2019-08-19 地震の予測マップ 20日の地震列島は奄美近海でM5.1とM4.8とM3.4、東北で赤マーク領域が増大! 解説:地震計を知る! 本日の地震予測マップは?
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・ 地震予測マップは、毎日、午前零時半頃にアップしています
・ 防災科研さんから午前零時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です
ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:
・ 8月20日の月齢は18.5日 西進Dayです
・ 8月21日の月齢は19.5日 西進Dayです
千島海溝、日本海溝、南海トラフでM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:
・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します
・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します
相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます
陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません
= 最新地震情報8月20日(M3.0以上かつ震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上★が震源位置
★ 8月20日17時20分、奄美大島近海でM4.8、深さ10km、震度3
★ 8月20日18時28分、奄美大島近海でM3.4、深さ10km、震度1
★ 8月20日21時52分、奄美大島近海でM5.1、深さ10km、震度2
* 20日、奄美大島近海でM5.1とM4.8とM3.4と集中発生しました、又、M2.9という事で該当はしませんが、北大阪で震度2の地震がありました
* 東北で赤マーク領域が増大しています 、赤青マークマップ6km中域をご参照下さい
= 解説:地震計を知る! =
* 私は地震を専門にやった事はなく、地震は非線形な破壊動作で統計的な手法を使って学習させれば何とか予測は出来るんじゃない?という事で2年前に始めた訳ですが、基本的な事は走りながら学ぼう、と思っておりました、で、 固有地震を調べた際に、地震計は震源地の断層のズレ(変位量)も測定できるのではないか?と思い始めた次第で、今回はこれをまとめたく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い致します
* 地震計とは震度を測定するものですから地震計が設置された場所が受けた加速度を測定する、あと震源地を特定するものですから、加速度がやってきた方位(加速度は方向を持つ)をXYZで測定する、このXYZ測定を複数ヶ所で行えば震源地が特定できる、というのが私の理解のレベルでした
で、まずは地震計が測定する Wiki [地震波 - Wikipedia] ですが、
P波: Primary wave(第一波)の略。進行方向に振動する。速度は岩盤中で5 - 7キロメートル/秒、地震発生時最初に到達する地震波で、初期微動を起こす。
S波: Secondary wave(第二波)の略。進行方向と直角に振動する。速度は岩盤中で3 - 4キロメートル/秒、P波に続いて到達し、主要動と呼ばれる大きな揺れを起こす。
Wiki [地震計 - Wikipedia] からですが、地震計は測定対象により分類できて、
地震の揺れを速度・加速度・変位の情報として記録するために加速度計・変位計・速度計の分類に分ける。原理的には、非常に長い振り子を使うと変位計に、短い振り子を使うと加速度計に、振り子の振動子を粘性流体中におくと速度計となる。
一般的に、変位を求めたい場合には加速度計の記録を2回積分するか、速度計の記録を1回積分する。変位計の記録ならば処理の必要がないが、変位計は場合によっては振り子の長さを数メートル、振動子の質量を数百キログラムにする必要があるため、その兼ね合いが難しい。
現在は揺れの大きさについて、加速度計の記録をそのまま用い、加速度の単位であるガルで表すことも多い。
という訳で、現在の主流は恐らく加速度計を用いて震度を測定、これを2回時間積分して変位量を算出しているものと思われます、ここで時間積分はS波に対して行なっていると思います
即ち、震源地の断層のズレ(変位量)は毎回測定出来ている、という事になります、知りませんでした
ある断層(プレート境界含む)で発生した地震による変位量を加算すれば、測定を開始した年月からの変位量総和Sが求められます、これを利用して最後にその断層が地震を起こしてからどの程度変位しているか?が求められます、一方、その断層が破壊に至るのは全変位量がLに達した時である、とすれば何年後に次の破壊が発生するかが分かります
固有地震の地震周期はこのようにして求めていると思われます、問題はLをどのようにして決定しているか?ですが、もう少し調べます
地震のはじめに感じられることが多い細かい震動(初期微動)はP波、地震の激しい震動(主要動)は主にS波による。P波とS波は伝わる速度が違うので、P波とS波の到達時間の差である初期微動の時間が震央と観測地点との間の距離に比例する。初期微動が長いほど震源は遠い。初期微動が長くかつ主要動が大きい場合は、震源が遠いにも関わらず振幅が大きいので、大地震の可能性が考えられる。また、P波はS波よりも速いので、P波を検知したときに警報を出せば被害が軽減できることから、緊急地震速報や緊急停止システムで応用されている。
という事です
* P波とS波の画像を表示致しますと:
以下 [P波とS波を簡単に説明すると] さんより、
横軸は時間で、縦軸は加速度だろうと思います
以下、日本原子力開発機構さんより
ここで、S波の加速度成分に対して時間積分を行い断層の変位量を求めている、と思われます
最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と
= 以下、2019-08-19 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です
救急マークは海底プレート地殻内M5.0以上M5.5程度までの地震、救急マークが通常のM5.0以上地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります
[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています
= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
根室沖はM7.8〜8.5の確率が80%、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の確率が90% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:
過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震で青:死者有り、紫:最大震度6以上 以下、同様
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
南関東直下地震M6.7〜7.3の確率が70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
日向灘はM7.1前後の確率が70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:
となります
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も7月現在増加しています [2019-07 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]
* 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります
* ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。
[3] 気象庁|震源データ