地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-02-16 地震の予測マップ 地震を巡る旅:関東は群馬・栃木・埼玉・茨木を訪ねマップ!今日の地震解説

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マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークはスロー起因によるM5.0以上M5.5程度までの地震救急マークが通常のM5.0以上地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。

以下、2019年2月16日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]

 

= その前に最新地震情報2月17日(M2.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、の星が震源位置

 2月17日15時49分、福島会津でM3.6、深さ10km、震度2。

 2月17日21時37分、佐渡付近でM3.6、深さ10km、震度1

 

今日の地震解説: 地震を巡る旅:関東は群馬・栃木・埼玉・茨木を訪ねマップ

 本日は、群馬と栃木と茨木と千葉を巡る旅です。

 地震本部さんサイト [都道府県ごとの地震活動 | 地震本部] からの抜粋で、省略している部分があります。 Wiki [地震の年表 (日本) - Wikipedia] も参照しています。 地震は明治以降発生したものに絞っています。

 群馬から行きます。

 県内で発生した地震には、1931年西埼玉地震M6.9 があります。この地震により、県内では死者5名などの被害が生じました。
 栃木県との県境(皇海山付近)から栃木県の日光・足尾地域にかけての地域では、定常的に地震活動が見られ、関東地方の陸域の浅い場所に見られる地震活動の中で最も活発です。この地域には火山がいくつかありますが、これらの火山と地震活動との関係について、はっきりしたことはまだ分かっていません。

 2011年東北地方太平洋沖地震では、県内で死者1名、負傷者42名などの被害が生じました 。

 次に栃木です。

 明治以降では、1949年今市地震がよく知られています。この地震では、ほぼ同程度の規模の地震 M6.2とM6.4 が8分の間隔をおいて続けて発生しました。この地震によって、今市市付近では震度6相当の揺れが生じ、県内で死者10名などの被害が生じました。また、この地震の数日あるいは数ヶ月前から地鳴りがあったことが報告されています。
 日光・足尾地域から群馬県との県境にかけての地域では、定常的に地震活動が見られ、関東地方の陸域の浅い場所に見られる地震活動の中で最も活発です。この地域には火山がいくつかありますが、これらの火山と地震活動との関係について、はっきりしたことはまだ分かっていません。

 2011年東北地方太平洋沖地震では、県内で死者4名、負傷者133名、建物全壊261戸などの被害が生じました 。

 続いて埼玉です。

 相模湾から房総半島南東沖にかけてのプレート境界付近で発生する地震としては、例えば、1923年関東地震M7.9 では、県内のほぼ全域で震度5~6の揺れとなり、死者・行方不明者343名などの被害が生じました。
 陸域の浅い場所で発生した被害地震としては、1931年西埼玉地震M6.9 がよく知られています。この地震により、県内の広い範囲で震度5程度の揺れとなり、県中部・北部の荒川・利根川沿いの地盤の軟らかい地域を中心に死者11名などの被害が生じました。

 2011年東北地方太平洋沖地震では、県内で負傷者45名、建物全壊24戸などの被害が生じました 

 最後に茨木です。

 県南西部のやや深い場所(深さ30~50km)や深い場所(深さ50~70km)では、定常的に地震活動が活発です。被害地震としては、県内で4名の死者を出した1895年霞ケ浦付近の地震M7.2 や、1921年竜ケ崎付近の地震M7.0 、1930年那珂川下流域の地震 M6.5深さ54km、1983年茨城県南部の地震 M6.0深さ72km 、2005年茨城県南部の地震 M5.3深さ46km などが知られています。これらは、関東地方の下に沈み込んだフィリピン海プレートや太平洋プレートに関係する地震活動であり、このタイプの地震活動としては、この地域が関東地方の中で最も活発です。最近数十年間では、M7程度の地震の発生は知られていませんが、M5〜6 の地震は、数年に1回の割合で発生しており、局所的に若干の被害が生じたことがあります。
 相模湾から房総半島南東沖にかけてのプレート境界付近で発生した地震では、1932年関東地震M7.9 では、県南部を中心に強い揺れが生じ、県内で死者・行方不明者5名などの被害が生じました。
 関東地方東方沖合から福島県沖にかけてのプレート境界付近で発生する地震としては、明治以降では、1909年房総半島南東沖の地震(1日にM6.7とM7.5の2つの地震が発生)、1938年茨城県沖の地震M7.0 、同年の福島県東方沖の地震M7.5 などが知られていますが、これらの地震による大きな被害は知られていません。また、M8 を越えるような巨大地震の発生は知られていません。1938年の福島県東方沖地震では県内で最大88cmの津波が検潮儀によって観測されましたが、この津波による被害はありませんでした。

 2011年東北地方太平洋沖地震では、県内で死者24名、行方不明者1名、負傷者712名、建物全壊2,633戸などの被害が生じました 。

茨木南西部はプレート沈み込み先でスラブを形成しており、地震多発地帯でした。

 茨木に関連した事項として、茨木沖、特に日本海溝東側に救急マークが多出している領域が以前から気になっていたのですが、これはアウターライズ地震の可能性があって、地震本部さんの資料でMと確率は:

  6.9~7.6     70%程度   

になっています。 確率は70%程度ですが、赤い救急マーク多出しておりアウターライズ地震に要注意です。 尚、地震本部資料でアウターライズ地震という言葉を使っている訳ではありません、あくまでもこの場所に対する私見です。

 上記地域の地震リストです:

ID 地震名称 発生場所 M 死者
A 霞が浦付近 1895 茨木県霞ヶ浦 7.2 6名
B 竜ケ崎付近 1921 茨城県霞ヶ浦南方 7.0 0名
C 大正関東 1923 相模湾中央に限定表示 7.9 105,385名
D 那珂川下流 1930 茨木県中央東部 6.5 0名
E 西埼玉 1931 群馬埼玉県境 6.9 0名
F 茨城県 1938 茨木東方沖日本海溝西方 7.0 0名
G 福島県東方沖 1938 福島沖、M7程度が続発する特徴 7.5 1名
H 今市 1949 栃木県中央 6.4 0名
K 茨城県南部 1983 茨城県霞ヶ浦南方 6.0 0名
L 茨城県南部 2005 茨城県霞ヶ浦南方 5.3 0名
M 東北地方太平洋沖 2011 震度は宮城7、津波:大船渡40.1m 9.1 18,434名

本日2019-02-16救急マーク中域に震源位置をマークマップ:

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次回は東京・千葉・神奈川へ移動します。

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。

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南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 根室沖はM7.8〜8.5の発生確率が80%と予想され、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の発生確率が90%と予想されています。  また岩手沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意です。 [海溝で起こる地震 | 地震本部] 発生確率は2018年1月1日を基準日として30年以内の発生確率です(以下同様)。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。

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相模トラフ上は青マーク群で覆われており赤マークはありません。 これは関東大地震関東大震災の再来について注意レベルであり危険レベルではない事を示します。

次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 相模トラフ北側の神奈川・千葉・東京・埼玉・茨木南部での救急マークは要注意です、関東大地震関東大震災の再来ではありませんが、M6.7〜7.3の発生確率が70%と予想されています(南関東直下地震)。 また茨木沖・日本海溝東側の救急マークはアウターライズ地震に注意です。 [海溝で起こる地震 | 地震本部]

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 南海トラフはまだ救急マークが少なく通常の注意レベルですが、日向灘はM7.1前後の発生確率が70〜80%と予想されており、要注意です。[海溝で起こる地震 | 地震本部]

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが 、2018年は上昇しました [2019-01 ここ26年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。

 2019年は、2018年と同等かそれ以上の地震エネルギーが放出されると思われます。

 ここで救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [太陽黒点数の推移を追う:2月度その2:黒点はサイクル毎の磁極方向を持つ、の解説! - なぜ地球磁極は逆転するのか?]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室