構ある)、3.11だけだろう、と思っていますが、グラフが縦に長くなると39.2万kmのラインを超えたのかどうかが分かりにくくなる為です

・ 1年分を解析するとグラフは3枚出ますので、量が多くなるため、本日は代表的な2018年と2016年に絞って解説を進めます

 

 2018-01-01〜20181231 大阪北部地震(2018/06/18)と胆振地震(2018/09/06)のあった年です

・ 以下、東域です:

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01/24は青森東方沖でM6.2、39.2万km以下です

09/06の胆振M6.7も、39.2万km以下でした

11/05は国後島付近でM6.2ですが、これも39.2万km以下です

・ 以下、中域です:

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01/24は青森東方沖M6.2で、39.2万km以下です、同じ地震が被って出る事があります

06/18大阪北部地震M6.1も、明らかに39.2万km以下です

07/07は千葉東方沖M6.0で、39.2万km以下です

・ 以下、西域です:

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04/09島根西部でM6.1、これは凸部中央を貫いています、これは例外です

06/18大阪北部地震M6.1で、これは39.2万km以下で、被っています

39.2万km以上の凸部日数比較は:top_days: 139, other_days: 226, ratio: 38%

 

 2016-01-01〜20161231 熊本地震(2016/04/14〜16)と鳥取中部地震(2016/10/21)のあった年です

・ 以下、東域です:

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どれも問題ありません

・ 以下、中域です:

f:id:yoshihide-sugiura:20190917161651p:plain

ここからは具体的な距離数字を出して論じます

04/01は三重南東沖のM6.1で、距離38.6866万kmでギリギリセーフ、でしょう

08/20は三陸沖でM6.0、距離36.8982万kmでした

11/22福島沖でM7.3(3.11最大の余震)、距離39.2406万kmで例外です

11/24福島沖でM6.2、距離40.0845万kmで例外です

12/28茨城北部でM6.3、これは完全に例外です

・ 以下、西域です:

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04/01は三重南東沖のM6.1で、距離38.6866万kmでギリギリセーフ?でしょう

04/14は熊本中央でM6.5、距離38.4639万kmで最初に発生し、

04/15も熊本中央でM6.4、距離39.0057万kmと連動し、

04/16が熊本地震本震でM7.3、距離39.4803で39.2を超え例外となりました

10/21は鳥取中部地震M6.6で、距離37.1261ですから39.2以下となります

私は熊本で三日続いてM6.X以上が発生していたとは知りませんでした

39.2万km以上の凸部日数比較は: top_days: 155, other_days: 211, ratio: 42% 

 

 考察:

・ 2016年と2018年合わせて18件(勿論、被っているのを除いて)のM6.0以上があり、その内5件が例外(28%)でした

・ むしろ多いか?とも思えますが、2016/04/16熊本地震本震は39.2以下の地震から連動誘発している地震なので対象から外す(母数からも外す)、2016/11/24の福島沖も2016/11/22の余震なので外すと、16件中3件となり、19%となります

39.2万km以上凸部日数の比率が約40%である事を考えれば、まぁまぁの数字(凸部での地震発生は少ない)と言えるのではないでしょうか? しかし、凸部で巨大地震は発生しない、という言い方は極端であったと思います

距離39.2万km以上の凸部におけるM6.0以上の地震発生比率は他の日に比べ少なく、、、と言うべきであったかもしれません、お詫びして訂正致します

・ ここで、2018/04/09島根西部と2016/11/22福島沖と2016/12/28茨城北部の3件に共通する条件は:

満月から次の新月に至る中間に凸部ピークが存在する場合、満月から新月の間のどこか39.2万km以上で発生する」です

満月から新月に至るですから下弦月・西進Dayの日々で、新月に至る前に凸部ピークが在る場合には、この間のどこかで39.2万kmより遠くてもM6.0以上が発生する事がある、という事をこの3件は言っています(理由は分かりません)

これはこの条件を満たせば必ず発生するのか?というと、勿論違います、確率を導入せざるを得ない背景がここにあります

・ 誘発地震や余震を除き、39.2万km以上凸部における地震発生条件はこの一種だけか?というと、やはりそれは10年分を調べる必要があります、まだ他にもある可能性があり、確認の上で次に進む内容を決めてゆきたい、と考えています

元々、月の満ち欠けは関係しているだろう、と思っていたので、懸命になって満月と新月マークをグラフに出したくてウズウズ・イライラしておりました、何とかpythonで出せて考察と思考が進み、ホッとしております

 

以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

 

 

  

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-09-16 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークがM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:

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過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震青:死者有り紫:最大震度6以上 以下、同様

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:

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東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:

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となります

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-08 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室