地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-02-26 地震の予測マップ 地震を巡る旅:鳥取・島根を訪ねマップ!今日の地震解説

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マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークはスロー起因によるM5.0以上M5.5程度までの地震救急マークが通常のM5.0以上地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。

以下、2019年2月26日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]

 

= その前に最新地震情報2月27日(M2.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、の星が震源位置

 2月27日01時31分、茨城北部でM3.3、深さ10km、震度1

 2月27日08時17分、茨城沖でM4.0、深さ50km、震度2。

 2月27日09時56分、宮城沖でM4.5、深さ40km、震度2。

 2月27日16時25分、長野中部でM3.9、深さ10km、震度3。

 2月27日18時55分、神奈川東部でM2.4、深さ20km、震度1

 2月27日21時20分、長野南部でM2.3、深さ10km、震度1。二回目

 2月27日22時34分、胆振でM3.4、深さ30km、震度2。

 

今日の地震解説: 地震を巡る旅:鳥取・島根を訪ねマップ

 本日は、鳥取と島根を巡る旅です。

 地震本部さんサイト [都道府県ごとの地震活動 | 地震本部] からの抜粋で、省略している部分があります。 Wiki [地震の年表 (日本) - Wikipedia] も参照しています。 明治時代以降という事で、1872年島根県で発生した浜田地震以降の主要な地震をマップでは取り上げています。 よろしくお願い致します。

 鳥取です。

 鳥取県東部で過去に発生した地震としては、1943年鳥取地震M7.2 が知られています。これは鳥取平野のほぼ直下で発生した地震であり、鳥取市で震度6が観測され、大きな被害が生じました。この地震の半年前の3月4日、5日に鳥取地震とほぼ同じ場所で、いずれもM6.2 の地震が発生しました。鳥取地震の後には、この震源域で1983年にM6.2 の地震が発生し、鳥取市で震度4が観測されました。
 鳥取県西部では、2000年鳥取県西部地震M7.3 が発生しています。この地震は米子平野で発生し、境港市などで震度6強が観測され、多くの負傷者が生じました。それ以前の被害地震としては、1925年の美保湾地震M5.8 があります。また、被害は生じなかったものの、1985年6月から12月にかけて大山付近で最大M4.9 の群発地震活動がありました。
 鳥取県中部では、2016年10月21日にM6.6 の地震が発生しました。この地震により、鳥取県内で最大震度6弱を観測し、鳥取県内で負傷者23名、住家全壊16棟などの被害が生じました。

鳥取県周辺に震源域のある海溝型地震はありません。鳥取市米子市などの日本海沿岸部では、やや軟弱な地盤の影響で、地震が発生したときには、周辺の地域に比べて揺れが大きくなる可能性があります。

* 島根です。

 古代には現在の益田市の沖に鴨島という島があったが万寿の大波によって海中に沈んだ、という伝承があり、特に江戸時代の資料などに登場します。最近の調査の結果、鴨島が実在していたかは判りませんでしたが、11世紀頃に益田市の海から2km程度以内の限られた範囲に津波が遡上していたことを示す堆積物が見つかりました。しかし、その襲来範囲は伝承より狭く、局地的な津波だったと考えられています。またこの局地的な津波の原因は日本海の大地震ではなく、益田市沖合の海底地すべりと考えられています。
 1872年に発生した浜田地震M7.1 では、震源域が浜田付近の沿岸から日本海沖合にあったと推定されています。これは陸域の浅い場所で発生した地震と同じタイプの地震と考えられます。本震の約1時間前に、かなりの大きさの前震がありました。被害は資料によって異なりますが、当時の浜田県管下震災表によると、旧浜田県では、死者536名や家屋全壊4,000棟以上、旧出雲県で死者15名や家屋全壊450棟以上などの被害が生じました。また、この地震では海岸の昇降が見られたほか、小津波がありましたが、これによる被害は知られていません。
 島根県では、島根県東部の鳥取県境近くと三瓶(さんべ)山付近から広島県にかけての地域などでM5〜6クラスの地震が発生しています。両地域周辺には、顕著な活断層がなく、活断層との関連は不明です。

 島根県周辺に震源域のある海溝型地震はありません。出雲平野周辺などでは、やや軟弱な地盤の影響で、地震が発生したときには、周辺の地域に比べて揺れが大きくなる可能性があります。

 1943年鳥取地震に代表される鳥取県鳥取市で起きる地震は、全く同じ場所で繰り返すという意味で、特異な地震です。 Wiki [鳥取地震 - Wikipedia] に掲載されていた、発生6ヶ月前同年3月に起きた先行地震と9月の鳥取地震を示すと:

発生日時               / 震央の区域 / 緯度       / 経度        / 深さ  / M   / 最大震度
3月4日19時13分  / 鳥取県東部 / 35°26.5′/ 134°06.2′/ 5km  / 6.2 / 5
3月4日19時35分  / 鳥取県東部 / 35°29.6′/ 134°11.6′/ 16km/ 5.7 / 4
3月5日4時50分    / 鳥取県東部 / 35°27.9′/ 134°14.1′/ 9km  / 6.2 / 5
3月13日0時24分  / 鳥取県東部 / 35°29.4′/ 134°10.2′/ 7km  / 5.9 / 4
9月10日17時36分/ 鳥取県東部 / 35°28.3′/ 134°11.0′/ 0km / 7.2 / 6

9月10日の地震は、現在の基準で言えば震度7だと思います、M7.2 が深さ0km で起きて震度6なんて事は有り得ないでしょうから。 尚、この0kmは本当に0kmだと思います、発生場所は鳥取市ですので、鳥取市の標高程度の深さ、という事になります。 大変な事です。

 以下、本日の地域・地震リストです、群発は省いてあります:

ID 地震名称 発生場所 M 死者
A 浜田 1872 島根県浜田市 7.1 552名
B 鳥取県美保湾 1925 鳥取県美保湾 5.8 0名
C 1943年3月鳥取 1943 鳥取県東部 6.2 0名
C 1943年9月鳥取 1943 鳥取県東部、深さ0km 7.2 1,083名
C 1983年鳥取 1983 鳥取県東部 6.2 0名
D 鳥取県西部 2000 鳥取県米子市、深さ9km 7.3 0名
E 鳥取県中部 2016 鳥取県中部、深さ11km 6.6 0名

本日の2019-02-26救急マーク西域に震源位置をマークマップ:

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次回は岡山・広島・山口へ移動します。

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。

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南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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根室沖はM7.8〜8.5の発生確率が80%と予想され、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の発生確率が90%と予想されています。  また岩手沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意です。 [海溝で起こる地震 | 地震本部] 発生確率は2018年1月1日を基準日として30年以内の発生確率です(以下同様)。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。

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相模トラフ上は青マーク群で覆われており赤マークはありません。 これは関東大地震関東大震災の再来について注意レベルであり危険レベルではない事を示します。

次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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相模トラフ北側の神奈川・千葉・東京・埼玉・茨木南部での救急マークは要注意です、関東大地震関東大震災の再来ではありませんが、M6.7〜7.3の発生確率が70%と予想されています(南関東直下地震)。 また茨木沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意です。 [海溝で起こる地震 | 地震本部]

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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南海トラフはまだ救急マークが少なく通常の注意レベルですが、日向灘はM7.1前後の発生確率が70〜80%と予想されており、要注意です。[海溝で起こる地震 | 地震本部]

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが 、2018年は上昇しました [2019-01 ここ26年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。

 2019年は、2018年と同等かそれ以上の地震エネルギーが放出されると思われます。

 ここで救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う:2月度その2:黒点はサイクル毎の磁極方向を持つ、の解説! - なぜ地球磁極は逆転するのか?]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室