地震の予測マップ

地震発生ヶ所をポイント予測

2019-06-06 地震の予測マップ 気象庁地震火山部発表:南海トラフ地震関連解説情報・06-07!今日の地震解説

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 記事のアップは毎週、月曜・火曜・木曜・土曜の午前零時半頃になります。

 防災科研さんから午前零時に2日前の詳細データが公開され、もって1年分のデータ解析を行ないます、題名先頭にある日付が解析データ1年分の最終日です。

 

= 最新地震情報月7日(M3.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 6月7日08時43分、茨城沖でM3.9、深さ40km、震度2。

 6月7日11時58分、福島沖でM4.3、深さ30km、震度1

 6月7日19時08分、茨城沖でM4.0、深さ20km、震度2。 

 

 

今日の地震解説: 気象庁地震火山部発表:南海トラフ地震関連解説情報・06-07!

 6月7日第20回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会が行われ、同日、気象庁より報告書がアップされました! 06-07報告書はこちら [気象庁|南海トラフ地震に関連する情報] 、今回は、ほとんど全文を挙げています。

1. 地震の観測状況として:

(顕著な地震活動に関係する現象)

 5月10日08時48分に日向灘の深さ25kmを震源とするM6.3の地震が発生しました。また、この地震発生前の同日07時43分にほぼ同じ場所でM5.6の地震が発生しました。これらの地震は、発震機構が西北西・東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、フィリピン海プレートと陸のプレートの境界で発生しました。
 5月11日08時59分に、日向灘の深さ36kmを震源とするM5.0の地震が発生しました。この地震は、発震機構が東西方向に張力軸を持つ型で、フィリピン海プレート内部で発生ました。

(ゆっくりすべりに関係する現象)

 プレート境界付近を震源とする深部低周波地震(微動)のうち、主なものは以下のとおりです。
(1)四国中部から東部:5月1日から12日
(2)東海:5月5日から10日
(3)四国中部:5月11日から24日
(4)四国西部:5月11日から21日

2.地殻変動の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
 5月10日の日向灘地震に伴い、GNSS観測で小さな地殻変動を観測しています。
(ゆっくりすべりに関係する現象)
 上記(1)から(4)の深部低周波地震(微動)とほぼ同期して、周辺に設置されている複数のひずみ計でわずかな地殻変動を観測しました。
 2018年春頃から九州北部のGNSS観測で、また、2018年秋頃から四国西部のGNSS観測及びひずみ観測で、それまでの傾向とは異なる地殻変動を観測しています。
(長期的な地殻変動
 GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。
(その他の現象)
 これらとは別に、5月10日から12日にかけて四国西部に設置されているひずみ計でごくわずかな変化を観測しました。

3.地殻活動の評価
(顕著な地震活動に関係する現象)
 5月10日に発生した日向灘の2回の地震、5月11日に発生した日向灘地震は、その規模等から南海トラフ沿いのプレート間の固着状態の特段の変化を示す現象ではないと考えられます。
(ゆっくりすべりに関係する現象)
 上記(1)から(4)の深部低周波地震(微動)と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。
 2018年春頃からの九州北部の地殻変動及び2018年秋頃からの四国西部の地殻変動は、日向灘北部及び豊後水道周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。
 これらの深部低周波地震(微動)、短期的ゆっくりすべり、および長期的ゆっくりすべりは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
(長期的な地殻変動)
 御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向はフィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、その傾向に大きな変化はありません。
(その他の現象)
 5月10日から12日にかけて四国西部のひずみ計で観測されたごくわずかな変化は、地震の揺れによって生じる観測点周辺の地下の状態変化(例えば地下水流動の変化)に起因するものであったと考えられます。

4. 総合判断として

 上記観測結果を総合的に判断すると、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは今のところ得られておらず、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていないと考えられます。

解説:

 要するに、特に異常な状態は観測されていない、と言っています。

 今回は「定例」の名称が付きませんでした(といって臨時でもない)。

 GNSSとはGPS観測を主とした地殻変動観測システムの事ですが、GPSだけではないので、このような名前にしています。

 固着状況というのは、プレート境界において、スロースリップしない固着域の状況の事で、これがズレると大規模地震となります(プレート境界型地震)。 ここに変化は見られない、と言っています。

 深部低周波微動地震とは何か?というと、以下の3種類を総称してスロースリップと呼んでおり、そのうちの1種です。 日向灘から四国東方沖にかけて発生するスロースリップは破壊を伴わない特徴があります(房総半島沖のスロースリップは破壊を伴う、このように発生場所によりスロースリップの動作状況は異なる):

① 深さ30 - 40 km - 深部低周波微動。P波S波の区別が不明瞭な周期0.5秒程度の振動現象で、数日程度継続する。

② 深さ30 km付近 - スロースリップイベント地震動を生じない程度のゆっくりした断層のずれ運動。数年間継続することもある。

③ 深さ5 km付近 - 低周波地震。1秒より短い周期の成分を含まない10秒程度の周期の地震

南海トラフ評価検討会では、東海(浜松沖から駿河湾)にかけてのスロースリップを異常な現象と捉えており、現在ここで観測されている日向灘から四国東方沖にかけてのスロースリップ異常な現象とは捉えていません

5月5日〜10日にかけて東海で深部低周波地震(微動)が観測されていますが、まだ問題となるレベルではない、という事でしょう。

 いずれにせよ、5月における日向灘の一連の地震はヒヤッとさせるものがありましたが、まだ大丈夫、という事でしょう。

 

* 地殻変動マップ:国土地理院

参考までに、国土地理院さん公開のGPSによる地殻変動マップ2019年05月29日版で、関東・中部の地殻変動マップ1年分を見ますと(リンク先は1番下):

f:id:yoshihide-sugiura:20190604171105p:plain

・ 岐阜県白鳥が基準点(四角表示)で、凡例にある赤線の長さが10mm/年の移動です。

・ 八丈島と潮岬&室戸岬の移動量を比べますと、いずれも西北西に約30mm/年の移動で、潮岬&室戸岬のあるユーラシア・プレートと八丈島のあるフィリピン海プレートは同じ程度で同方向に移動、潮岬沖の南海トラフ・プレート境界に大きな歪を蓄えているようには思えません。

・ しかし、やはりユーラシア・プレート上の渥美半島西端の移動量は西北西に約10mm/年程度しかなく、渥美半島沖の南海トラフ(東南海から東海にかけて:三重から静岡にかけて)のプレート境界では歪が溜まりつつあるように見えます。

 今回 06-07の報告では、御前崎、潮岬、室戸岬では長期的な沈降傾向が続いている、との事ですが、これはユーラシア・プレートがフィリピン海プレートに引き摺られて沈み込んでいるからで、現在に始まった事ではなく長期に渡って継続している動作であって、特に現時点で危険が迫っているものではない、としています。

 

お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました。

 

 

  

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。

 

= 以下、2019-06-06 迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークは海底プレート地殻内M5.0以上M5.5程度までの地震救急マークが通常のM5.0以上地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています。

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36km予測マップです。

f:id:yoshihide-sugiura:20190608001204p:plain

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4。

南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ東域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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根室沖はM7.8〜8.5の確率が80%、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の確率が90%。  岩手沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部] 発生確率は2018年1月1日を基準日として30年以内の発生確率です(以下同様)。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。

f:id:yoshihide-sugiura:20190608001249p:plain

相模トラフ上は青マーク群で覆われており赤マークはありません。 これは関東大地震関東大震災の再来について注意レベルであり危険レベルではない事を示します。

次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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相模トラフ北側の神奈川・千葉・東京・埼玉・茨城・栃木での救急マークは要注意、関東大地震関東大震災の再来でなく、M6.7〜7.3の確率が70%(南関東直下地震)。 茨木沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部]

 

東進西進圧力表示・ピッチ6km予測マップ西域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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南海トラフはまだ救急マークが少なく通常の注意レベル、日向灘はM7.1前後の確率が70〜80%。[海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4。

 和歌山と三重県境南東沖に出ている赤い救急マークは、日付2018_08_29  M3.3  N33.45  E136.17 深さ30km  の地震です。

 紀伊水道南側に出ている赤い救急マークは、日付2019_02_11  M3.8  N33.58  E134.45 深さ33km  の地震です。 

  30kmや33kmがプレート境界か?というと少し深い(フィリピン海プレート地殻内か?)と思います。 この深さが20km〜25kmとなるとプレート境界ですので少々危険となります。

参考までに西暦400年頃から現在まで日本における大地震を網羅する Wiki [地震の年表 (日本) - Wikipedia] より南海トラフ周辺を拡大すれば:

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過去1600年間に起きた日本の主な地震の震央。赤:M7以上、それ以外の地震青:死者有り紫:最大震度6以上

となります。

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は上昇、2019年は5月現在多少ですが減少に転じています [2019-05 地震の予測マップ ここ26年間の北西太平洋地域・地震放出エネルギー推移を観測する! - 地震の予測マップ] 。

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります。

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室