地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-09-03 地震の予測マップ 4日の地震列島は三陸沖,岩手沖でM4.X! 解説:地震による断層破壊の広がりとリヒター則と! 本日の予測マップは?

常に最新記事なら [こちら最新!] をアクセスし、ブックマーク!

・ 地震予測マップは、毎日、午前0時30分〜午前1時頃にアップしています

・ 防災科研さんから午前0時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です

 

ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 9月04日の月齢は04.2日 東進Dayです

・ 9月05日の月齢は05.2日 東進Dayです

千島海溝、日本海溝南海トラフでM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます

陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません

 

= 最新地震情報9月4日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

9月4日03時42分、三陸でM4.4、深さ10km、震度1

9月4日19時54分、岩手沖でM4.0、深さ50km、震度2

 

4日は東北太平洋沖でM4.Xが2件、そこそこの一日でした

 

 

= 解説:地震による断層破壊の広がりとリヒター則と! =  

 本日は、昨日に引き続き、モーメント・マグニチュードに関連する断層破壊の長さと変位量について、もう少し詳しくまとめさせて頂きたく、加えて、独立な話になりますがグーテンベルグ・リヒター則の結果も添付致したく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い致します

 

 防災科研さんの資料 マグニチュード別に見た地震のイメージ

http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/sec2.2.html

からの抜粋です

  いったん始まった破壊がどこまで拡がるかということは,破壊開始点の周囲における応力蓄積状況や, 地中における岩石の破壊強度の分布状態などに依存します. 広い領域にわたって地震発生の準備が整っている場合には,断層面が大きく拡がって大地震に発展します.


 地震の規模を示すマグニチュード(M,正確にはモーメント・マグニチュードMw)は, この破壊の広がり具合に直接関係しており,

M8の地震では代表的な断層面の長さが100~150km, 断層の食い違い量は4~5mとなります.

また,M7の地震では断層長が30~40kmで食い違い量が1.5~2m,

M6の地震では断層長が10~15kmで食い違い量が40~50cmというのが,一般的なイメージです.

これを延長していくと,M2の地震断層面の長さが100~150m,食い違いの量は4~5mm程度ということになります.

断層面の長さと断層の食い違い量は、昨日のWikiで言う断層長と変位量ですが、多少違うようですが、まぁ良しとしましょう

” これを延長していくと ” というのは、モーメント・マグニチュードはMw4以上の大きな地震でしか観測できないので、小さな地震は比例配分で推定する、という意味です

で、断層面の長さと断層の食い違い量を掛け算して面積とし、東京周辺の地図で表示しています

http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/PNG/fig2.4.png

実際の断層面の長さと断層の食い違い量の形状は、もっともっともっと細長いですが、面積比較はできます

次の説明に「地震モーメント」なる言葉が出てくるのですが、これは「断層面の長さと断層の食い違い量の掛け算(面積)」に断層が移動した距離を掛けたものを言いまして、これはエネルギーになります、即ち、地震のエネルギーはこの「面積」に比例するのです、そしてこの地震エネルギーを対数表示したものがモーメント・マグニチュードです

地震のエネルギーに直接関係するこの地震モーメントに直結して定義された, 物理的意味の明確な地震規模の尺度が,モーメント・マグニチュード(Mw)です.

という事で、Wiki [モーメント・マグニチュード - Wikipedia] より追加すると、

他の計測法とは異なり、モーメント・マグニチュードマグニチュードの飽和が起きることはなく、測定可能な大きさには上限がない。しかし、モーメント・マグニチュードは弱い地震地震モーメントの計測の困難さから正しくマグニチュードを計測できない欠点がある。  

であります、だから小さなMは推論するしかないのです、後、測定解析に時間がかかる、という欠点もありました

 

 所で、「地震の発生頻度と規模の関係は、片対数グラフで示すと直線になる」というグーテンベルグ・リヒター則というのがあって [グーテンベルグ・リヒター則 - Wikipedia] 、2018-09-01から2019-08-31についてM2.XからM7.Xまでグラフ化してみました、数値は:

Mag: 2.X :count-> 18025
Mag: 3.X :count-> 3957
Mag: 4.X :count-> 882
Mag: 5.X :count-> 132
Mag: 6.X :count-> 20
Mag: 7.X :count-> 0

f:id:yoshihide-sugiura:20190904021154p:plain

確かに、M2.XからM4.Xまでは実に綺麗な直線に乗っています、が、M5.Xから少し外れます、これは、私が、気象庁マグニチュードとモーメント・マグニチュードの両方が記載されている場合平均を取ってしまっているので小さく出ている可能性があります、大きい方のマグニチュードを採用するように(気象庁マグニチュードは大きなMで飽和する)、プログラム修正します

しかし、まぁ、大勢に影響はないでしょう、本システムではM3.0以上か否か?は重要な判断ですが、M3.0以上であれば大きさMは見ていませんので

 

以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

 

  

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-09-03 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークがM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

f:id:yoshihide-sugiura:20190905001310p:plain

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

f:id:yoshihide-sugiura:20190905001328p:plain

次がポイント予測・東域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

f:id:yoshihide-sugiura:20190905001348p:plain

根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:

f:id:yoshihide-sugiura:20190625053341p:plain

過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震青:死者有り紫:最大震度6以上 以下、同様

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

f:id:yoshihide-sugiura:20190905001406p:plain

次がポイント予測・中域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

f:id:yoshihide-sugiura:20190905001423p:plain

青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:

f:id:yoshihide-sugiura:20190625042439p:plain

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

f:id:yoshihide-sugiura:20190905001441p:plain

次がポイント予測・西域 救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

f:id:yoshihide-sugiura:20190905001501p:plain

南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:

f:id:yoshihide-sugiura:20190625044449p:plain

となります

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も8月現在増加しています [2019-08 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート深部には応力歪が伝搬され、これが原因で深部のスラブ内領域で通常の地震が発生します。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室