2018-11-05 地震の予測マップ 最近の北海道における地震について!私見分析
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。
救急マークはM5以上の地震を予測する注意ポイントで、8kmマップにあります。
スロースリップ [1] 起因にも対応して救急マーク予測注意ポイントは生成されます。
以下、2018年11月5日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]
= その前に最新地震情報11月6日(震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、緑の星が震源位置
★ 11月6日3時39分、和歌山南方沖でM3.2、深さ50km、震度1。
★ 11月6日5時30分、静岡西部でM2.9、深さ30km、震度1。
★ 11月6日9時54分、宮城沖でM3.7、深さ50km、震度1。
★ 11月6日12時42分、国後島付近でM3.8、深さ20km、震度1。
★ 11月6日14時41分、奄美大島北東沖でM4.1、深さ70km、震度2。
地盤によって揺れは大きく変わります 小さなMでも大きな揺れになる事があります。
耐震対策として、本棚・タンス等の転倒防止が必要です。 寝室は特にご注意下さい。 東京消防庁作成の「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」は大変参考になります。 是非、ご一読下さい。
* 9月6日の胆振地震M6.7、11月5日国後島でのM6.2、と、この所北海道でM6クラスが続いています。 そこで直近地震と過去地震と予測マップを参考にしながら、北海道の地震について私見を述べさせて頂きたく。
* 直近と過去地震 [地震情報 - Yahoo!天気・災害]&[地震の年表 (日本) - Wikipedia]
2018/11/05 国後 M6.2、深さ00km、震度4 (地震で深さ0kmとは10km未満の事)
2018/10/26 国後 M5.4、深さ10km、震度3 (その後、M4.6, M4.0が続く)
2018/09/06 胆振 M6.7、深さ37km、震度7 (その後、余震が続く)
2013/02/02 十勝 M6.5、深さ102km、震度5強 (十勝南部)
2004/11/29 釧路 M7.1、深さ48km、震度5強 (釧路沖)
2003/09/26 十勝 M8.0、深さ45km、震度6弱 (十勝沖)
2000/01/08 根室 M7.0、深さ59km、震度4 (根室沖)
直近地震は国後島付近と胆振で発生していますが、ここは過去地震に見られる海域での地震に注意が必要かと思います。
* 8kmマップ赤青マークの東域をご覧になって頂けると北海道は青マーク太平洋プレートの西進圧力にさらされているのが分かります。 千島海溝・日本海溝から地殻の下に潜り込んでいる太平洋プレートによる圧力です。
* この青マーク群は注意なのですが、その南方、北海道南方沖もしくは青森・岩手東方沖に東進圧力の赤マーク群が日本海溝をまたいで出ています。 この赤マーク群が、大きな地震により青マーク群に一気に引っくり返される可能性があります。 この赤マーク群周辺は要注意です。
* ここにはかなりの救急マークが出ており、大きな地震が起きるとしてこれら救急マーク上で発生する事はまず間違いありません。 青森・秋田・岩手の陸地よりも北海道南方の海域で日本海溝の西側は、特に警戒が必要です。
被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状を連日アップデート&レポートしている happy-ok3 さんの考えさせられるブログです、「関心を持ち続けて欲しい」と。 皆様、是非一度、立ち寄ってみて下さい。 よろしくお願い致します。
= 地震の予測マップ・ピッチ40kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ40kmマップです。
南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。
= 地震の予測マップ・ピッチ8kmマップとポイント予測です =
東進西進圧力表示・ピッチ8kmマップ東域です。 凡例は40kmマップと同じ。
次がポイント予測・東域 救急マークがM 5.0以上の発生予測注意ポイントです。
救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
東進西進圧力表示・ピッチ8kmマップ中域です。 凡例は40kmマップと同じ。
次がポイント予測・中域 救急マークがM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
東進西進圧力表示・ピッチ8kmマップ西域です。 凡例は40kmマップと同じ。
南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。
現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。
次がポイント予測・西域 救急マークがM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
= まとめです =
本年9月の胆振地震は [北海道胆振東部地震 - Wikipedia] によればM6.6(防災科研さんのデータではM6.2)。 また8月には硫黄島付近でかなりのM6.X が発生しています。
2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが、2018年は確実に上昇するでしょう。 今後、海底で起きる津波を伴う海底海溝型地震と、被害が甚大となる陸地の浅い所で発生する陸地直下型地震に警戒が必要です。 またスロースリップとそれに伴う地震が太平洋沿岸で多発しています。
救急マークは、これら海底海溝型と陸地直下型とスロースリップ起因をピンポイントで予測しています。
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。 「地震の予測マップ」は、明日も報告致します。 よろしくお願い致します。
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]
・ 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら。 最新の地殻変動情報
・ 「放出エネルギーと黒点数の推移」は別ブログへ。 [なぜ地球磁場は逆転するのか?]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。
[3] 気象庁|震源データ