2019-08-15 地震の予測マップ 16日の地震列島は該当する地震なし! 15日発生の青森M5.4の赤青マーク結果! 解説:固有地震を調べる! 本日の地震予測マップは?
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・ 地震予測マップは、毎日、午前零時半頃にアップしています
・ 防災科研さんから午前零時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です
ここで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:
・ 8月16日の月齢は14.5日 東進Dayです
・ 8月17日の月齢は15.5日 西進Dayです
月齢MAXは29.5日で計算しています、従って14.75日を越えると西進Dayになります
千島海溝、日本海溝、南海トラフでM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:
・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生します
・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生します
相模トラフ、琉球海溝は分かりません、東進破壊、西進破壊、どちらも有り得ます
陸地直下型地震も、分かりません、規則性はありません
= 最新地震情報8月16日(M3.0以上かつ震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上★が震源位置
★ 8月16日、該当する地震は発生しませんでした
* 昨日15日発生の青森太平洋岸M5.4の赤青マーク結果ですが、
昨日、2019-08-14 赤青マーク中域:
本日、2019-08-15 赤青マーク中域:
という事で、東進の赤マーク領域が少し拡大致しました
またしても私の予想はハズレ(西進の拡大を予想)、でした
= 解説:固有地震を調べる! =
* 本日は、固有地震とは?から入り、固有地震の持つ地震周期について、少し述べさせて頂きたく、お付き合い頂けますよう、よろしくお願い致します
例によってWikiから引っ張ってきますが、Wikiの文面は曖昧で分かりにくく、私の方で書き換えて、最終的には疑問符?の記載となっております
* まずWiki [固有地震 - Wikipedia] より、
ここで、断層とは、陸地と海溝のプレート境界・固有域を含みます
地震は地殻内でランダムに発生するという考え方に対して、固有地震のように一定の時間的間隔をもってほぼ同じ震源域・規模の地震が発生するという学説を固有地震説と呼ぶ。
現在地震学では一般的に、マグニチュード6 - 7を超えるような大地震においては、そのほとんどが固有地震であると考えられている。
という訳で、
近年有力な地震発生モデルである「アスペリティモデル」の考え方を用いれば、固有地震の震源域となる領域の周囲には必ず、たまった応力を短い周期ですぐに解放してしまう領域(遷移領域)が存在する。遷移領域では、微小地震を繰り返し発生させたり、非地震性のすべりを発生させたりして応力を開放し続けている。一方で、これに囲まれた震源域となる領域だけが応力がたまり続ける領域(固着域=アスペリティ)となる。アスペリティはその構造上、強い固着によって簡単には地震を起こさないようになっており、限界に達して初めて地震を起こし、応力を解消しようとする。
応力とはストレスとも称し、歪を作り出す外から掛かる力です、ここまではOKかと
ここで、固有地震の再来期間Rを以下の如く規定しています:
再来期間R = 長期変位量D / 断層の変位速度Z
距離Dを速度Zで割るのですから、結果は時間Rとなって、時間Rとは距離Dを速度Zで進む時間、の意味です
・ ここで変位速度Zとは長期または常時という事で固有地震以外の速度である、としています、ですから少なくとも固着域が破壊された時の平均速度は含んでおらず、従って長期変位量Dというのも破壊に伴う変位は含まれないものと思われます
・ ここで生ずる疑問は、破壊を伴わない断層のズレ(長期変位量D)なぞ各固有地震ごとに測定できるのか?という疑問です、特に過去の地震において
私には、破壊時の断層のズレ(即ち破壊時の変位量)に係数を掛けて、それを長期変位量Dとし、この程度まで長期または常時にズレたら破壊が起きる、としているものと思えます
* こうして東南海地震や南海地震などの周期を算出しています、上記の式について:
現在、この定義を用いた式に、地質調査等により変位の推定を当てはめて、大地震の発生予測を行うのが主流となっている。海溝型地震のほか、断層型地震(直下型地震)の確率論的予測もこの手法を用いている。
だそうです
私には分からない点が多いのですが、調べてゆけば徐々に分かってくると思われますので、そうします、専門用語の理解には時間がかかります
いずれにせよ、固有地震は過去データがありませんと何も算出できません、従いまして、3.11のように500年〜1000年単位で起きる地震で過去データのない地震は見逃す事になります
すべからく、現在の地震評価システムはボトムアップに構築されている、と感じます
以上、最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と
= 以下、2019-08-15 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です
救急マークは海底プレート地殻内M5.0以上M5.5程度までの地震、救急マークが通常のM5.0以上地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります
[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています
= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
根室沖はM7.8〜8.5の確率が80%、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の確率が90% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:
過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震で青:死者有り、紫:最大震度6以上 以下、同様
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
南関東直下地震M6.7〜7.3の確率が70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
日向灘はM7.1前後の確率が70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:
となります
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も7月現在増加しています [2019-07 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]
* 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります
* ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。
[3] 気象庁|震源データ