地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-09-10 地震の予測マップ 11日の地震列島は茨城,愛知でM3.X! 解説: >=M5.0で地震マップを見てみよう! 本日の予測マップは?

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・ 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています

・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です

 

ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 9月11日の月齢は11.2日 東進Dayです

・ 9月12日の月齢は12.2日 東進Dayです

千島海溝、日本海溝南海トラフでM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます

陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません

 

= 最新地震情報9月11日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

9月11日15時32分、茨城北部でM3.0、深さ10km、深度1

9月20日20時22分、愛知東部でM3.3、深さ20km、深度2

 

 茨城北部は北アメリカプレート、愛知東部はユーラシアプレート、各プレートの地殻内地震です、どちらも明日以降救急マークとなります

 

 

= 解説: >=M5.0で地震マップを見てみよう! =  

 本日は、M5.0以上の地震がどのように分布しているか?見てみます、と致したく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い致します

 

 例によって、グラフとマップを順次羅列しますと:

・ まず、深さ0km<=地震<500kmの、M5.0以上度数グラフです

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地震総数は136

気になるのは、M3.0以上ですと10km<=地震<20kmと40km<=地震<50kmの2ヶ所にあったダブルピークが、M5.0以上ですと0km<=地震<10kmと40km<地震<50kmのダブルピークに変化する事です

これは、M5.0以上の場合、北アメリカプレートとユーラシアプレートの地殻内であるが海底での地震が多い事によります

尚、0km<=地震<130kmの度数グラフは取っていません

・ 次は部分拡大で、130km<=深さ<300kmの度数グラフM5.0以上、地震数は4

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・ 次も部分拡大で、300km<=深さ<500kmの度数グラフM5.0以上、地震数は10

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 となります

 

・ 続いて、深さ0km<=地震<130km地震マップM5.0以上

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海底における地震が多く、ここに0km<=地震<10kmの大陸プレート地殻の海底における地震が含まれています

・ 次が、130km<=深さ<300km地震マップM5.0以上

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極めて少なく、小笠原諸島南方で3ヶ所と奄美大島北西沖に1ヶ所の4件のみです、伊豆諸島・小笠原諸島の西方沖について言えば、ここでM5.0以上を起こす様な障壁に遭遇する事はなく、スルーして下方に沈み込んで行く、という事になります

 ・ 次が、300km<=深さ<500km地震マップM5.0以上

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ここで、小笠原諸島西方沖から南海トラフ深層を横断し日本海へ抜けるパスが見えてきました、この1年をM5.0以上に絞ると、東北地方日本海西方沖や北海道北方沖でも地震は発生していませんで、このパスのみが活性化されている特徴があります

この南海トラフ深層横断パスとでも称したくなるパスに着目したいのです

 

 ここで、突然ですが、地震モーメントを採用します、これは物理モデルが明確で、地震が発生した際の断層面(長さx幅)に加わる力と断層面が移動した距離から地震エネルギーを算出する方法であり、地震エネルギーの大きさと断層面が移動した方向をマップ上に表示しよう、と考えています

断層面が移動した移動量を知りたい、とお思いになるかもしれませんが、移動するのは2次元の断層面で移動した結果は3次元となり、マップ表示には適していません、ので、あくまでも地震エネルギーの大きさと断層面移動方向のみ、に絞ります

断層面が移動した移動量(変位量)とは、Wiki [地震モーメント - Wikipedia] より:

経験的に地震の規模と断層長・変位量の目安が分かっている。断層長、幅、変異量の比率が地震の規模に拘わらずほぼ一定で相似と見做すスケーリング則が成立していると仮定すると以下のようになる。

  • Mw3のとき、断層長は約400m、 変位量は約2cm
  • Mw5のとき、断層長は約4km、    変位量は約0.2m
  • Mw6のとき、断層長は約13km、  変位量は約0.6m
  • Mw7のとき、断層長は約40km、  変位量は約2m
  • Mw8のとき、断層長は約130km、変位量は約6m
  • Mw9のとき、断層長は約400km、変位量は約20m

1960年代後半から地震学に登場した考え方であり、1980年代からモーメント・マグニチュードが普及してからは地震観測でも広く使われている指標である。

変位量が断層面が移動した移動量で、この表の変位量を使うのも一つの手です(これが広く使われている指標であれば、です)、ただ不思議な事に幅については記載されていません、この表を使う場合にはMw5とはMw5.0であると解釈して線形補間します

 

 という訳で、これからプログラムを組みます、1〜2週間位かかります、変位量は上記の表を使う事になるか?と思っています、が、最初は必要ないかもしれませんし、変位量はマップには表示しませんので、後から何とでもなると思っています

それほど明確な(美しい)結果マップは出ないのでは?と思っています(とか言って予防線を張る私がここに居ますね!)、ですが、美しいかどうか?なんて期待しないからまずは結果を見たい!という方へは、乞うご期待、なのです

 

以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

 

 

  

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-09-10 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークがM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:

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過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震青:死者有り紫:最大震度6以上 以下、同様

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:

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東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:

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となります

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-08 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室