地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-08-31 地震の予測マップ 1日の地震列島は千葉沖でM3.3! 解説:関東大震災M7.9を振り返る! 本日の地震予測マップは?

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 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています

 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です

 

 

ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 9月01日の月齢は01.2日 東進Dayです

・ 9月02日の月齢は02.2日 東進Dayです

千島海溝、日本海溝南海トラフM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます

陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません

 

= 最新地震情報月1日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 8月31日23時54分、福島沖でM3.8、深さ30km、震度1

 9月1日03時57分、千葉東方沖でM3.3、深さ30km、震度1

 

 31日福島沖のM3.8は積み残しで、午前零時直前地震は積み残す事があります

 1日は千葉東方沖M3.3のみで穏やかな一日でした

 

= 解説:関東大震災M7.9を振り返る! = 

 本日は、関東大震災M7.9を振り返る、と題してお届け致したく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い申し上げます、昨年も同様の報告をしており一部被る所はありますが、毎年注意喚起する事は意味あることかと

 

 Wiki [関東地震 - Wikipedia] , [関東大震災 - Wikipedia] より:

関東地震は、1923年9月1日に南関東を中心に発生した巨大地震であり、関東大震災を引き起こしたことで知られる関東大地震とも呼称される。

なお、元禄16年(1703年)の地震も本地震と類似のメカニズムで起こったと考えられており、本地震大正関東地震、1703年の地震元禄関東地震と称する場合もある。また、これらの地震は相模トラフのプレート境界に沿って発生したと考えられており、相模トラフ巨大地震とも総称される。

マグネチュードはM7.9と推定されていて、小田原で震度7、東京で震度6、

東京都で震度6を観測した地震だったが、この関東地震を最後に2000年の三宅島の噴火による火山性の地震を除けば東京都内では震度6弱以上の地震は発生していない

大正関東地震震源地は相模湾や神奈川西部や山梨河口湖など諸説あり、定まっていません、複数の震央が連動した、と考えられています 、その諸説ある震央10ヶ所を本日 2019-08-31 救急マークマップに重ねると: 

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となります

前震が指摘されていて:

以下は本震発生以前の近い時期における関連が指摘される地震の記録である。

8年前

 大正4年(1915年)11月、東京で有感地震が過去最多の18回、その後沈静化。

1 - 2年前

 大正10年(1921年) - 茨城県南部で地震(M7.0)

 大正11年(1922年) - 浦賀水道地震(M6.8)、25人が死傷。

2 - 3ヶ月前

 大正12年(1923年)5 - 6月、茨城県東方で200-300回の群発地震(有感地震は水戸73回、銚子64回、東京17回)。

私はこの前震について知りませんでした、たいへん参考になると思います

津波については:

地震の数分後、太平洋沿岸地域に津波が襲った。

熱海では地震後5 - 6分で引波となり間もなく第1波が襲来し、さらに5 - 6分して第2波は7 - 8m、局地的に高さ12mに及び家屋流失 162戸、死者行方不明92名の被害が発生した。また、海岸から200m内陸まで、地盤高7mまでが浸水したとされている

伊東では波高9mとなり海岸から浜海道までの集落はほとんど流失、宇佐美村でも111戸が流失した。下田町では波高2.5m、湾外では4m程度であった

鎌倉では地震直後に2 - 300m潮が引き、10分程で第1波が襲来し第2波が最大で、材木座付近で波高5 - 6mに達した。

房総半島では伊豆程の津波とはならず概ね2m程度と3m超える所は少なかったが、相浜で高さ9mの津波を記録し63戸が流失した。館山測候所付近では、先ず引波が200m余、水深約9mに及び、来襲した津波の高さは1.8m程度であった。

外房沿岸では元禄津波で甚大な被害となったのとは対照的で、元禄津波は波高7m前後で10mに達した所もあるの対し、大正津波は2m前後であった。

東京湾内検潮所の記録では、深川、芝浦、千葉で両振幅1m程度であり、内房沿岸では東京湾内に向かって元禄津波よりも急速に減衰している

都市部の火災は延焼すると悲惨です:

地震の発生時刻が昼食の時間帯と重なったことから、136件の火災が発生した。

能登半島付近に位置していた台風により、関東地方全域で風が吹いていたことが当時の天気図で確認できる。

火災は地震発生時の強風に煽られ、墨田区横綱の陸軍本所被服廠跡地(現在の横綱町公園)で起こった火災旋風を引き起こしながら広まり、東京市の約43%を焼失し鎮火したのは40時間以上経過した2日後の9月3日10時ごろとみられる。

火災による被害は全犠牲者中、約9割に上る(当該の統計情報によれば、全体の犠牲者10万5,385人のうち、火災が9万1,781人を占めた)ともいわれている。火災旋風により多くの被災者が吹き上げられた。被服廠跡で被災した人の中には15kmほど離れた市川まで吹き飛ばされた人もあった

震災直後の火災により東京で発生した巨大な積乱雲:

死者10万というのは3.10東京大空襲と同じ数字で、都市部の大規模火災がいかに悲惨な結果をもたらすか、を示しています

 

 結局、東京周辺で巨大地震が発生すれば、建物倒壊と火災は常に発生すると考えるべきで、地震発生場所に係わらず似たような被害内容が想定されます

ここで、2018年2月15日発表の東京都による [地震に関する建物倒壊や延焼火災の危険度(町丁目別)|東京都] によれば:

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となっています

 

 最後に、地震本部さん [海溝で起こる地震 | 地震本部] より、相模トラフ巨大地震の発生確率ですが、最新版2019年1月1日起算日の30年間確率は:

相模トラフ沿いのM8クラスの地震    M8クラス(7.9〜8.6) ほぼ0%〜6%

プレートの沈み込みに伴うM7程度の地震 M7程度(6.7〜7.3)     70%程度

大正関東地震、元禄関東地震、共にM8クラス(M7.9は大正、M8.6は元禄)に属しています、少なくともM8クラスの発生確率は低く、M7程度は70%と高いのですが、地震発生時にはどちらか分かりませんので、常にM8クラスを想定し準備しておく必要があります

これは特に数分で津波が来襲する相模湾周辺について注意です

 

尚、元禄関東大地震M8.6も近い内どこかのタイミングでまとめます、結局、これも揺れた時に大正型か元禄型かなどという事は分からないので、最大の揺れを常に想定する必要があるからです、加えて、首都直下型地震というと23区南部でM7.X発生という話があって本日・防災の日(1日)もテレビでやっていましたが、23区南部M7.Xは過去事例の無い地震で防災訓練上大いに意味はありますが、元禄関東大地震M8.6は実際に発生した過去事例だからです
 

以上、長文お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

 

 

 

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-08-31 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークがM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:

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過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震青:死者有り紫:最大震度6以上 以下、同様

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:

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東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:

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となります

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-08 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室