地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-09-13 地震の予測マップ 14日の地震列島は千葉でM4.0, 茨城沖,福島沖,千葉沖,青森沖でM3.X! 解説:それは小さなお月さまに始まり「今月はいつ頃が地震注意です」が可能になります! 本日の予測マップは?

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・ 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています

・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です

 

ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 9月14日の月齢は14.2日 東進Dayです

・ 9月15日の月齢は15.2日 西進Dayです、満月です

千島海溝、日本海溝南海トラフでM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます

陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません

 

= 最新地震情報9月14日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 9月14日03時25分、茨城沖でM3.8、深さ30km、震度1

 9月14日04時23分、福島沖でM3.7、深さ30km、震度2

 9月14日09時13分、千葉南東沖でM3.9、深さ100km、震度1

 9月14日11時54分、千葉北西部でM4.0、深さ80km、震度2

 9月14日12時57分、青森東方沖でM3.7、深さ60km、震度2

 

 14日はそれなりに多かったです、後述の解説よりここ数日は巨大地震は発生しない事は分かっているのですが、14日は東進最終日に当たり15日満月から西進Dayとなりますが、何か影響があるのかな?何か溜まるものとか?、を考えています

 

 

= 解説:それは小さなお月さまに始まり「今月はいつ頃が地震注意です」が可能になります! =   

 本日は地震の時間的な予測、今月はいつ頃が要注意です、といった予測が出来るようになります、についてご説明致したく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い致します

 

 話の発端は、宇宙の徒然を語り宇宙動画名ハンターでもあるブロガー「まさき りお(id:ballooon)」さんの小さなお月さまに関する9月9日の記事:

小さなお月さま 雷が怖いフクロウの赤ちゃん - Rioでじゃねーど

でして、これは国立天文台さん今年2月発表の記事:

2019年最大の満月(2019年2月) | 国立天文台(NAOJ)

に基づいており、

https://www.nao.ac.jp/contents/astro/sky/2019/02/topics01-2-l.jpg

クレジット:国立天文台

9月15日は月が地球から最も遠ざかり最も小さく見える、なのですが、このグラフは、星空と地球の美しさ&優しさを綴るブロガー軍団のメンバーであられるウィンセイこと「まーしゃ(id:hikaricanopus3)」さんが2月1日の記事でアップされていたのは知っており、

☆☆☆ 2019年2月夜空のイベント ♪♪♪ - 星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来

この時は2月20日は月が最も大きく見えるスーパームーン、が話題だった訳ですが、

その後、りおさんはブログ記事を月震に進められて、

【延期】JAXA「こうのとり」打ち上げ延期 月の地震『月震』について - Rioでじゃねーど

月震は月が地球から最も離れた時(要するに今、9月15日、お月さまが一番小さく見える時)によく発生する、という内容で、この記事について何件かブクマコメが寄せられており:

・ 「雷理(id:hentekomura)」さんは

「月震」ふしぎですね~

と、その敏感なアンテナでキャッチし、

・ 「天機(id:resongomainstream)」さんは、

月震については、初めて知りました。月震のことをよく研究すれば、地球の地震予知にも役立てられるかな?なんちゃって

と、まさにその、なんちゃって、になっちゃうのですが、

・ 「ハマサンス(id:hamasansu)」さんは、

月でも地震が起こっているのですね!知りませんでした!

と、これが地球上で面白い展開になるのですが、

・ 「刹那(id:m-golxy)」さんは、

難しい・・。月震って地球との距離影響があるということは地球の自身も影響があるってことなんですよね。多分・・・。

と、極めて鋭いご指摘でした

 

 ここで、月の地心距離という地球と月との間の距離についてですが、上図のグラフで上下に振動しているカーブですが、これは太陽の影響を受けて次のように振動するからで、 [暦Wiki/月の公転運動/近地点方向 - 国立天文台暦計算室] さんより

https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B7EEA4CECBFEA4C1B7E7A4B12FB7EECEF0A4C8CBFEA4C1B7E7A4B1fullmoon_age4.gif クレジット:国立天文台

となります

ここで、月の地心距離は詳細が国立天文台さんから公開されており、[月の地心座標 - 国立天文台暦計算室] 、誰でもこれを使って計算できます、大体35万kmから40万kmの間を振動しています

 

 以下、2018-09-01〜2019-08-31まで1年間の 月の地心距離と発生地震数(>=M3.0,<130km)です、胆振地震2018年9月6日を含める為の期間設定です

左Y軸が月の地心距離で1万km単位、右Y軸が発生地震数、X軸は日付で9とあれば9月1日を示し、測定範囲は北西太平洋、発生地震数は5626でした

月の地心距離の、下半分を凹部(地球に近い)上半分を凸部(地球から遠い)と称し、解説致します

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突出して地震数が多い日は、大半が月が地球に近い日(凹部分)である事が分かります

発生地震数トップ5をリストしますと:

・ 2018-09-06、地心距離 36.4095、発生数 109 胆振でM6.7

・ 2018-09-15、地心距離 39.0943、発生数 77   沖縄本島近海でM5.8

・ 2019-02-16、地心距離 36.4396、発生数 66   宮古島北西沖でM5.3

・ 2018-11-05、地心距離 37.5030、発生数 47   国後島でM6.2

・ 2019-04-14、地心距離 36.7533、発生数 46   翌15日釧路沖でM5.3

2018-09-15のみが凸部左側外縁で、他はすべて凹部です、2018-09-15の最大Mは沖縄でしたが多数のM3.Xが胆振で発生しており地震数は多いのです

2019-04-14については凹部なのですが格段大きな地震は発生しておらず、ただ数は多く、翌日15日に釧路M5.3があるのですが、これについてはもう少し調べます

トップ5には入りませんでしたが、2019-06-18発生の山形沖地震M6.8を調べますと、地心距離39.3771万kmで凸部左側外縁であり、発生数34の第10位でした

 

 熊本地震を含む、2016-01-01〜2016-12-31の1年間を調べますと、地震総数は7,390で、内容は:

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発生数トップ5を挙げると:

・ 2016-04-16、地心距離 39.4803、発生数 519 熊本地震M7.3

・ 2016-11-22、地心距離 39.2406、発生数 407 福島沖でM7.4

・ 2016-11-23、地心距離 39.7097、発生数 121 上記福島沖の余震

・ 2016-10-21、地心距離 39.1261、発生数 110 鳥取県中部地震M6.6

・ 2016-04-15、地心距離 39.0057、発生数 100 前日14日に熊本地震の前震M6.5

一連の熊本地震は2016-04-14の前震M6.5に始まり、ここで14日の地心距離は38.3920であり、凸部左側外縁で、その後、日を追って凸部中央方向へ移動しますが、月が地球から最も離れる凸部中央に至る事はありません

福島沖と其の余震は凸部左側外縁で、凸部中央には至りません

鳥取県中部地震は凹部です

 

 最後に3.11を含む、2011-01-01〜2011-12-31の1年間グラフを取ると、発生地震総数は29,291で:

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これは凄い、この場合は時間順に発生数トップ5をリストしますと:

・ 2011-03-11、地心距離 39.6985、発生数 647で5位

・ 2011-03-12、地心距離 39.2319、発生数 1086で1位

・ 2011-03-13、地心距離 38.6875、発生数 934で2位

・ 2011-03-14、地心距離 38.0832、発生数 847で3位

・ 2011-03-15、地心距離 37.4592、発生数 652で4位

と時間順に並びます

2011-03-11の地心距離は凸部右側外縁の右肩下がりの部分であり、日を追って下がってゆく、即ち月は地球に近づいてゆく方向となります

特筆すべきは、次の右肩下がり4月中旬にもピークが見られ、ピーク直前の凸部中央では発生数ダウンが見られる事です、これは月の加速度・減速度を議論する際に非常に重要なデータで、いずれ論じたいと考えています

 

 以上、まとめますと:

・ 巨大地震は、月が地球に近い地心距離が凹部領域か、少なくとも凸部外縁で発生し、月が地球から最も離れる凸部中央で(初期)発生する事はない

・ 月の地心距離は将来に渡り分かってるので、何月何日から何日までは要注意!という注意報が可能で、これは地震発生の時間的な予測である

・ それに対し、現在行なっている地震予測は、救急マーク中心から20km範囲内でM5.0以上の地震は発生するという空間的な予測をしており、これにより空間的及び時間的な地震予測が完成する事になる

・ 凹部領域内と凸部外縁、この凸部外縁を凸部中央から何%くらいまで離れた所迄を含むのか?は直前の過去事例により調べて決定する

それは全く簡単な話なのですが、過去10年間のデータ解析可能ですので、もう少し追加検証致します、即ち、本当に凸部中央で巨大地震は発生しないのか?を、です

 

 という訳で:

・ もう少し追加検証します、実際、凸部中央でもM5.Xクラスは海底で集中的にではないが単発的に発生する事例はある、を確認しています

・ この辺り、データ10年分の追加検証しながら、どう取り扱うかを決めて、プログラム化します、本システムとして始めて確率を導入する事になると思います

・ あと適用領域の問題があります、上記のグラフは北西太平洋全域に渡る時間予測で、広すぎると思っています、少なくとも列島の東域・中域・西域に領域を分割した上での時間予測が必要だろう、と思っています、が、これも充分な検証が必要です

・ りおさんの小さなお月さまブログに端を発し、月震に話題は移り、「月震?それは月が地球に最も近づいた時に発生でしょ?」と私がコメントしたら、何と月震は月が地球から最も離れた時に起きる(要するに、今、9月15日)、との事で、「ぬぁにぃ〜?!そんなぶぁかぁなぁ!」から始まった考察・分析・解析の結果でした、りおさん、どうもありがとう御座いました

 

以上、長文お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

 

 

  

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-09-13 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークがM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:

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過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震青:死者有り紫:最大震度6以上 以下、同様

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:

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東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:

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となります

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-08 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室