地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2019-01-12 地震の予測マップ 南海トラフ大地震と根室沖大地震と救急マーク!今日の寄り道

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークはM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、6kmマップにあります。

以下、2019年1月12日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]

 

= その前に最新地震情報1月13日(M2.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、の星が震源位置

 1月13日01時11分、茨木北部でM3.1、深さ10km、震度1

 1月13日01時27分、石川加賀でM1.8、深さ10km、震度2。M1.8で震度2? 地盤に注意!

 1月13日09時28分、岩手沿岸北部でM3.9、深さ40km、震度2。

 1月13日10時41分、静岡西部でM2.9、深さ20km、震度1

 1月13日11時46分、長野北部でM2.0、深さはごく浅く、震度1

 1月13日18時28分、島根西部でM2.5、深さ10km、震度1

 1月13日19時54分、福島沖でM4.2、深さ10km、震度1

 1月13日21時04分、福島沖でM3.6、深さ20km、震度1。二回目です

 1月13日21時14分、福島沖でM4.9、深さ20km、震度2。三回目です

 

今日の寄り道: 南海トラフ地震根室沖大地震と救急マーク!

 今日の寄り道は、M7〜8クラスの南海トラフ地震根室沖大地震を取り上げて、どこで起きる可能性が高いのか?を救急マークで考えてみよう、です。

 地震本部さんは各海溝について、今後30年以内に起きる地震発生確率 [海溝で起こる地震 | 地震本部] を開示しておりまして、M7〜8クラスの大地震で確率80%程度となるのは:

以下の根室沖と

f:id:yoshihide-sugiura:20190113004939j:plain地震本部

次の南海トラフです。

f:id:yoshihide-sugiura:20190113005002j:plain 地震本部

 上図の赤線で囲われた領域について、6kmマップ救急マークを見て頂ければ、根室沖は救急マークの密度は濃く、次のM7〜8はここの救急マークの所で発生するものと考えられます。

 一方、南海トラフでM7〜8クラスは未だ来ません。 救急マークがスカスカです。 ここの密度が上がって来たら、危険です。 地震本部さんの地図では日向灘南海トラフに入れていますので、来るとすればここに最初に来る可能性が高いです。

 地震本部さんとの合わせワザが使えるのは海溝で起こる地震についてのみです。 活断層で起きる直下型地震については、以下の注意書があり:

例えば、兵庫県南部地震の発生直前の確率値を求めてみると0.02〜8%でした。地震発生確率値が小さいように見えても、決して地震が発生しないことを意味してはいません。

活断層について、私には確率を使う事に限界があるように思えます 。 救急マークをそのまま地震発生注意ポイントとする方が現実的だろうと思います。

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状をレポートするhappy-ok3 さんの考えさせられるブログです、関心を持ち続けて欲しい と。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ36kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ36kmマップです。

f:id:yoshihide-sugiura:20190114001001p:plain
南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ6kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ東域です。  凡例は36kmマップと同じ。

f:id:yoshihide-sugiura:20190114001020p:plain

次がポイント予測・東域 救急マークがM 5.0以上の発生予測注意ポイントです。

f:id:yoshihide-sugiura:20190114001040p:plain

救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ中域です。 凡例は36kmマップと同じ。

f:id:yoshihide-sugiura:20190114001101p:plain

次がポイント予測・中域 救急マークがM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

f:id:yoshihide-sugiura:20190114001118p:plain

救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。

 

東進西進圧力表示・ピッチ6kmマップ西域です。  凡例は36kmマップと同じ。

f:id:yoshihide-sugiura:20190114001135p:plain

南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。 現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークがM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

f:id:yoshihide-sugiura:20190114001152p:plain

救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 

 

= まとめです =

 2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが 、2018年は上昇しました [2018-12 ここ25年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。

 2019年は、2018年と同等かそれ以上の地震エネルギーが放出されると思われます。

 ここで救急マークは、M5.0以上の地震ヶ所をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら [テクニカル事項]

・「地震の予測マップ」のデータ更新タイミングの説明はこちら [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報 javaがインストールされている必要があります。

・「太陽黒点数の推移を追う!」は別ブログへ [2018-12 太陽黒点数の推移を追う!直近48ヶ月グラフ表示 - なぜ地球磁極は逆転するのか?]  

 

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室