地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-12-05 地震の予測マップと時系列予測グラフ 6日の地震列島は福島と茨城でM3.X! 解説:南海トラフ監視領域と中域との相関を分析する、これは地震列島のツボなのか?

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・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です、記事は毎日、午前1時〜3時頃にアップされます

・ 地震の予測マップは、毎日更新です

・ 地震の時系列予測グラフは、2019-11-29に更新されました、次回の更新は2019-12-11で、約14日間隔で更新されます

 

[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] 、[月の地心座標 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 12月05日は月齢08.0日 東進Day 、月距離 40.4444万km 凸部ピーク

・ 12月06日は月齢09.0日 東進Day 、月距離 40.3862万km

・ 12月07日は月齢10.0日 東進Day 、月距離 40.2067万km 右肩下がりライン

東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで

月距離とは地球から月までの距離で、約35〜40万kmの間を振動しています、38.7万kmが大体の滞在時間(日数)中間となる境界ラインで、上部を凸部、下部を凹部と称しています、この振動の周期は月の公転周期27.3日となっており、1年で13周期あり中央38.7万kmで分けた凸部凹部の数は26個/年(これを1年26期と言う)になり、1期の日数は約14日となります

月の地球に対する公転周期は27.3日で、新月から次の新月前日までの月齢一月は29.5日と、月齢の方が2日少々長いのは、地球の太陽に対する公転運動を月の公転運動が追いかけている為です

 

経験上、千島海溝、日本海溝、でM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

 

 

= 最新地震情報12月6日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 12月6日14時39分、福島中通りでM3.7、深さ80km、震度2

 12月6日20時57分、茨城北部でM3.3、深さ10km、震度2

 

 6日、茨城北部での地震はM3.3が1へと減少しました、が、警戒は必要です、繰り返しになりますが、

茨城北部で発生した直近の巨大地震として、[茨城県の地震活動の特徴 | 地震本部] :

2016年12月28日に茨城県北部でM6.3の地震が発生し、茨城県で最大震度6弱を観測しました。この地震茨城県で負傷者2名などの被害が生じました(平成29年1月5日現在、消防庁調べ)。

又、Wiki [地震の年表 (日本) - Wikipedia] では、同じ深さで:

2016年12月28日 茨城県北部で地震 - Mj6.3 、深さ11 km茨城県高萩市で最大震度6弱東北地方太平洋沖地震の余震

とあります

 

 

 

解説: 南海トラフ監視領域と中域との相関を分析する、これは地震列島のツボなのか?

 本日は、中域と南海トラフ監視領域の相関を見ます、ので、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い申し上げます

 

 その前に、時間軸の時系列グラフを取る際には、評価空間を明確に分けておいた方が良い、という事に気が付きました、細かくなりますが:

・ 南海トラフ監視領域の時系列 従来通り、0km >=深さ> 500kmで、変更なし

・ 西域の時系列 従来から、深さを、0km>=深さ>130kmのみとする

・ 中域の時系列 従来から、西域データを引いたもの

・ 東域の時系列 従来から、中域データを引いたもの

これにより、時系列予測に使われるデータは、被る所が南海トラフ監視領域の0km>=深さ>130km部分が西域と被るのみとなり、また南関東は西域に属する事になります

大きく言えば、西域はフィリピン海プレートに極めて強い影響を受けるのですが、南関東も相模トラフを通じてフィリピン海プレートの影響を直接受けているのであり、妥当な分割である、と思えます

複雑なのが北関東で、本日の例で言えば、茨城北は中域時系列データ福島中通りは西域時系列データに属する、となってしまいます

これにより、月距離地震グラフも変更になります、約14日単位で更新される1年26期のARIMA時系列予測は次回2019-12-11予測から変更します

 

 さて、中域と南海トラフ監視領域について、直近の期2019/11/29より4年104期X2回の地震数推移 2012.02.20〜2019.11.29 を取りました、直近2019/11/29からの計8年分とした理由は、中域の場合3.11の余震が余りに多く、2011年における余震分析をしてもそれは別世界だろう(3.11の前震予測には勿論意味がるのですが)、という事と、ここ数日多発する茨城北部の動向を探りたかったからです

2012.02.20 〜 2016.01.08 4年104期における中域と監視領域の地震数推移

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3:     2012/03/14 三陸沖M6.9、千葉東方沖M6.1、3.11の余震

23:   2012/12/07 三陸沖M7.3、3.11の余震

46:   2013/10/26 福島沖M7.1、3.11の余震

65:   2014/07/12 福島沖M7.0、3.11の余震

上記のXアドレスと内容は下記グラフにも適用される

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2016.01.08 〜 2019.11.29 4年104期における中域と監視領域の地震数推移

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25:   2016/11/22 福島沖M7.4、3.11の余震

27:   2016/12/28 茨城北部M6.3、3.11の余震

93:   2019/06/18 山形沖M6.7

上記のXアドレスと内容は下記グラフにも適用される

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 以上の4グラフから見えて来る事は:

・ 中域時系列データでは、監視領域が0の時にはM6.0以上は発生しない

となり、これは昨日の西域時系列データの場合において、監視領域が0の時には必ず発振する、とは逆の動向を示しています

南海トラフ監視領域は、地震列島全体の状態がここに0から4までの5段階評価で現れているツボのだろうか?と、思わせるものがあります

 

 気になるので、本日2019-12-05データにて120日地震数推移グラフ南海トラフ監視領域を取っておきます

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12月5日の時点では4を示しています、このあと、監視領域と東域の相関を調べます

 

以上、分かりづらい内容、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました、感謝です

 

 

  

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-12-05 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ&時系列予測グラフ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークがM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測マップと月距離地震グラフと時系列地震予測グラフです =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

月距離地震グラフ東域、発生地震の凸部凹部の比率は、

発生地震の比率と数 ["47.6%", "52.4%", 21] 通年比率と日数["49.3%", "50.7%", 365]

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26期予測グラフ(M5.0以上数は3でリミット)東域は、2019-11-29 の予測結果で、

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ミニ解説・東域

26期予測グラフとは、凸部凹部の期に発生したM5.0以上地震数を最大3で制限し、各期に至る1年26期分の総和を26期分表示し、続く27/28期を予測するグラフです、以下同様

東域 >=M5.0 予測 : 続く27/28期の予測は、 27th-> Hit_N, 28th-> Hit_P
27th-> 2019/11/30 to 2019/12/11, 28th-> 2019/12/12 to 2019/12/26

下記の過去直近1年の予測実績より、東域でHit_N予測された期においてM5.0以上が発生しなかった確率は80.0%です、次の更新は 2019-12-11 です

東域における過去1年26期のM5.0予測実績は、

  Hit_P : 16 期分が、Hit_P 状況にマッチしました
  Hit_N : 4 期分が、Hit_N 状況にマッチしました
空振り : 5 期分が、空振り状況にマッチしました
見逃し : 1 期分が、見逃し状況にマッチしました
Hit_N 予測の実績は、2018/12/06 ... 2019/11/29-> 4/(4+1) = 80.0%

Hit_P状況とはHit_P予測(M5.0以上が発生すると予測)して実際にM5.0以上が発生した状況、空振り状況とはHit_P予測してM5.0以上が発生しなかった状況、Hit_N状況とはHit_N予測(M5.0以上は発生しないと予測)して実際にM5.0以上は発生しなかった状況、見逃し状況とはHit_N予測して実際にはM5.0以上が発生した状況、以下同様

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

月距離地震グラフ中域、発生地震の凸部凹部の比率は、

発生地震の比率と数 ["46.4%", "53.6%", 28] 通年比率と日数["49.3%", "50.7%", 365]

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26期予測グラフ(M5.0以上数は3でリミット)中域は、2019-11-29 の予測結果で、

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ミニ解説・中域

中域 >=M5.0 予測 : 続く27/28期の予測は、 27th-> Hit_P, 28th-> Hit_P
27th-> 2019/11/30 to 2019/12/11, 28th-> 2019/12/12 to 2019/12/26

下記の過去直近1年の予測実績より、Hit_P予測された期においてM5.0以上が発生した確率は81.8%です、次の更新は 2019-12-11 です

中域における過去1年26期のM5.0予測実績、

  Hit_P : 18 期分が、Hit_P 状況にマッチしました
  Hit_N : 4 期分が、Hit_N 状況にマッチしました
空振り : 4 期分が、空振り状況にマッチしました
見逃し : 発生せず
Hit_P 予測の実績は、2018/12/06 ... 2019/11/29-> 18/(18+4) = 81.8%

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

月距離地震グラフ西域、西域は南海トラフ監視領域の深さ500km未満を含むM4.8以上で、発生地震の凸部凹部の比率は、

発生地震の比率と数 ["52.6%", "47.4%", 19] 通年比率と日数["49.3%", "50.7%", 365]

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26期予測グラフ(M5.0以上数は3でリミット)西域は、2019-11-29 の予測結果で、

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ミニ解説・西域

西域 >=M5.0 予測 : 続く27/28期の予測は、 27th-> Hit_N, 28th-> Hit_N
27th-> 2019/11/30 to 2019/12/11, 28th-> 2019/12/12 to 2019/12/26

下記の過去直近1年の予測実績より、Hit_N予測された期においてM5.0以上が発生しなかった確率は94.4%です、次の更新は 2019-12-11 です

西域における過去1年26期のM5.0予測実績、

  Hit_P : 7 期分が、Hit_P 状況にマッチしました
  Hit_N : 17 期分が、Hit_N 状況にマッチしました
空振り : 1 期分が、空振り状況にマッチしました
見逃し : 1 期分が、見逃し状況にマッチしました
Hit_N 予測の実績は、2018/12/06 ... 2019/11/29-> 17/(17+1) = 94.4%

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も現在増加しています [2019-10 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を測定する! - 地震の予測マップ]

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 時系列予測では、各域において直近将来約14日間地震発生を予測しています

 どちらも、2019山形沖地震M6.8、2018胆振地震M6.7、2018大阪北部地震M6.1、2016熊本地震の前震M6.5、2011年東北太平洋地震の前震M7.3、を正しく予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室