2019-02-28 地震の予測マップ 地震を巡る旅:岡山・広島・山口を訪ねマップ!今日の地震解説
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赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。
救急マークはスロー起因によるM5.0以上M5.5程度までの地震、救急マークが通常のM5.0以上地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。
以下、2019年2月28日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]
= その前に最新地震情報3月1日(M2.0以上、震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、緑の星が震源位置
★ 3月1日02時52分、沖縄本島近海でM3.9、深さ40km、震度2。
★ 3月1日14時06分、熊本阿蘇でM2.3、深さ20km、震度1。
★ 3月1日14時14分、熊本阿蘇でM2.3、深さはごく浅く、震度2。二回目
★ 3月1日17時51分、ペルー中部でM7.1、深さ260km。描画範囲外
★ 3月1日18時10分、熊本阿蘇でM2.3、深さはごく浅く、震度1。三回目
★ 3月1日18時39分、熊本阿蘇でM3.3、深さはごく浅く、震度2。四回目
★ 3月1日20時45分、熊本阿蘇でM2.3、深さ10km、震度1。五回目
* 3月1日、熊本阿蘇は群発寸前状態でした。 阿蘇山は活火山で警戒レベル1と最も低い状況です。 火山活動に異常があれば火山性地震が発生するはずで気象庁から何も発表はありませんから、火山活動が活発化している訳ではないと思います。
今日の地震解説: 地震を巡る旅:岡山・広島・山口を訪ねマップ!
* 本日は、岡山と広島と山口を巡る旅です。
地震本部さんサイト [都道府県ごとの地震活動 | 地震本部] からの抜粋で、省略している部分があります。 Wiki [地震の年表 (日本) - Wikipedia] も参照しています。 1857年芸与地震M7.3 以降でM6.2 以上をマップしています。 よろしくお願い致します。
* 岡山から行きます。
岡山県内で発生した規模の大きい地震は、鳥取県との県境付近で1711年の地震M6.3 の他にはほとんど知られていません。この地震では、岡山県内で家屋の全潰118棟などの被害がありました。
岡山県では、南海トラフ沿いで発生した巨大地震のなかで、1946年南海地震M8.0 では、児島湾北岸や高梁川下流域などの県南部で被害が大きく、死者51名や家屋全壊などの被害が生じました。また、この地震に伴う津波が観測されましたが、被害はほとんどありませんでした。
* 続いて広島です。
陸域の浅い場所で発生した被害地震としては、県北部の三次(みよし)付近で発生した地震が知られています。1919年のM5.8 の地震や1930年のM6.1 の地震、最近では2011年のM5.4 の地震で、局所的に家屋や石垣などへの小被害が生じました。また、県内の活断層で発生した被害地震は歴史上知られていません。
歴史の資料によると、安芸灘周辺では、以下のように「芸予地震」と呼ばれるやや深い地震が約50年に1回程度の頻度で繰り返し発生しています。例えば、1649年のM7.0 の地震、1686年のM7.2 の地震や1857年のM7.3 の地震などが知られています。これらの地震は、フィリピン海プレートの沈み込みに伴い発生したやや深い地震と考えられています。やや深い地震の場合、規模の大きさに対して被害が少し小さくなる傾向にあります。明治以降では、1905年の芸予地震M7.3 は、発生した深さが50km前後で、県内の海岸沿い、特に埋立地で大きな被害が生じました。また、安芸灘において、1949年のM6.2 の地震が深さ約25kmで発生しており、呉で死者2名などの被害が生じました。最近では、2001年芸予地震M6.7 も深さ約50km付近で発生し、県内の広い範囲で斜面崩壊などの被害が生じました。
広島市周辺や福山市周辺は、やや軟弱な地盤の影響で、地震が発生したときには、周辺の地域に比べて揺れが大きくなる可能性があります。
* 最後に山口です。
山口県で発生した被害地震は、1793年の長門・周防の地震M6.5 、1857年の萩の地震M6.0 、1898年の見島の地震M6.2 、1941年の須佐付近の地震M6.2 などが知られています。最近では、1997年に山口・島根県境付近の地震M6.6 が発生し、小被害が生じました。一方、県内の活断層で発生した被害地震は知られていません。
岩国市や周南市を始めとする瀬戸内海沿岸や山口市中心部は、やや軟弱な地盤の影響で、地震が発生したときには、周辺の地域に比べて揺れが大きくなる可能性があります。
* ここでは広島・呉の沖にある安芸灘で繰り返し起こす芸予地震が特徴的です。 あと活断層による陸域の地震は岡山で1711年に1件M6.3 が知られているだけのようで、他にはありません。 尚、1946年南海地震M8.0 では地盤の関係でしょうか岡山南部まで揺れが到達し、死者51名という大きな被害を出しています。
* 以下、本日の地域・地震リストです、Aはほとんど同じ場所なので一箇所にて表示しています:
ID | 地震名称 | 年 | 発生場所 | M | 死者 |
A | 芸予 | 1857 | 瀬戸内海安芸灘 | 7.3 | 5名 |
B | 見島 | 1898 | 山口 | 6.6 | 0名 |
A | 芸予 | 1905 | 瀬戸内海安芸灘 | 7.3 | 11名 |
C | 須佐付近 | 1941 | 山口 | 6.2 | 0名 |
A | 安芸灘 | 1949 | 瀬戸内海安芸灘 | 6.2 | 2名 |
D | 山口・島根県境付近 | 1997 | 山口 | 6.6 | 0名 |
A | 芸予 | 2001 | 瀬戸内海安芸灘 | 6.7 | 2名 |
本日の2019-02-28救急マーク西域に震源位置を★マークマップ:
次回は四国へ移動します。
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。
= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。
南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =
東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。 凡例は36kmマップと同じ。
次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
根室沖はM7.8〜8.5の発生確率が80%と予想、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の発生確率が90%と予想されています。 岩手沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意です。 [海溝で起こる地震 | 地震本部] 発生確率は2018年1月1日を基準日として30年以内の発生確率です(以下同様)。
東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。
相模トラフ上は青マーク群で覆われており赤マークはありません。 これは関東大地震・関東大震災の再来について注意レベルであり危険レベルではない事を示します。
次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
相模トラフ北側の神奈川・千葉・東京・埼玉・茨城・栃木での救急マークは要注意、関東大地震・関東大震災の再来でなく、M6.7〜7.3の発生確率が70%と予想(南関東直下地震)されます。 茨木沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部]
東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。 凡例は36kmマップと同じ。
南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。
次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
南海トラフはまだ救急マークが少なく通常の注意レベル、日向灘はM7.1前後の発生確率が70〜80%と予想されており、要注意。[海溝で起こる地震 | 地震本部]
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は上昇、2019年は減少に転じています [2019-02 ここ26年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。
* 2019年がどうなるか?、もうしばらく見守る必要があります。
* ここで救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら。 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ。 [太陽黒点数の推移を追う:2月度その2:黒点はサイクル毎の磁極方向を持つ、の解説! - なぜ地球磁極は逆転するのか?]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。
[3] 気象庁|震源データ