地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2018-11-18 地震の予測マップ 地球誕生後の後期重爆撃期とは?今日の寄り道・果てしなき想像

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークはM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、8kmマップにあります。

スロースリップ [1] 起因にも対応して救急マーク予測注意ポイントは生成されます。

以下、2018年11月18日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]

 

= その前に最新地震情報11月19日(M2.0以上、震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、の星が震源位置

 11月19日7時2分、和歌山北部でM2.8、深さ10km、震度1

 11月19日8時2分、宮古島近海でM4.5、深さ20km、震度1

 11月19日8時35分、福島沖でM3.9、深さ30km、震度1

 11月19日14時43分、青森東方沖でM3.5、深さ60km、震度1

 11月19日15時19分、与那国島近海でM4.7、深さ30km、震度1

地盤によって揺れは大きく変わります 小さなMでも大きな揺れになる事があります。

耐震対策として、本棚・タンス等の転倒防止が必要です。 寝室は特にご注意下さい。 東京消防庁作成の「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」は大変参考になります。 是非、ご一読下さい。

東京消防庁<東京消防庁電子図書館><家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック>

 

今日の寄り道: 地球誕生後の後期重爆撃期とは?

 先日のブログに突然出てきた地球誕生後のキーワードで後期重爆撃期についての説明と果てしなき想像です。

 [後期重爆撃期 - Wikipedia] からの引用です。 41億年前から38億年前の期間を指す言葉で(この時、海は既に出来ている、私の想像ではビッグポンも既に終わっている)、木星の軌道のズレが原因で小惑星帯の軌道が不安定となり大量の隕石が落ちてきた、とされるものです。 月面に残されているクレータ生成時期からの推論です。 小惑星帯とは、木星と火星との間にある小惑星群で、木星の重力が強すぎて惑星になりきれなかった岩石型の惑星です。

 何しろ36億年前にはストロマトライトが光合成を行っていましたので、ストロに至る進化に必要な時間を考えますと、私は、後期爆撃期以前に既に生命は誕生していた(ビッグポンは終わっていた)、とする意見です。 しかし小惑星帯には大量の有機物が無傷で残されていたので、この時期に有機物が地球に持ち込まれ生命が誕生した、とする考えは非常に魅力的ではあるのですが、、、時間的にストロに間に合わない、無理だと思います。

 むしろ44億年前に海が出来て、43億年前に最初の生命(二種類の好熱菌)が誕生したとして、後期重爆撃期に持ち込まれた有機物から何故第2の生命・次の生命が誕生しなかったのか?の方に興味が移ります。

 ここで恐ろしい想像が頭に浮かびます。 まず、地球は最初の妊娠しか許していないように見える事です。 次の妊娠を拒否しているように見えます。 それは43億年経った現在もそうです。 ビッグポンとは結局そういう意味になります。 そして本当に恐ろしい想像はここから始まります。 自然は小惑星帯に予備を配置しておいたのではないでしょうか?海が出来た直後の生命誕生がフェイルした場合に備えて。 恐らく、生命はカオスの中から出現した、と思います。 カオスは予測不可能なのです、例え自然と言えど予測出来ません。 しかし自然は生命の誕生がカオスである事は知っていたので、最初のトライが失敗した場合に備えて予備を小惑星帯に配置し、後期重爆撃期に地球に送り届けた。 しかし、それは杞憂であった、という想像です。

 

そして被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状を連日アップデート&レポートしている happy-ok3 さんの考えさせられるブログです、「関心を持ち続けて欲しい」と。 happy-ok3さんはご自分で独立サイトを運用されています。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ40kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ40kmマップです。

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南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ8kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ8kmマップ東域です。  凡例は40kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークがM 5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。

 

東進西進圧力表示・ピッチ8kmマップ中域です。 凡例は40kmマップと同じ。

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次がポイント予測・中域 救急マークがM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。

 

東進西進圧力表示・ピッチ8kmマップ西域です。  凡例は40kmマップと同じ。

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南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。

現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークがM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 

 

= まとめです =

本年9月の胆振地震は [北海道胆振東部地震 - Wikipedia] によればM6.6(防災科研さんのデータではM6.2)。 10月には国後島付近でM6.2が発生しています。

2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが 、2018年は確実に上昇するでしょう [2018-10 ここ25年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。 今後、海底で起きる津波を伴う海底海溝型地震と、被害が甚大となる陸地の浅い所で発生する陸地直下型地震に警戒が必要です。 またスロースリップとそれに伴う地震が太平洋沿岸で多発しています。

救急マークは、これら海底海溝型と陸地直下型とスロースリップ起因をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。 「地震の予測マップ」は、明日も報告致します。 よろしくお願い致します。

 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]

 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報

・ 「放出エネルギーと黒点数の推移」は別ブログへ。 [なぜ地球磁場は逆転するのか?]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室