地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-01-11 地震の予測マップ イエローストーン火山噴火って一寸やばい!今日の寄り道

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークはM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。

以下、2019年1月11日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]

 

= その前に最新地震情報1月12日(M2.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、の星が震源位置

 1月12日00時35分、熊本中央でM2.2、深さ10km、震度1

 

今日の寄り道: イエローストーン火山噴火って一寸やばい!

 新年早々、宇宙の徒然を語る「りお(id:ballooon)さん」から:

イエローストーンはいつ噴火しますか(; ゚д゚)?

というご質問を頂戴致しましたので調べましたら、これが一寸やばかった、という寄り道です。

 Wiki [イエローストーン国立公園 - Wikipedia] からの引用です。

f:id:yoshihide-sugiura:20190112004753j:plain By Karthikc123

とまぁ美しい大自然イエローストーンなのですが、まずは、以下の先頭から6分30秒迄がイエローの「動画2014年9月放映モノ」を見て下さい。 全部で45分くらいありますが、チャンと6分30秒で戻って来て下さいね?

[NHKスペシャル「火山大噴火 迫りくる地球規模の異変」 - YouTube]

 イエローにはホットプルームが場所固定で上がってきていて、一方、北米プレートは南西に移動しているので、過去の噴火履歴が地表に痕跡として正確に残ります。 これを調べますと:

巨大カルデラの形成を伴う超巨大な噴火が約210万年前、約130万年前、約64万年前の計3回起きたことが知られる。

最後のカルデラ噴火は64万年前であるが、その噴火は比較的小さな噴火であったにも拘らず、セントヘレンズ山の1980年の噴火の1000倍の溶岩が噴出し、火山灰の地層はメキシコ湾に達する範囲で観察されている。

 近年の火山活動としては動画でも言っているように:

アメリカ地質調査所は、2004-2006年にかけてイエローストーン公園の東西80km南北30kmの範囲で地盤が最大12cm上昇したことを報告している。これはそれまで観察されなかった現象で、その後も地盤の上昇が継続している。

2015年に発表されたユタ大学の過去45000回の地震を解析した研究では、イエローストーンの地下20kmから50kmまでに、東西80km南北40kmの世界最大のマグマだまりがあるとされ、ホットプルームからのマグマの供給を受けている。

 今後予想される噴火として、Wiki原文をそのママ載せますと:

イエローストーンは60-70万年前後の周期で巨大噴火を起こしており、前回の巨大噴火より既に60万年が経過しているので、いずれ近いうちに巨大噴火が起こることが予想されている。噴火の規模は最悪ピナトゥボ山の噴火(1991年)の100倍以上の規模になるとされる。 ユタ大学イエローストーン火山観測所のボブ・スミス所長によれば、超巨大噴火が起きた場合、イエローストーン国立公園は完全に消えてなくなるという。イギリスの科学者によるシミュレーションでは、もし破局噴火が起きた場合、3-4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1000km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は最大10度下がり、その寒冷気候は6年から10年間続くとされている。

 うゎ〜、知らなかったぁ〜、一寸これやばい! 60-70万年周期で既に60万年経っているって、地磁気逆転なんてブッ飛んでしまいます。 「りおさん」注意喚起ありがとう御座いました。

* 話は飛びますが、このような番組を作るNHKに受信料を払う意味はある、と思いました。 スポンサーを探してやれって言っても、これは無理ですから。 自然災害に対する啓蒙活動はもっともっと続けて欲しいですね。

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。

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南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークがM 5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・中域 救急マークがM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

f:id:yoshihide-sugiura:20190113001136p:plain

救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。  凡例は36kmマップと同じ。

f:id:yoshihide-sugiura:20190113001153p:plain

南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークがM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

f:id:yoshihide-sugiura:20190113001211p:plain

救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが 、2018年は上昇しました [2018-12 ここ25年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。

 2019年は、2018年と同等かそれ以上の地震エネルギーが放出されると思われます。

 ここで救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [2018-12 太陽黒点数の推移を追う!直近48ヶ月グラフ表示 - なぜ地球磁極は逆転するのか?]  

 

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室