地震の予測マップと時系列予測グラフ

地震発生ヶ所をポイント予測し、約14日間の地震発生を将来予測する

2019-04-14 地震の予測マップ 伊豆・小笠原の地震予測マップ、地殻とプレートとリソスフェアとアセノスフェア!今月の地震解説

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= 最新地震情報4月15日(M3.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、マップ上震源位置

 4月15日05時28分、釧路沖でM5.2、深さ50km、震度3。

 4月15日23時31分、宮城南部でM3.8、深さ110km、震度1。スラブ内地震

 

 

今月の地震解説: 伊豆・小笠原の地震予測マップ、地殻とプレートとリソスフェアとアセノスフェア

本日は、月一報告の伊豆・小笠原諸島地震予測マップと、用語の解説、です。 多少、図が多くなりますが、お付き合い頂きたく宜しくお願い致します。

* 伊豆・小笠原諸島地震予測マップ:

伊豆・小笠原諸島2019-04-14 地震予測マップです。 八丈島を中心とする北側・伊豆諸島と父島母島を中心とする南側・小笠原諸島の二組に分かれます。 6kmマップ表示です。

まず、伊豆諸島の赤青マークマップです。 凡例は36kmマップと同じです。

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以下が、救急マークマップです。

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鳥島北東沖の白い☆マークですが、3月27日発生のM5.1、深さはごく浅い、地震でした。 赤い救急マーク群がある八丈島東方沖で最後のM6.Xは、2018年3月25日発生のM6.1、ここではこの1年M6.0以上は発生していません。 伊豆・小笠原諸島でM8.0を越える巨大地震は知られていません。

続いて、小笠原諸島の赤青マークマップです。

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上図、東進圧力の赤マーク群ですが、追ってみた所2018年9月から出ています。

以下、救急マークマップです。

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西之島から硫黄島にかけて東進圧力の赤マーク群が出ている訳ですが、これは、新しい背弧海盆が生成される極めて初期段階、の可能性があります。

ここですとマリアナ・モデルになりますが、このモデルでは最初に火山が生成され、これをリフトアップと称します。 西之島が正にそれではなかろうか?という訳です。 Googleマップを示します。

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太平洋プレートはフィリピン海プレートの下に西側から沈み込んでいて(角度は深いですが)、その反動として西之島がリフトアップし、かつフィリピン海プレートの東進赤マーク群が現れている、という可能性です。 海嶺が現れるとして、それは、まだまだ先の話だと思いますが。

* 用語の解説:地殻とプレートとリソスフェアとアセノスフェア、そして疑問

・ 幾つかのWikiから合成すれば:

地殻とは、地上または海底からモホロビチッチ不連続面までの層を指す。

モホ不連続面とは、地球内部のある深さを境として地震波の速さが不連続に速くなる境界面。

モホ不連続面の下側がマントルであり、マントル上端では岩石の密度が不連続に大きくなり、地震波の速さが不連続に速くなる。

これはマントル上端が地殻よりも剛性率が不連続に高く、物理的に強固で変形しにくい(日常的な言葉で言えば、マントル上端は地殻より硬い)ことを示す。

地殻とモホ不連続面を含みマントル上端の固い部分を合わせてリソスフェア(岩石圏)と呼び、その下の流動性のある部分をアセノスフェア岩流圏)と呼んで分類する。この厚さ約100キロメートル程度の固いリソスフェアが地表を覆っているわけであるが、リソスフェアはいくつかの、14個の「プレート」という巨大な板に分かれている。

となります。 従って、プレートとリソスフェアはほとんど同じですから、私はプレートを使いますが、Wikiの図にはリソスフェアはよく出てきます。 大陸地殻は、深さ約10 - 30km程度(海洋地殻は6kmでほぼ一定)、陸地直下型地震を論ずるにはどうしても必要です。 またアセノスフェア岩流圏)も、今後使う事になります。

例えば、Wiki [マントル対流説 - Wikipedia] より例を挙げれば:

 

Ridgeが海嶺、Trenchが海溝、マントル対流における上昇流が海嶺で海洋地殻を含む海洋プレートを生成し、その後アセノスフェアの対流が、上に乗るリソスフェア(プレート)を移動させ、スラブとして約700km程度までプレート引きずり込む(SLAB PULL)の図、という訳です。

・ ここで疑問が出てきます:

日本列島における大陸プレート考えた場合、はたして大陸プレート地殻直下にあるプレート部分というのはどの程度存在するのか? 例えば、紀伊水道で3月13日に発生したM5.3は、深さ43kmで、気象庁南海トラフ評価検討会04-05」によればフィリピン海プレート内の地震です。 紀伊水道ユーラシアプレートですからプレートの厚さが約100km程度とすれば、これはユーラシアプレート内で起きたのか?と言うと、フィリピン海プレートでした。 要するに、沈み込む海洋プレートの角度によって、大陸プレートの形状が変わってきます、当然ですが 。

Wiki [収束型境界 - Wikipedia] によれば:

衝突している2つのプレートの比重に十分な差がある場合、重いプレートが下に、軽いプレートが上になる形で、重いプレートが沈み込んでいく。沈み込んでいく角度は実に様々で、日本海溝のように45度くらいで沈み込んでいく場合もあれば、マリアナ海溝のようにほぼ真下に沈み込んでいく場合もある。このパターンは、プレートの比重や柔らかさの違いが原因ではないかといわれているが、詳しくはわかっていない。

海洋プレートvs大陸プレートの衝突では:

 

北海道から南を見ている、と思って頂ければOK、Ocean crustは海洋地殻、Continental crustは大陸地殻、Volcanic arcは火山弧。

この図は約45度程度で沈み込んでいるので、太平洋プレートvs北海道または東北地方のイメージです。

フィリピン海プレートは太平洋プレートより浅く沈み込んでいるので、約30度程度と想定すれば、より鋭角にユーラシアプレートを削り取っていますので、紀伊水道で深さ43kmというと、フィリピン海プレート内になるのでしょう。

では、地殻直下の大陸プレート部が存在していたとして、ここで地震は起きるのか?という疑問も生じます。 2018年9月の北海道胆振地震は深さ37kmでしたから、地殻にしては深すぎると思っていましたが、これは地殻直下の北米プレート内で起こしたものと思われます。

尚、この図で見るとContinental crust は、Lithosphereと独立のように見えますが、定義ではLithosphereに包含されており、包含関係は図では分からない・誤解を招く、文章でないと正しく伝わらない、という極めて良い事例です。

長文、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました。

 

 

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。

 

= 以下、2019-04-14迄データ1年分による本日の地震の予測マップ =

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークは海底プレート地殻内M5.0以上M5.5程度までの地震救急マークが通常のM5.0以上地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4。

南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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根室沖はM7.8〜8.5の確率が80%、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の確率が90%。  岩手沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部] 発生確率は2018年1月1日を基準日として30年以内の発生確率です(以下同様)。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。

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相模トラフ上は青マーク群で覆われており赤マークはありません。 これは関東大地震関東大震災の再来について注意レベルであり危険レベルではない事を示します。

次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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相模トラフ北側の神奈川・千葉・東京・埼玉・茨城・栃木での救急マークは要注意、関東大地震関東大震災の再来でなく、M6.7〜7.3の確率が70%(南関東直下地震)。 茨木沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部]

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度の地震注意、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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南海トラフはまだ救急マークが少なく通常の注意レベル、日向灘はM7.1前後の確率が70〜80%。[海溝で起こる地震 | 地震本部]

ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4。

 

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は上昇、2019年は減少に転じています [2019-03 ここ26年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。

 2019年がどうなるか? もうしばらく見守る必要があります。

 ここで赤い救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室