2019-02-08 地震の予測マップ 地震を巡る旅:北海道は東部と日高・十勝を訪ねマップ!今日の解説
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赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。
救急マークはスロー起因によるM5.0以上M5.5程度までの地震、救急マークが通常のM5.0以上地震を予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。
以下、2019年2月8日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]
= その前に最新地震情報2月9日(M2.0以上、震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、緑の星が震源位置
★ 2月9日08時06分、長野南部でM3.0、深さ10km、震度2。
★ 2月9日11時24分、国後島付近でM4.7、深さ110km、震度2。
今日の解説: 地震を巡る旅:北海道は東部と日高・十勝の地震を訪ねマップ!
* 本日は、北海道の東部と日高・十勝を巡る旅です。 地震本部さんサイト [都道府県ごとの地震活動 | 地震本部] からの抜粋で、省略している部分があります。 Wiki [地震の年表 (日本) - Wikipedia] も参照しています。 地震は1900年以降発生したものになります。
* 北海道の東部です。
太平洋側の沖合、北海道東部地域の海域では数多くの被害地震が発生しています。1973年根室半島沖地震M7.4 、1993年釧路沖地震M7.5 、1994年北海道東方沖地震M8.2 、2004年釧路沖地震M7.1 があります。このうち、1993年釧路沖地震と1994年北海道東方沖地震は、太平洋プレートのプレート内の地震でした。他は、太平洋プレートが陸側のプレートの下へ沈み込むことによって発生するプレート間地震でした。
太平洋側沖合の地震では、特に釧路地方、根室地方で著しい被害を受けます。また、多くの場合、地震に伴って津波が発生し、太平洋沿岸に被害を与えます。なお、1975年北海道東方沖地震M7.0 は、有感の範囲は比較的小さかったものの、大きな津波が発生しました(津波地震)。
陸域の浅い場所で発生した地震は、阿寒・弟子屈地域に集中しています。1938年屈斜路湖地震M6.1 では、震源域付近で著しい被害が生じました。さらに、1959年にも、この付近でいくつかの地震(最大M6.3)があり、被害が生じています。このように、ここでは同じ程度の規模の地震が、比較的短い時間内で続いて発生することがあります。北見山地からオホーツク海にかけての地域には、地震は多くありません。
* 日高・十勝地方です。
太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した主な被害地震には、1952年十勝沖地震M8.2 、1968年十勝沖地震M7.9 、2003年十勝沖地震M8.0 、などがあり、地震の揺れによる被害だけでなく、津波によっても著しい被害が生じました。
日高地方南部から浦河沖は地震活動の活発な地域であり、これまでにM8 程度の地震こそ発生した記録はないものの、1930年以降でもM6〜7程度の被害地震が何回か発生しています。その中で、1982年浦河沖地震M7.1 では、浦河町で震度6が観測されました。このほか、1970年十勝地方南部地震M6.7 の地震が発生しています。日高地方南部から浦河沖にかけた地域は、地下構造が複雑であるため、地震の深さを精度よく決めることは難しいのですが、通常の陸域の地震が発生する場所より深い場所(深さ20~40km)で数多くの地震が発生しているという特徴があります。
* 根室沖では津波地震が発生した事があるんですね。 あと三陸沖北部で発生しており、南海トラフ・三重沖では発生していません。 やはり海底プレートの沈み込み角が急である(太平洋プレート)と津波地震は起こりやすい?かと。 これが茨木沖でどうなのか?が当面の疑問です。
* 上記、地域、地域沖、での地震リストです。
ID | 地震名称 | 年 | 発生場所 | M | 死者 |
A | 屈斜路湖地震 | 1938 | 屈斜路湖付近 | 6.1 | 1人 |
B | 十勝沖地震 | 1952 | 襟裳岬東方沖約50km、深さ54km | 8.2 | 33人 |
C | 屈斜路湖地震 | 1959 | 屈斜路湖南 | 6.3 | 0人 |
D | 十勝沖地震 | 1968 | 十勝沖と命名されたが三陸沖北部に相当 | 7.9 | 52人 |
E | 十勝地方南部地震 | 1970 | 十勝地方南部 | 6.7 | 0人 |
F | 根室半島沖地震 | 1973 | 根室半島南東沖、深さ40km | 7.4 | 0人 |
G | 北海道東方沖地震 | 1975 | 北海道東方沖 | 7.0 | 0人 |
H | 浦河沖地震 | 1982 | 浦河南西沖20km、深さ40km | 7.1 | 0人 |
K | 釧路沖地震 | 1993 | 釧路南方沖15km、深さ101km | 7.5 | 2人 |
L | 北海道東方沖地震 | 1994 | 北海道東方沖 | 8.2 | 0人 |
M | 十勝沖地震 | 2003 | 襟裳岬南東沖約80km、深さ45km | 8.0 | 2人 |
N | 釧路沖地震 | 2004 | 釧路沖 | 7.1 | 0人 |
O | 十勝沖地震 | 2008 | 襟裳岬南東沖約110km、深さ31km | 7.1 | 0人 |
本日、2019-02-08救急マーク東域に、発生ヶ所を★マークマップです。
十勝沖 | 8.0~8.6程度 | 8% | ||
根室沖 | 7.8~8.5程度 | 80%程度 |
十勝沖で8%、根室沖で80%となっており、根室沖の方が10倍高いのは、十勝沖では既にかなりのエネルギーを放出しているからだと思います(十勝沖の方が★マークが多い、B,M,O)。
次回は北海道西部に移動します。
そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。
= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =
東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。
南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。
= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =
東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。 凡例は36kmマップと同じ。
次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 根室沖はM7.8〜8.5の発生確率が80%と予想され、三陸沖北部・日高南部沖・日本海溝西側の領域はM7.1〜7.6の発生確率が90%と予想されています。 [海溝で起こる地震 | 地震本部] 発生確率は2018年1月1日を基準日として30年以内の発生確率です(以下同様)。
東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。
相模トラフ上は青マーク群で覆われており赤マークはありません。 これは関東大地震・関東大震災の再来について注意レベルであり危険レベルではない事を示します。
次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 相模トラフ北側の神奈川・千葉・東京・埼玉・茨木南部での救急マークは要注意です、関東大地震・関東大震災の再来ではありませんが、M6.7〜7.3の発生確率が70%と予想されています(南関東直下地震)。[海溝で起こる地震 | 地震本部]
東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。 凡例は36kmマップと同じ。
南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。
次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震、救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 南海トラフはまだ救急マークが少なく通常の注意レベルですが、日向灘はM7.1前後の発生確率が70〜80%と予想されており、要注意です。[海溝で起こる地震 | 地震本部]
= まとめです =
* 2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが 、2018年は上昇しました [2019-01 ここ26年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。
* 2019年は、2018年と同等かそれ以上の地震エネルギーが放出されると思われます。
* ここで救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]
・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら。 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。
・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ。 [2019-01 太陽黒点数の推移を追う!直近48ヶ月グラフ表示 - なぜ地球磁極は逆転するのか?]
= 以上です =
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。
[3] 気象庁|震源データ