2019-12-02 地震の予測マップと時系列予測グラフ 3日の地震列島は西表島付近と岩手沖と茨城南部でM4.X, 長野南部と千葉北西部でM3.X! 解説:中域と南海トラフ監視領域の3年78期における地震数推移を見る!
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・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です、記事は毎日、午前1時〜3時頃にアップされます
・ 地震の予測マップは、毎日更新です
・ 地震の時系列予測グラフは、2019-11-29に更新されました、次回の更新は2019-12-11で、約14日間隔で更新されます
[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] 、[月の地心座標 - 国立天文台暦計算室] より:
・ 12月02日は月齢5.0日 東進Day 、月距離 39.8506万km
・ 12月03日は月齢6.0日 東進Day 、月距離 40.1706万km
・ 12月04日は月齢7.0日 東進Day 、月距離 40.3723万km 右肩上がりライン
東進Dayとは新月から満月前日までの日々、西進Dayとは満月から新月前日まで
月距離とは地球から月までの距離で、約35〜40万kmの間を振動しています、38.7万kmが大体の滞在時間(日数)中間となる境界ラインで、上部を凸部、下部を凹部と称しています、この振動の周期は月の公転周期27.3日となっており、1年で13周期あり中央38.7万kmで分けた凸部凹部の数は26個/年(これを1年26期と言う)になり、1期の日数は約14日となります
月の地球に対する公転周期は27.3日で、新月から次の新月前日までの月齢一月は29.5日と、月齢の方が2日少々長いのは、地球の太陽に対する公転運動を月の公転運動が追いかけている為です
経験上、千島海溝、日本海溝、でM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:
・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します
・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します
= 最新地震情報12月3日(M3.0以上かつ震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上★が震源位置
★ 12月3日01時16分、長野南部でM3.0、深さ10km、震度2
★ 12月3日07時54分、西表島付近でM4.1、深さ20km、震度3
★ 12月3日08時25分、岩手沖でM4.4、深さ40km、震度3
★ 12月3日10時18分、茨城南部でM4.7、深さ60km、震度4
★ 12月3日20時02分、千葉北西部でM3.8、深さ90km、震度2
* 3日は、M4クラスが多発致しました、特に西表島付近と茨城南部では地震が続いています
解説: 中域と南海トラフ監視領域の3年78期における地震数推移を見る!
* 昨日より設定した南海トラフ監視領域ですが、ここと中域について3年78期のデータを2点で測定してみました、ので、ご説明致したく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い申し上げます
* 期(Period)に関するグラフは、凸部凹部の終端境界で設定する必要があります、で、1年26期を3回さかのぼれば3年分の78期となる訳です、ここで、2016/04/01に南海トラフで発振したM6.5深さ28kmについて調べてみたく、04/01を含む期は2016/04/14がその期の最終ですので、04/14を指定します、ちなみにこれは熊本地震の前震発生日です(但し、監視領域に熊本地震発振地点は入りませんが)
以上が第1点の観測で、2点目は現在を取り上げます、と、2019/11/29が38.7万kmの直前日でしたので、11/29を指定しての3年78期を調べました
* 第1点、2016/04/14が最終(そこからバックトラックする、と言う事)の測定結果です
明らかに3.11の余震が右肩下がりに減少していった3年間で、途中2015年始めにボトムを見せて、再度M5.Xクラスが上昇(結局、これも3.11の余震)し下降して、2016/04/01の南海トラフM6.5から04/14の熊本地震の前震M6.5へと続いた訳です
その間、南海トラフでは2015/04頃にゼロ状態で2016年初頭に1になり2016/04/14で終える期の南海トラフM6.5を迎えます、上図で78の所が1ステップ上がっているのが04/01南海トラフM6.5で、この領域では熊本地震は感知されません
* 第2点、2019/11/29を最終とする期に関する3年78期の結果です
2017/03辺りから2017/06辺りまでにピークが見られますが、これは:
・ 2016/11/22福島沖でM7.4、3.11の余震
・ 2016/12/28茨城北部でM6.3、3.11の余震
と、2016年後半に発生した3.11の大きな余震に続いてM5.Xクラスが多発したからで、大きく見れば、未だ3.11の余震が続いていた、と言えます
そして、この3年78期は左右対称に近いグラフとなっています、勿論、この間に20km前後の浅い所でのM6.Xといった発振はありませんでした
従いまして、現在の所、中域で地震数が急減少しボトムに入った時に、南海トラフで発振する?という相関はないように見えます
又、上図を見ますと、南海トラフでの最高値は4程度なのか?を思わせます、ちなみにこの1年におけるM4.8以上をリストしますと:
Date: 2018/12/10 M5.2 深さ->367km
Date: 2019/03/13 M5.3 深さ->43km
Date: 2019/07/28 M6.6 深さ->392km
Date: 2019/11/22 M4.8 深さ->419km
となっています
南海トラフにおける発振は最大4程度を繰り返す?という疑問は面白い所です、ので、10年260期程度のグラフを取ってみようか、と思っています
* 参考の為、2019-11-29データにおいて、300km <= 深さ < 500km とした時のM3.0以上マップを示します、最新地震情報は無しにしてあります:
日本海溝・小笠原海溝から沈み込んだ太平洋プレートが南海トラフを横断して深層部400km前後にスラブ地震帯を形成しています、南海トラフ横断深層地震帯と(私が)称していたもので、時系列予測の次にやろうか?と思っていたのですが、計らずも時系列予測で挙がってきました
以上、分かりづらい内容、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました、感謝です
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と
= 以下、2019-12-02迄データ1年分による本日の地震の予測マップ&時系列予測グラフ =
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です
救急マークがM5.0以上の地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります
[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています
= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測マップと月距離地震グラフと時系列地震予測グラフです =
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様
発生地震の比率と数 ["41.9%", "58.1%", 31] 通年比率と日数["48.5%", "51.5%", 365]
26期予測グラフ(M5.0以上数は3でリミット)東域は、2019-11-29 の予測結果で、
ミニ解説・東域:
26期予測グラフとは、凸部凹部の期に発生したM5.0以上地震数を最大3で制限し、各期に至る1年26期分の総和を26期分表示し、続く27/28期を予測するグラフです、以下同様
東域 >=M5.0 予測 : 続く27/28期の予測は、 27th-> Hit_N, 28th-> Hit_P
27th-> 2019/11/30 to 2019/12/11, 28th-> 2019/12/12 to 2019/12/26
下記の過去直近1年の予測実績より、東域でHit_N予測された期においてM5.0以上が発生しなかった確率は80.0%です、次の更新は 2019-12-11 です
東域における過去1年26期のM5.0予測実績は、
Hit_P : 16 期分が、Hit_P 状況にマッチしました
Hit_N : 4 期分が、Hit_N 状況にマッチしました
空振り : 5 期分が、空振り状況にマッチしました
見逃し : 1 期分が、見逃し状況にマッチしました
Hit_N 予測の実績は、2018/12/06 ... 2019/11/29-> 4/(4+1) = 80.0%
Hit_P状況とはHit_P予測(M5.0以上が発生すると予測)して実際にM5.0以上が発生した状況、空振り状況とはHit_P予測してM5.0以上が発生しなかった状況、Hit_N状況とはHit_N予測(M5.0以上は発生しないと予測)して実際にM5.0以上は発生しなかった状況、見逃し状況とはHit_N予測して実際にはM5.0以上が発生した状況、以下同様
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
発生地震の比率と数 ["46.9%", "53.1%", 32] 通年比率と日数["48.5%", "51.5%", 365]
26期予測グラフ(M5.0以上数は3でリミット)中域は、2019-11-29 の予測結果で、
ミニ解説・中域:
中域 >=M5.0 予測 : 続く27/28期の予測は、 27th-> Hit_P, 28th-> Hit_P
27th-> 2019/11/30 to 2019/12/11, 28th-> 2019/12/12 to 2019/12/26
下記の過去直近1年の予測実績より、Hit_P予測された期においてM5.0以上が発生した確率は81.8%です、次の更新は 2019-12-11 です
中域における過去1年26期のM5.0予測実績、
Hit_P : 18 期分が、Hit_P 状況にマッチしました
Hit_N : 4 期分が、Hit_N 状況にマッチしました
空振り : 4 期分が、空振り状況にマッチしました
見逃し : 発生せず
Hit_P 予測の実績は、2018/12/06 ... 2019/11/29-> 18/(18+4) = 81.8%
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
月距離地震グラフ西域、西域は南海トラフ監視領域の深さ500km未満を含むM4.8以上で、発生地震の凸部凹部の比率は、
発生地震の比率と数 ["45.0%", "55.0%", 20] 通年比率と日数["48.5%", "51.5%", 365]
26期予測グラフ(M5.0以上数は3でリミット)西域は、2019-11-29 の予測結果で、
ミニ解説・西域:
西域 >=M5.0 予測 : 続く27/28期の予測は、 27th-> Hit_N, 28th-> Hit_N
27th-> 2019/11/30 to 2019/12/11, 28th-> 2019/12/12 to 2019/12/26
下記の過去直近1年の予測実績より、Hit_N予測された期においてM5.0以上が発生しなかった確率は94.4%です、次の更新は 2019-12-11 です
西域における過去1年26期のM5.0予測実績、
Hit_P : 7 期分が、Hit_P 状況にマッチしました
Hit_N : 17 期分が、Hit_N 状況にマッチしました
空振り : 1 期分が、空振り状況にマッチしました
見逃し : 1 期分が、見逃し状況にマッチしました
Hit_N 予測の実績は、2018/12/06 ... 2019/11/29-> 17/(17+1) = 94.4%
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も現在増加しています [2019-10 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を測定する! - 地震の予測マップ]
* ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています
* 時系列予測では、各域において直近将来約14日間の地震発生を予測しています
* どちらも、2019山形沖地震M6.8、2018胆振地震M6.7、2018大阪北部地震M6.1、2016熊本地震の前震M6.5、2011年東北太平洋沖地震の前震M7.3、を正しく予測しています
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。
[3] 気象庁|震源データ
[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測