地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2018-08-29 地震の予測マップ (宮城・福島・栃木・茨木・千葉、を除く日本全国が注意対象)

国土地理院さんのサイトよりデータをダウンロードし、地殻変動東進西進ベクトルマップを作成、従来の東進西進マークマップとの関連の記載を始めました。

「...黒点数の推移」は、こちらの別ブログへ: [なぜ地球磁極は逆転するのか?]

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ピンクで千島海溝・日本海溝南海トラフ位置を表示

[凡例]南海トラフ危険パターンを記載

 

=== 始めに & 最新地震情報 ===

 始めに 

マーク(東進)・マーク(西進)圧力を識別表示(どちらのマークも要注意)。

マグネチュード M6.5以上の地震を予測します。

以下、2018年8月29まで、一年間の統計解析マップです。 [1][2]

マークはM6.5以上地震を起こす可能性のある注意ポイントです。 あくまでも可能性で注意喚起が目的です。 M6.5以上は年に一度起こすか起こさないか、の頻度です。 しかし巨大地震・過去17事例において、M6.5以上はすべてマークの在る場所またはその隣接領域で起きています。

ピッチ45kmマップは全体像、ピッチ9kmマップは列島と海溝、ピッチ3kmマップは直下型の注意ポイント、です。

Wikipediaさん提示の過去地震 [3] は、[過去巨大地震マップ] に拡大。

このデータは西暦400年頃からの過去巨大地震(M7.0以上または被害甚大な地震)を網羅しており、極めて重要です。 過去巨大地震とマークが重なる場所は、別途マップ化し、9kmマップに濃いピンクの四角で表示しています。

45kmマップにコメントがあります。

9kmマップ東域・中域・西域にコメント。 潮岬沖南海トラフに赤マーク群。

= まずは、最新地震情報8月30日です =

Yahooさん [4] より掲載(元データは [気象庁] さん): 震源位置を各マップにの四角で表示。 マークの無い所に出たの四角は、歪が蓄積されていない所で起きた地震で、直ちに大地震に連動する事はありません。

 8月30日3時51分、茨木南部でM3.3。 [ibaragi]

 8月30日7時15分、岐阜美濃でM3.3。 [gifu]

 8月30日17時42分、岩手沖でM3.8。 [iwate]

 8月30日21時3分、宮城沖でM4.1。 [miyagi]

 

 

== 45kmマップです ===

過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は:[凡例]

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コメント:

 西表島では3月1日にM5.7が発生して以来、地震が継続しています。

 硫黄島近海でM5.5以上(最大M6.3)地震が多発。 現時点で列島に影響はありません。

 

国土地理院さん [最新の地殻変動情報] よりダウンロードしたデータによる8月11日までの1年間の地殻変動・東進西進ベクトルマップです(©国土地理院)。 赤い線が東進(従って始点は左側)ベクトル、青い線が西進(従って始点は右側)ベクトルです。 オフセット原点は九州西の福江(茶色の四角)です。 変動最大値は北緯26度東経142度のボックスで西進方向(青)8.1cmの変動です。 

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東進西進マークマップとの関連コメント(9kmマップと合わせてご覧下さい):

 青森東方沖に赤マーク群が出ていますが、青森南部の移動は真東ではなく南南東へ向かっています。 これは本来なら真東へ向かう所を太平洋プレートの西進圧力によって南南東へ移動させられている為と思われます。 青森・岩手東方沖から日本海溝にかけての赤マーク群は要注意です。

 若狭湾から紀伊半島にかけて出ている赤マーク群ですが、地表はすべて北西に向かって移動する西進ベクトル(青)です。 赤マークは地下120kmまでに発生した東方圧力による地震歪の総和が一定量を超えると出るもので、地下は東方圧力の歪が溜まっている事を示しています。 従って地表は北西移動で地下は東方圧力歪の塊となり、この赤マーク群は注意が必要です。 但し、琵琶湖周辺では赤マークが消滅し始めており、これはいい傾向です。

 

 

=== 9kmマップです ===

9kmマップ東域です。  凡例は:[凡例]

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コメント:

 北海道東方沖に青マーク群が出現しました。

 青森・秋田・岩手は陸地と、マークの出ている海洋部はすべて注意です。

[過去巨大地震マップ] と東域マークの重なる場所です(濃いピンクの四角)。

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9kmマップ中域です。 凡例は:[凡例]

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コメント: 石川・富山・岐阜・長野、から愛知を経て静岡沖に至る赤と青の境界線付近は特に要注意です。

[過去巨大地震マップ] と中域マークの重なる場所です(濃いピンクの四角)。

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9kmマップ西域です。  凡例は: [凡例]

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コメント:

 南海トラフは、上に赤マーク群・下に青マーク群が出ると危険です。

      現在全体として注意レベルですが、危険レベルではありません。

 日向灘は要注意です。

[過去巨大地震マップ] と西域マークの重なる場所です(濃いピンクの四角)。

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=== 3kmマップです ===

3kmマップ北海道です。 凡例は: [凡例]

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3kmマップ東北です。 凡例は: [凡例]

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3kmマップ甲信越&北陸&関東&東海です。 凡例は: [凡例]

内側の四角が大正(1923年)、外側が元禄(1703年)関東大震災震源域。 [5]

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3kmマップ北陸&東海&近畿&中国&四国です。 凡例は: [凡例]

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3kmマップ中国&四国&九州です。 凡例は: [凡例]

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=== 放出エネルギーの推移です ===

1994年1月〜2018年7月迄・25年間の地震放出エネルギー推移

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一番左は1994年。 一番右が2018年で25年目に当りますが、現時点では、2017年7月1日〜2018年7月31日の一年間・放出エネルギーです。 本年末には2018年そのものになります。 

=== まとめです ===

ラス前のM6.5以上は2016年の鳥取(M6.6)で、ラストは2016年の福島沖(M7.4)でした。 その後、M6.5以上は、起きていません。 しかしフィリピン海プレートは3〜5cm/年、太平洋プレートは8cm/年で常に移動しており、いずれ破壊に至る事は間違いありません。

2017年の放出エネルギーは過去最低でしたが、7月を過ぎた現在2018年は上昇に転ずると考えられます。 ここ1〜2年の内には蓄積した歪が、M6.5以上クラスを引き起こすものと思われます。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。 明日も報告致します。 よろしくお願い致します。

 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]

 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]

 

=== 以上です ===

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [1] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、プログラムバグやデータ解釈ミス等も含め、ここで表示された結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[2] 気象庁|震源データ

[3] 地震の年表 (日本) - Wikipedia

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 関東地震 - Wikipedia

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測