2018-10-27 地震の予測マップ 地震は2億年前のある日突然始まった!!私見
赤マークは東進圧力、青マークは西進圧力を示す圧力方向の解析表示です。
ピンク四角はM5.0以上の地震を予測する注意ポイントで、9kmマップにあります。
スロースリップ [1] 起因にも対応してピンク四角の予測注意ポイントは生成されます。
以下、2018年10月27日までのデータ1年分による解析&予測です。 [2], [3]
= その前に最新地震情報10月28日(震度1以上)です =
Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん)、緑の三角が震源位置
▲ 10月28日4時1分、長崎南西部でM2.4、深さ10km、震度1。
▲ 10月28日10時53分、宮古島近海でM4.1、深さ30km、震度1。
▲ 10月28日18時1分、宮城沖でM4.1、深さ30km、震度1。
▲ 10月28日23時46分、福島沖でM4.1、深さ60km、震度2。
地盤によって揺れは変わります 小さなMでも大きな揺れになる事があります。
耐震対策として、本棚・タンス等の転倒防止が必要です。 寝室は特にご注意下さい。 東京消防庁作成の「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」(下記pdf) は大変参考になります。 是非、ご一読下さい。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-bousaika/kaguten/handbook/all.pdf
今日の寄り道: 今の地震は2億年前のある日突然始まった!!私見
* 今日の寄り道は、現在起きているタイプの地震は2億年前から始まった、というお話しで私見です。
* 2億年前に何があったかというと、超大陸パンゲアが分裂を開始した時です。 それまで地球にはひとつの海とひとつの陸地(これをパンゲアと言う)しかありませんでした。 パンゲアは2億年前に突如分裂を開始、複数の大陸に分離、現在の地球の姿が出来上がりました。
* 何故2億年前に突如?という事ですが、46億年前に太陽系のチリの集合から原始地球が形成され、多数隕石が飛来衝突し、特に小さな惑星クラスが20個程度衝突し月が形成され、45億年前には海が形成され、地球内部の岩石に含まれる放射性元素ウランは鉛に崩壊し続け、その際に放出した熱エネルギーは地球を内部から暖め続け、やがて岩石は溶けてマグマとなり、ついには地球表面に海嶺または火山として出現し、プレートを形成しパンゲアを分裂させ、プレート移動を開始させるのに、今から2億年前までの時間が必要だった、という事です。
* 従って海が形成されて以降、2億年前までは地表に火山というものはなく火山性の地震もなく、プレートもなかったので海嶺や海溝での地震もなく、あるのは隕石衝突により生ずる地震だけで、火山やプレート移動に伴う現代的な地震は今から2億年前のある日に突然始まった、という私見です。
被災地は今... [happy-ok3の日記] 地震・豪雨・台風と、被災地の現状を連日アップデート&レポートしている happy-ok3 さんの考えさせられるブログです、「関心を持ち続けて欲しい」と。 皆様、是非一度、立ち寄ってみて下さい。 よろしくお願い致します。
=== 地震の予測マップ・ピッチ45kmマップです ===
東進西進圧力表示・45kmマップです。
南西諸島・伊豆諸島におかれましては、上図圧力表示にてマークが出ている所にご注意下さい。 M5.0以上の発生可能性がある注意ヶ所となります。 誠に申し訳ないのですが、小笠原諸島から硫黄島付近においては、現時点で正しく予測できていません。
=== 地震の予測マップ・ピッチ9kmマップとポイント予測です ===
東進西進圧力表示・9kmマップ東域です。 凡例は45kmマップと同じ。
次がポイント予測・東域 ピンク四角がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
ピンク四角の予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
東進西進圧力表示・9kmマップ中域です。 凡例は45kmマップと同じ。
次がポイント予測・中域 ピンク四角がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
ピンク四角の予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
東進西進圧力表示・9kmマップ西域です。 凡例は45kmマップと同じ。
南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。
現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。
次がポイント予測・西域 ピンク四角がM5.0以上の発生予測注意ポイントです。
ピンク四角の予測ポイントはすべて注意、津波に警戒です。
=== 放出エネルギーの推移です ===
1994年1月〜2018年9月迄・25年間の地震放出エネルギー推移
一番左は1994年。 一番右が2018年で25年目に当りますが、現時点では、2017年10月1日〜2018年9月30日の一年間・放出エネルギーです。
=== まとめです ===
ラス前のM6.5以上は2016年の鳥取(M6.6)で、ラストは2016年の福島沖(M7.4)です。
本年9月の胆振地震は [北海道胆振東部地震 - Wikipedia] によればM6.6(防災科研さんのデータではM6.2)。 また8月には硫黄島付近でかなりのM6.Xが発生しています。
2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが、2018年は確実に上昇するでしょう。 今後、海底で起きる津波を伴う海底海溝型地震と、被害が甚大となる陸地の浅い所で発生する陸地直下型地震に警戒が必要です。 またスロースリップとそれに伴う地震が太平洋沿岸で多発しています。
ピンク四角は、これら海底海溝型と陸地直下型とスロースリップ起因をピンポイントで予測しています。
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。 「地震の予測マップ」は、明日も報告致します。 よろしくお願い致します。
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]
・ 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]
・ 国土地理院さん提供の地殻変動マップはこちら。 最新の地殻変動情報
・ 「放出エネルギーと黒点数の推移」は別ブログへ。 [なぜ地球磁場は逆転するのか?]
=== 以上です ===
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [2] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[1] スロースリップ - Wikipedia プレートがゆっくりと移動し大きな破壊を伴わずにエネルギー解放する現象ですが、プレート周辺には応力歪が伝搬され、これが原因で周辺では通常の地震が生じます。 「地震の予測マップ」ではスロースリップ起因の周辺地震を予測しています。
[3] 気象庁|震源データ
[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測