地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-04-18 地震の予測マップ 南海トラフ巨大地震で発生する津波災害・要チェック学びの旅は大阪へ!今日の地震解説

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= 最新地震情報4月19日(M3.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 4月19日08時57分、宮城沖でM3.8、深さ50km、震度1。

 4月19日13時15分、根室半島南東沖でM4.2、深さ50km、震度2。

 4月19日16時06分、苫小牧沖でM4.2、深さ130km、震度1。

 4月19日21時43分、胆振でM3.0、深さ40km、震度1。

 

 

今日の地震解説: 南海トラフ巨大地震で発生する津波災害・要チェック学びの旅は大阪へ!

 気象庁さんのサイト [気象庁|南海トラフ地震について | 南海トラフ地震発生で想定される震度や津波の高さ] より、南海トラフ巨大地震津波の図です。
駿河湾~愛知県東部沖」と「三重県南部沖~徳島県沖」に「大すべり域+超大すべり域」を2箇所設定した場合の津波で、かつ満潮時、と最悪状態の場合です。 南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)(中央防災会議, 2013) より。

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 国土交通省さんの [わがまちハザードマップ | 国土交通省] にて、津波ハザードマップ 近畿 大阪府  大阪市を選択すると:

津波・水害から命を守るために”水害ハザードマップとして津波も水害として一緒に取り扱っています。 近年の線状降水帯による水害を意識したものと思われます。

 近年、河川や下水道の能力を超える豪雨が増えています。近畿地方では平成25年9月の台風18号由良川桂川が氾濫し、福知山や京都市嵐山地区などの大規模な浸水被害が発生しました。大阪市でも、平成25年8月に発生した集中豪雨により梅田地区で内水氾濫が起こりました。

 大阪市は、淀川、大和川神崎川、寝屋川などの大きな河川と海に囲まれており、平坦な低地が広がっています。そのため水害に非常に弱く、大雨や津波が発生した場合、河川氾濫や内水氾濫、津波浸水が起こることが想定されています。

 「水害ハザードマップ」は、大雨や津波に備えて、市民のみなさまに知っておいていただきたいことや、河川氾濫や内水氾濫、津波により浸水が予想されている区域と浸水深を示した地図をまとめたものです。

内水氾濫とは大雨が振ると、側溝・下水道や排水路だけでは降った雨を流しきれなくなる氾濫で、これら津波も含めた水害すべてについて、

避難勧告等の対象区域についてもあらかじめご確認ください。

と、水害・津波の避難勧告対象区域があらかじめ決められておりますので、大阪市にお住まいの方はご確認下さい。

 避難の方法: 津波が来襲する場合

南海トラフ地震発生後、最短で1時間50分で津波の第一波大阪市に到達すると想定されています。

大阪市では津波等の水害から市域を守るために防潮堤を整備していますが、大阪市域に津波警報大津波警報が発表された場合は速やかに避難してください。

 避難の方法: 津波避難施設について

大阪市の地形は比較的平坦であるため、津波から身を守るためには少しでも早く「高い」場所(建物の3階相当以上)に避難する必要があります。
そのため、津波浸水のおそれのある17区を対象に、市内に立地する堅固な施設を津波来襲時に避難できる施設として確保しています。

* 避難のポイント: 津波は繰り返しやってきます

津波は繰り返しやってきます。また、最初の波より、次の波が大きいことがあります

注意報・警報が解除されるまで、注意してください。また、津波による水面の振動は長時間続くことがあります。警報等が解除された後も、河川や海岸には近づかないでください。

津波は河川を伝ってさかのぼります。河川や海岸から離れてください。

* 避難のポイント: 地震のゆれにも注意を

南海トラフ地震が発生すれば、大阪市でも最大で震度6弱の揺れが想定されます。

避難の際には建物や、ブロック塀の倒壊にもご注意ください。

建物の看板の落下に注意、です。

* 津波の情報(大津波警報津波警報津波注意報

津波の情報
発表内容 発表の目安 皆さんにお願いしたい行動
大津波警報
(特別警報)
予想される津波の高さが高いところで3mを超える場合 津波浸水想定区域外へ避難してください
・区域外への避難が困難な場合や時間的余裕がない場合は、もよりの津波(水害時)避難ビルや鉄筋コンクリート造など堅固な建物(昭和56年以降の新耐震基準による建物)の3階以上に、安全を確認の上、避難してください。
津波警報 予想される津波の高さが高いところで1mを超え、3m以下の場合 津波浸水想定区域外へ避難してください
・区域外への避難が困難な場合や時間的余裕がない場合は、もよりの津波(水害時)避難ビルや鉄筋コンクリート造など堅固な建物(昭和56年以降の新耐震基準による建物)の3階以上に、安全を確認の上、避難してください。
津波注意報 予想される津波の高さが高いところで0.2m以上、1m以下の場合 ・非常持出品を確認してください
津波情報に注意してください。

* 避難のときの心得

ヘルメットや防災頭巾などで頭を保護し、すべりにくい靴をはきましょう。裸足や長靴は危険です。

まっ暗闇ですでに浸水している場合など、避難所へ行くのが困難な場合は、近くの3階以上の建物に一時避難しましょう。

車で避難することはできるだけ控えましょう。

車での避難については、別途取り上げる予定です。 私は、大阪市であれば車による避難は危険ではなかろうか?と思います。

避難する車で狭い道路が渋滞し、緊急車両が通れなかったり、津波にのみこまれて命を落とす危険があります。

大阪市における避難施設は:

「津波避難施設」の確保を進めています

こちらです。

大阪府における別の市(堺市など)は、別途、津波ハザードマップ 近畿 大阪府  堺市、としてご指定下さい。 このハザードマップは、地方自治体管理となっているので、自治体単位で詳細情報が提示されています。

 皆様におかれましては、是非ご自分のお住いになっている地方自治体さんの箇所をアクセス、詳細をご確認下さい。

次回は、和歌山へ移動します。 よろしくお願い致します。

 

 

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。

 

= 以下、2019-04-18迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークは海底プレート地殻内M5.0以上M5.5程度までの地震救急マークが通常のM5.0以上地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。

[防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網]、[気象庁|震源データ] を参照しています。

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4。

南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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根室沖はM7.8〜8.5の確率が80%、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の確率が90%。  岩手沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部] 発生確率は2018年1月1日を基準日として30年以内の発生確率です(以下同様)。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。

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相模トラフ上は青マーク群で覆われており赤マークはありません。 これは関東大地震関東大震災の再来について注意レベルであり危険レベルではない事を示します。

次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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相模トラフ北側の神奈川・千葉・東京・埼玉・茨城・栃木での救急マークは要注意、関東大地震関東大震災の再来でなく、M6.7〜7.3の確率が70%(南関東直下地震)。 茨木沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部]

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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南海トラフはまだ救急マークが少なく通常の注意レベル、日向灘はM7.1前後の確率が70〜80%。[海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4。

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は上昇、2019年は減少に転じています [2019-03 ここ26年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります。

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室