地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2018-11-08 地震の予測マップ 生命はどこから来たのか 1?生命誕生ビッグポン!果てしなき想像

マークは東進圧力、マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。

救急マークはM5.0以上の地震予測する注意ポイントで、8kmマップにあります。

スロースリップ [1] 起因にも対応して救急マーク予測注意ポイントは生成されます。

以下、2018年11月8日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]

 

= その前に最新地震情報11月9日(震度1以上)です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、の星が震源位置

 11月9日0時13分、和歌山南部でM3.0、深さ50km、震度1

 11月9日4時35分、栃木北部でM3.0、深さ10km、震度2。

 11月9日6時28分、与那国島近海でM4.3、深さ30km、震度1

 11月9日6時51分、宮城沖でM4.3、深さ40km、震度2。

 11月9日8時5分、青森東方沖でM4.2、深さ20km、震度1

 11月9日10時40分、兵庫南西部でM2.4、深さ10km、震度1

 11月9日11時59分、長野中部でM2.9、深さ10km、震度1

地盤によって揺れは大きく変わります 小さなMでも大きな揺れになる事があります。

耐震対策として、本棚・タンス等の転倒防止が必要です。 寝室は特にご注意下さい。 東京消防庁作成の「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」は大変参考になります。 是非、ご一読下さい。

東京消防庁<東京消防庁電子図書館><家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック>

 

 

今日の寄り道: 生命はどこから来たのか 1?生命誕生ビッグポン!果てしなき想像

 これからの寄り道は、生命はどこから来たのか? 地球の事を考えているとどうしてもここにたどり着く。 さぁ、これから果てしなき想像の旅に出よう、アイザック・アシモフ先生の背中を見つめながら(故アイザック・アシモフは私が勝手に師と仰ぐ先生で、極めて多才多能な人物でした)。

 まず生命の定義、それは「エネルギー代謝を行い、自分のコピーを作る」物体。 ここで生命体が完成された形で地球外から飛来した、と考える人は少ないでしょう。 生命は地球の海が誕生して1億年以内に海中で合成された、生成された、作られた、即ち生まれた、と考えます。

 いつも不思議に思うのは、生命は地球誕生後のある一時期に限って海中で生まれたのではないか、と考えられる点です。 生命体の持つアミノ酸は左旋性。 アミノ酸には左旋右旋とあって人工的にはどちらも作れるけど、地球上の生命体は左旋性のみを採用しています。 海が誕生した時、最初に左旋性アミノ酸を持った原始生命が現れて、それが生命体の源で地球全土に広がっていった事を想像させるものです。

 何故、今現在、新しい次の原始生命体が海中で生まれないのでしょう? 東京湾や伊勢湾や大阪湾で生まれてもいいでしょう、栄養も沢山ありそうだし、戸籍は港区ですとか東区ですとか阿倍野区ですとか? それは現在の地球環境が、原始生命を生み出すのに適していない環境だからです。 地球は海が誕生して1億年以内のある時期にのみ原始生命を生み出すのに適した環境となったのです、そしてその環境はそれ以降二度と地球上に現れませんでした。 生命体の構成要素は現在地球上に充分あるだろうし地球外からも常に飛来し続けているでしょう。 だけどそれら原材料がすべて120%揃ったとしも、現在はそこからポンッと生命が生まれ出る環境ではないのです。

 それでは原始生命をはぐくむ地球環境とはどんな環境なのでしょう? それは今は分かりません。 これから寄り道をすれば少しは見えてくるかもしれません。 しかし原始生命の誕生には海の誕生から1億年以内の二度と現れない環境が必要であったという事は生命はどうやって生まれたのかを論ずる上で大きなヒントになります。 そして原始生命をポンッと生み出したこの時期のこの環境、それをビッグポンと名付ける事に致します。

次回は、何故生命体は左旋性のアミノ酸のみで構成されているのかを論じます。

ps: これを書いていたら松井孝典さんが全く同じ題名の本を2010年に出版されていた事を知りました。 ヤバイッこれはヤバイですよ! 読まなければと思いましたが止めました、書く前に影響を受けるから。 早くこのシリーズを書き上げてしまって、それから読ませて頂く事に致します。

 

被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状を連日アップデート&レポートしている happy-ok3 さんの考えさせられるブログです、「関心を持ち続けて欲しい」と。 皆様、是非一度、立ち寄ってみて下さい。 よろしくお願い致します。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ40kmマップです =

東進西進圧力表示・ピッチ40kmマップです。

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南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。

 

= 地震の予測マップ・ピッチ8kmマップとポイント予測です =

東進西進圧力表示・ピッチ8kmマップ東域です。  凡例は40kmマップと同じ。

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次がポイント予測・東域 救急マークがM 5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。

 

東進西進圧力表示・ピッチ8kmマップ中域です。 凡例は40kmマップと同じ。

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次がポイント予測・中域 救急マークがM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。

 

東進西進圧力表示・ピッチ8kmマップ西域です。  凡例は40kmマップと同じ。

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南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。

現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

次がポイント予測・西域 救急マークがM5.0以上の発生予測注意ポイントです。

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救急マークの予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。 

 

= まとめです =

本年9月の胆振地震は [北海道胆振東部地震 - Wikipedia] によればM6.6(防災科研さんのデータではM6.2)。 10月には国後島付近でM6.2が発生しています。

2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが 、2018年は確実に上昇するでしょう [2018-10 ここ25年間の地震放出エネルギー推移 - 地震の予測マップ] 。 今後、海底で起きる津波を伴う海底海溝型地震と、被害が甚大となる陸地の浅い所で発生する陸地直下型地震に警戒が必要です。 またスロースリップとそれに伴う地震が太平洋沿岸で多発しています。

救急マークは、これら海底海溝型と陸地直下型とスロースリップ起因をピンポイントで予測しています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。 「地震の予測マップ」は、明日も報告致します。 よろしくお願い致します。

 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]

 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]

・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら 最新の地殻変動情報

・ 「放出エネルギーと黒点数の推移」は別ブログへ。 [なぜ地球磁場は逆転するのか?]

= 以上です =

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。

[2] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[3] 気象庁|震源データ

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 過去巨大地震マップ - 地震の予測マップ

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[7] こよみの計算 - 国立天文台暦計算室