2019-07-28 地震の予測マップ まとめ・海溝における巨大地震発生日の月齢東進Day西進Dayと赤青マークパターンの関係を読む!今日の地震解説
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・ 防災科研さんから午前零時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行なっています、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です
参考まで [こよみの計算 - 国立天文台暦計算室] より:
・ 7月29日の月齢は25.8日 西進Dayです
・ 7月30日の月齢は26.8日 西進Dayです
千島海溝、日本海溝、南海トラフでM6.5以上の西進破壊による巨大地震は:
・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生する
・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生する
傾向にあります、詳しくは今日の地震解説をご参照下さい
= 最新地震情報7月29日(M3.0以上かつ震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上★が震源位置
★ 7月29日00時05分、奄美大島北西沖でM3.9、深さ10km、震度1
★ 7月29日00時35分、千葉東方沖でM4.6、深さ20km、震度3
★ 7月29日02時50分、沖縄本島近海でM4.3、深さ10km、震度1
今日の地震解説: まとめ・海溝における巨大地震発生日の月齢東進Day西進Dayと赤青マークパターンの関係を読む!
* 琉球海溝の例を加えたまとめです、お付き合い頂けますよう、宜しくお願い致します
・ 日本海溝と南海トラフにおける巨大地震とは、大規模西進破壊です、これは西進する太平洋プレート、又は、それに押されて西進するフィリピン海プレートが引き起こす地震だからです
・ 月齢は約29.5日周期で、前半分の日々が上弦月で東進Day、後半分の日々が下弦月で西進Dayとなります、月齢と東進圧力西進圧力の関係はこちら:
[2019-07-18 地震の予測マップ 系の角運動量は保存する・潮汐ロック共鳴状態・東進西進決定の原理!今日の地震解説 - 地震の予測マップ]
・ ここで巨大地震発生日の月齢東進Day西進Dayと2日前の赤青マークパターンの関係を調べます、参考として発生日の2日後の赤青マークパターンも調べます
* ケース分析
・ その1:
2011年3月9日発生の3.11の前震地震M7.3、発性日の月齢は4.3で東進Dayでした
発生2日前の3月7日の赤青マークパターンは:
であり、9日の2日後は3.11の発生日なので、まずは9日の赤青マークパターンを取ると:
であり、青マーク郡優勢で、3月11日の赤青マークパターンは:
ここから読み取れるのは、青マークパターンが支配している領域では、東進Dayがトリガーとなって西進破壊が起きる、です
東進圧力の赤マークが優勢なのは3.11の西進破壊があまりに大きく、その反動です
・ その2:
2016年11月22日発生の福島沖地震M7.4(3.11の余震)、発生日の月齢は21.9で西進Dayでした
発生2日前の11月20日の赤青マークパターンは:
であり、発生2日後の11月24日の赤青マークパターンは:
ここから読み取れるのは、赤マークパターンが支配している領域では、西進Dayがトリガーとなって西進破壊が起きる、です
・ その3:
2018年9月6日発生の胆振地震M6.7、発生日の月齢は25.2で西進Dayでした
発生2日前の9月4日の赤青マークパターンは:
であり、発生2日後の9月8日の赤青マークパターンは:
ここから読み取れるのは、赤マークパターンが支配している領域では、西進Dayがトリガーとなって西進破壊が起きる、です
・ その4:
2019年5月10日発生の日向灘地震M6.3、発生日の月齢は5.2で東進Dayでした
発生2日前の5月8日の赤青マークパターンは:
であり、発生2日後の5月12日の赤青マークパターンは:
ここから読み取れるのは、青マークパターンが支配している領域では、東進Dayがトリガーとなって西進破壊が起きる、です
・ その5:
2010年2月27日発生の沖縄本島近海地震M7.3、発生日の月齢は12.5で東進Dayでした
発生2日前の2月25日の赤青マークパターンは:
であり、発生2日後の3月1日の赤青マークパターンは:
であり、これは西進破壊ではなく東進破壊ですので、琉球海溝は除外します
* まとめますと、
日本海溝または南海トラフでM6.3〜M9.1までの西進破壊による巨大地震は:
・ 赤マークで覆われている領域で、西進Dayに発生する
・ 青マークで覆われている領域で、東進Dayに発生する
・ この関係は、ある程度の大きさのM以上で成り立つ、一応M6.5以上としたい、M4.Xなどでは成立しない
・ 発生後のパターンは西進破壊なので通常は青マーク郡で覆われるが、M9クラスまで行くと反動で赤マーク郡で覆われる、ただし発生後の赤青パターンはあくまでも参考であり、発生前の赤青パターンと月齢の関係で西進破壊は決まる
・ 千島海溝も同様だろう
・ 琉球海溝は除外、西進破壊を起こさない(東進破壊)の場合がある
・ 相模トラフは適当なケースが2010年以降無いので調査打ち切り
長文になりました、最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と
= 以下、2019-07-28 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です
救急マークは海底プレート地殻内M5.0以上M5.5程度までの地震、救急マークが通常のM5.0以上地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります
[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています
= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
根室沖はM7.8〜8.5の確率が80%、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の確率が90% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 東域は:
過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震で青:死者有り、紫:最大震度6以上 以下、同様
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
南関東直下地震M6.7〜7.3の確率が70% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 中域は:
東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です 凡例は36kmマップと同じ
次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです
日向灘はM7.1前後の確率が70〜80% [海溝で起こる地震 | 地震本部]
ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4
参考まで西暦400年頃からの大地震マップ [地震の年表 (日本) - Wikipedia] 西域は:
となります
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は増加、2019年も6月現在増加しています [2019-06 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ]
* 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります
* ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら [地殻変動情報] javaがインストールされている必要があります
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。
[3] 気象庁|震源データ