地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-03-06 地震の予測マップ 地震を巡る旅:宮崎・鹿児島を訪ねマップ!今日の地震解説

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マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークはスロー起因によるM5.0以上M5.5程度までの地震救急マークが通常のM5.0以上地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。

以下、2019年3月6日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]

 

= その前に最新地震情報3月7日(M2.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、の星が震源位置

 3月7日02時44分、父島近海でM4.3、深さはごく浅く、震度1

 3月7日03時43分、宮城沖でM3.8、深さ50km、震度2。

 3月7日04時26分、宮城沖でM4.6、深さ70km、震度4。沿岸部に近く二回目、深さ70kmで震度4は大きい

 3月7日04時50分、小笠原諸島西方沖でM4.7、深さ20km、震度1

 3月7日06時48分、浦河沖でM3.2、深さ70km、震度1

 3月7日11時20分、四国沖でM4.0、深さ10km、震度1昨日は日向灘でM3.8

 

今日の地震解説: 地震を巡る旅:宮崎・鹿児島を訪ねマップ!

 本日は、宮崎と鹿児島を巡る旅です。

 地震本部さんサイト [都道府県ごとの地震活動 | 地震本部] からの抜粋で、省略している部分があります。 Wiki [地震の年表 (日本) - Wikipedia] も参照しています。 ここでは明治以降の主だった地震をマップしているのと、種子島から奄美大島にかけては南西諸島の際に記載致します。 よろしくお願い致します。

 宮崎から行きます。

 宮崎県東方沖の日向灘では、ほぼ十数年から数十年に一度の割合でM7クラスの地震が発生し、多くの場合津波を伴います。例えば、1662年の地震M7.6、1941年の地震M7.2 や1968年の地震M7.5 では、地震の揺れによる被害とともに津波被害も生じました。一方、1931年の地震M7.0 及び1961年の地震M7.0 では、津波は小さく、地震の揺れによる大きな被害が出ました。このような津波の小さな地震は、震源域が比較的陸域に近く、震源がやや深かったと考えられます。
 陸域の下へ深く沈み込んだ(100~150kmほど)フィリピン海プレート内の地震で被害を受けることがあります。1909年の宮崎県西部の深い地震M7.6(深さ約150km)では、宮崎市周辺などで煙突の倒壊や家屋の半壊などの被害が生じました。
 宮崎県には主な活断層はありませんが、火山活動によって陸域の浅いところで発生する地震によって、局所的に大きな被害を受ける場合があります。被害が大きかったのは、1968年の「えびの地震」M6.1 であり、1967年11月にM6.0 の地震、1968年2月12日にM5.7 とM6.1 の2つの地震が発生するなど、比較的大きな地震が5月頃まで続きました。この地震では、えびの市を中心に多くの住家が全半壊し、多数の山(崖)崩れが発生しました。県内では、負傷者32名、住家全壊333棟、家屋半壊434棟などの被害が生じました。
 宮崎県では顕著な活断層はほとんど知られていません。

 そして鹿児島です。

 島嶼部を除く鹿児島県での地震は、薩摩半島など県西部で多く発生しています。ここではこれまで知られている陸域の浅いところで発生した地震のうち九州地方で最大といわれる1914年の桜島地震M7.1 が発生しています。さらに、1968年の「えびの地震」M6.1 のように、周辺地域で発生した地震によって被害を受けることもあります。「えびの地震」では、宮崎県えびの市を中心に多くの住家が全半壊し、多数の山(崖)崩れが発生し県内でも死者3名、住家全壊35棟、住家半壊202棟などの被害が生じました。
 最近では、1997年3月26日に鹿児島県北西部の地震M6.6 が発生し、薩摩川内市阿久根市及びさつま町宮之城で震度5強を観測し、負傷者31名、住家全壊4棟などの被害が生じました。この地震震源の深さは12kmと浅く、東西方向の左横ずれの断層運動による地震です。

 宮城、鹿児島では何と言っても日向灘で繰り返し起きる大地震で、Wiki [日向灘地震 - Wikipedia] によれば:

日向灘地震は規模により2つに分けられ、M)7.6 前後のものと、M7.0 - 7.2 程度のものがある。

M7.6 前後のものは約200年間隔で発生すると推定され、M7.0 - 7.2 程度のものは約20 - 27年間隔で発生すると推定され、いずれも人的被害を出している

2種類の地震を合わせると十数年から数十年に一度の割合で発生している。

 地震本部資料によれば、各々の発生確率は:

上の行が200年間隔M7.6前後

 日向灘プレート間地震   7.6前後    10%程度
 日向灘プレート間の
 ひとまわり小さい地震
  7.1前後   70%~80% 

下の行が20-27年間隔M7.1前後、です。

 以下、本日の地域・地震リストです: 

ID 地震名称 発生場所 M 死者
A 宮崎県西部 1909 宮崎県西部 7.6 0名
B 鹿児島県桜島 1914 鹿児島県桜島 7.1 29名
C 日向灘 1931 日向灘 7.1 2名
D 日向灘 1941 日向灘 7.2 2名
E 日向灘 1961 日向灘 7.0 2名
F 日向灘 1968 日向灘 7.5 1名
G 宮城県えびの 1968 宮城県えびの市(群発) 6.1 3名
H 鹿児島県北西部 1997 鹿児島県北西部 6.6 0名

本日の2019-03-06救急マーク西域に震源位置をマークマップ:

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次回は南西諸島へ移動します、が、3月9日午前零時半頃アップ記事から3日連続で3.11を取り上げる予定です、前震は捉えていたのか?本震はどうだったのか?そして3月11日にどれだけのエネルギーが放出されたのか?、の三日三回を予定しています。 よろしくお願い致します。

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。

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ピンクの小さな★マークは、南海トラフ巨大地震発生ヶ所で、西から、1854安政南海M8.4、1946昭和南海M8.4、1707宝永M8.6、1944昭和東南海M8.2、1854安政東海M8.4。

南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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根室沖はM7.8〜8.5の発生確率が80%と予想、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の発生確率が90%と予想。  岩手沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部] 発生確率は2018年1月1日を基準日として30年以内の発生確率です(以下同様)。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。

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相模トラフ上は青マーク群で覆われており赤マークはありません。 これは関東大地震関東大震災の再来について注意レベルであり危険レベルではない事を示します。

次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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相模トラフ北側の神奈川・千葉・東京・埼玉・茨城・栃木での救急マークは要注意、関東大地震関東大震災の再来でなく、M6.7〜7.3の発生確率が70%と予想(南関東直下地震)。 茨木沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意。 [海溝で起こる地震 | 地震本部]

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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南海トラフはまだ救急マークが少なく通常の注意レベル、日向灘はM7.1前後の発生確率が70〜80%と予想されており、要注意。[海溝で起こる地震 | 地震本部]

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低 、2018年は上昇、2019年は減少に転じています [2019-02 ここ26年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。

 2019年がどうなるか?、もうしばらく見守る必要があります。

 ここで救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う:3月度その2:太陽黒点数とSP500の推移 - なぜ地球磁極は逆転するのか?]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室