地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-08-24 地震の予測マップ 25日の地震列島は青森東方沖でM4.2! 解説:2019-08-23より感度を大幅にアップ, 東北は太平洋側に赤マークが充満しましたが西進圧力の反発も始まりました! 本日の地震予測マップは?

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 地震予測マップは、毎日、午前零時半頃にアップしています

 防災科研さんから午前零時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です

 

 

ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:

・ 8月25日の月齢は23.5日 西進Dayです

・ 8月26日の月齢は24.5日 西進Dayです

千島海溝、日本海溝南海トラフM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:

・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します

・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します

相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます

陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません

 

= 最新地震情報月25日(M3.0以上かつ震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 8月25日03時51分、青森東方沖でM4.2、深さ70km、震度2

* 8月25日19時28分、浅間山で小規模噴火、噴煙600m、今年2回目

 

 25日はM4.2が青森東方沖で1件、東北太平洋側が不安定です

 

 

= 解説:2019-08-23より感度を大幅にアップ, 東北は太平洋側に赤マークが充満しましたが西進圧力の反発も始まりました! =

 昨日、8月24日発生の福島沖M5.5が予測できませんでした、これは深さがごく浅くという事で10km未満という意味で、北アメリカプレート地殻内の断層がズレた地震で、地上で発生すれば陸地直下型で深さ10km未満という事ですと震度5強か6弱程度になる地震です

これが予測できないのはマズい、という事で昨日のうちに感度をアップさせて予測できるように修正致しました、ついては、この辺りをまとめて報告致したく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い申し上げます

 

 この所、以下のごとく感度アップが頻繁です

A 6月18日発生の山形沖M6.8深さ10kmが予測できず、感度アップで予測可能に

B 8月04日発生の福島沖M6.2深さ50kmが予測できず、感度アップで予測可能に

C 8月24日発生の福島沖M5.5深さごく浅くが予測できず、感度アップで予測可能に

A、Bの地震東進破壊であり、東北に出ている東進圧力赤マーク群に起因する地震でした、しかし昨日発生のCは西進破壊でした

まず言えるのは、東進破壊の方が西進破壊よりケースが少なく予測しずらい、という事で、私の記憶では顕著な東進破壊は、2016年熊本地震の前震M6.5と本震M7.3のみです(これは予測できています)、理由はまだ分かりませんが、同じMでも東進破壊の方が感度を上げないと予測できない、傾向がありました

しかし今回、A,Bの追加学習で東進破壊にも対応でき予測可能となりました、又、Cの海底におけるM5.5とういのは非常に小さい地震なのですが、これにも対応し予測可能となりました

 

 この三回に及ぶ感度アップで、現在、東北から北関東の太平洋側は赤マークが充満しています、しかし本日2019-08-24の結果から西進圧力の反発が開始された事も分かります

ここで、3.11の震央★マーク表示位置を示しますが、★マーク表示の左下にある白い星マークが昨日の福島沖M5.5の震央で、この周辺は赤マークだったのですが青マークとなりました、西進圧力の反発の開始です、以下、本日2019-08-24の結果です:

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救急マークについては、3.11の震央は救急マーク隣接、という所です

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ここで、3.11震央の南北(これは恐らく3.11に連動して破壊された領域)には細く救急マーク空白地帯が残ります

3.11震央の南北にも赤青マーク群はそれなりに出ているので、これは、3.11震央の場所と南北の領域では、この1年間にM3.0以上が発生していない、事を示しています

やはり3.11でエネルギーを解放し、安定しているからでしょう

 

 昨日の [海溝で起こる地震 | 地震本部より、地震確率を再度簡素化しまとめると:

青森県東方沖及び岩手県沖北部 M7.9程度 5%〜30%

 ひとまわり小さいプレート間地震 M7.0〜M7.5 90%程度以上 救急マーク多出

岩手県沖南部 M7.0〜M7.5 30%程度 救急マーク多出

宮城県   M7.9程度 20%

 ひとまわり小さいプレート間地震 M7.0〜M7.5 90%程度 救急マーク多出

福島県   M7.0〜M7.5 50% 救急マーク多出

茨城県   M7.0〜M7.5 80% 救急マーク多出

・ 今回の感度アップで、宮城県沖ひとまわり小さいプレート間地震M7.0〜M7.5の確率90%に見合う救急マークの出方、になったと思います

・ しかし福島県沖については、救急マークが多出していますが確率50%と低い印象、を受けます

・ 上記の確率は、各救急マークマップの下に反映させてあります

 

最後までお付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

 

 

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい

 

= 以下、2019-08-24 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です

救急マークは海底プレート地殻内M5.0以上M5.5程度までの地震救急マークが通常のM5.0以上地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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根室沖M7.8〜8.5の確率80%、青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50% [海溝で起こる地震 | 地震本部] 2019年1月1日算定基準日の30年間確率、以下同様

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:

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過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震青:死者有り紫:最大震度6以上 以下、同様

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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青森東方沖及び岩手沖北部M7.0〜7.5の確率90% 、宮城沖M7.0〜M7.5の確率90%、福島沖M7.0〜M7.5の確率50%、茨城沖M7.0〜M7.5の確率80%、相模トラフ南関東直下地震M6.7〜7.3の確率70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:

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東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です  凡例は36kmマップと同じ

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次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです

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南海トラフM8〜M9クラスの確率70%〜80%、日向灘M7.1前後の確率70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4

参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:

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となります

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も7月現在増加しています [2019-07 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室