地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-01-24 地震の予測マップ 濃尾地震・日本史上最大の陸地直下型地震から学ぶ事!今日の寄り道

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークはスロー起因によるM5.0以上M5.5程度までの地震救急マークが通常のM5.0以上地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。

以下、2019年1月24日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]

 

= その前に最新地震情報1月25日(M2.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、の星が震源位置

 1月25日00時13分、茨木北部でM2.9、深さ10km、震度1

 1月25日04時11分、滋賀北部でM3.1、深さ10km、震度2。

 1月25日07時48分、和歌山北部でM2.6、深さ10km、震度1

 1月25日08時32分、茨木沖でM3.0、深さ20km、震度1

 1月25日13時48分、種子島南東沖でM4.9、深さ10km、震度1

 1月25日13時53分、種子島南東沖でM3.9、深さ10km、震度1。二回目です

 1月25日14時41分、薩摩半島西方沖でM4.5、深さ10km、震度2。

 1月25日21時10分、長野南部でM3.4、深さ10km、震度2。

 

今日の寄り道: 濃尾地震・日本史上最大の陸地直下型地震から学ぶ事

 三世代に渡る南海トラフ巨大地震の確認を終えて、ここで日本史上最大の陸地直下型地震を学んでおく事は意味あるだろう、と思いましたので、まとめさせて下さい。

 Wiki [濃尾地震 - Wikipedia] からの引用となります。

濃尾地震は1891年(明治24年)10月28日に濃尾地方で発生した日本史上最大の陸地直下型 M8.0 震度7地震で、三日前には前震 M6.0 が近くであった。

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この地震は濃尾断層帯が活動した地震で、下が地震発生時に動いた根尾谷断層

f:id:yoshihide-sugiura:20190119015845j:plain By Koto, Bunjiro., 1893

前兆現象として、数日前から「動物の異常行動」や本震の数時間前から、「鳴動音」「地鳴り」があったことが報告されている。

 私は巨大地震には2〜3日前に前震がある、と考えるべきと思います。 気象庁さんがよく「2〜3日は強い揺れに注意して下さい」と言われますが全くその通りだと思います。 本当は「もっと強い揺れに注意」と言いたい所でしょうが、それは言えないのでしょうね。 熊本地震で前震と本震の時間差は28時間、3.11で時間差は2日と3時間、でした。

濃尾地震から学ぶ事は、この「大きな地震が来たら前震と思い、2〜3日はもっと大きな地震に注意する」事であろうと思います。

但し、すべて2〜3日中に2回目の本震が来る訳ではありません、2018年島根西部地震大阪北部地震胆振東部地震、すべて1回目のみでした。

 こうして地震を予知することは出来なくても地震防災は可能であるとの観点から:

岐阜県は濃尾地震が発生した10月28日を「岐阜県地震防災の日」として指定し、地震防災の啓発などを行っている。また、毎月28日を「岐阜県防災点検の日」として、県民に災害への備えを呼びかけている。

と結んでいます。

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。

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南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。

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次がポイント予測・中域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。  凡例は36kmマップと同じ。

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南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークはM5.0からM5.5程度のスロー起因地震救急マーク がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが 、2018年は上昇しました [2018-12 ここ25年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。

 2019年は、2018年と同等かそれ以上の地震エネルギーが放出されると思われます。

 ここで救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [2018-12 太陽黒点数の推移を追う!直近48ヶ月グラフ表示 - なぜ地球磁極は逆転するのか?]  

 

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室