地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2018-05-06 地震の予測マップ

「...黒点数の推移」は、こちらの別ブログへ: [なぜ地球磁極は逆転するのか?] 

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本「地震の予測マップ」はメインブログです。

 

=== 始めに & 最新地震情報です ===

 始めに 

マーク(東進)・マーク(西進)の圧力ポイントを識別する地震予測です。

マーク(東進)・マーク(西進)どちらも危ないです。

マグネチュード M6.5以上の地震を予測します。

以下、2018年5月6日まで、一年間の統計解析マップです。 [1][2]

マークはM6.5以上の地震を起こす可能性のある注意ポイントを示しています。 あくまでも可能性で注意喚起が目的です。 M6.5以上は年に一度起こすか起こさないか、の頻度です。 しかし巨大地震・過去17事例において、M6.5以上はすべてマークの在る場所またはその隣接領域で起きています。

 45kmマップ      は、ピッチ45km測定で、北海道から沖縄・小笠原までの全体像。

 9kmマップ         は、ピッチ9km測定で、列島と日本海溝・相模・南海トラフを表示。

 3kmマップ         は、ピッチ3km測定で、陸地直下型の注意ポイントです。

 放出エネルギーは、過去25年間の地震放出エネルギーの推移です。

 まとめ                は、現時点のまとめで、次に起きるM6.5以上に言及します。

Wikipediaさん提示の過去地震 [3] は、[過去巨大地震マップ] に拡大してあります。

過去巨大地震マップでは、M7.0以上は赤点で示されており明確です。 しかし、死者有りが青点震度6以上が紫点と、識別困難ですので、両者まとめて被害甚大地震と称する事にします。

このデータは西暦400年頃からの過去地震を網羅しており、極めて重要です。

赤青マーク領域と過去巨大地震が重なっているポイントは、特に、要注意です。

 45kmマップに、コメントがあります。

 9kmマップ東域・中域・西域に、コメントがあります。 九州南部の赤マーク領域が大量に消滅しました。

 3kmマップ甲信越&北陸&関東&東海にコメントがあります。 相模トラフ起因による関東大震災震源域での地震危険性はなくなりました。 しかし日本海溝起因(太平洋プレート)は厳然として存在し、かつ増大していますので、要注意です。

= 最新地震情報5月7日です =

Yahooさん [4] より掲載: 陸地M2.5以上、海底M3.0以上を原則挙げています。 特別な場合を除き、震度1はコメントを付けていません。 震源位置を各マップにの四角で表示。

マークは二日前迄のデータ一年分の統計解析データです。 の四角は一日前の地震データです。 従いまして、マークが原因での四角は結果です。

私はこの因果関係を最初明確に意識してませんでした。 二日前迄のデータによる解析には一日前の地震データが考慮されておらず少々マズイ、と思っておりました。 で、何とかしなくちゃと思い、気象庁さんのサイトを眺めているうちに、むしろ現在の方式で「因果関係」が分かる事に気付いた次第です。 恐らく、この表示方法は画期的、です。 これはこれで充分意味があるように思われ、現時点では変更せずこのまま行きます。

現在は、どういうマークパターンが出ていれば(原因)、どこに地震が起きるのか(結果)、を理解する段階です。

マークの無い所に出たの四角は、まだ歪が蓄積されていない所で起きた地震で、直ちに大きな地震に連動する事はありません。

 5月7日5時1分頃、岩手北部(陸地)でM5.2。 [iwate0501] 深さ100km。 震度4。 岩手内陸部は過去巨大地震を何度も起こしている所で、要注意です。 ここの赤マーク領域の原因は、遠くインドプレートが北上しヒマラヤ山脈を形成し東西に圧力を分散させ四川を通じて太平洋岸に到達している東進圧力です。 ユーラシアプレートが圧力を伝達しています。 この領域では3.11のリバウンドも赤マーク形成の一因となっています。

 5月7日17時17分頃、トカラ列島近海でM4.1。 [tokara1717] 深さ80km。 震度2。 フィリピン海プレートの北西移動圧力が継続しています。

 5月7日18時45分頃、秋田北部(陸地)でM3.0。 [akita1845] 深さ10km。 震度1。 M3.0と小さいですが、岩手に続いて秋田にも来ました。 青森・秋田・岩手は内陸も要注意です。

 5月7日22時12分頃、長野中部でM2.5。 [nagano2212] 深さ10km。 震度1。 茨木沖から伝わってくる太平洋プレートの西進圧力領域です。

 

 

=== 45kmマップです ===

過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は:[凡例]

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コメント:

 3月1日にM5.7が西表島で発生して以来、地震が連続しており、マークで覆われている与那国〜西表近海は過去巨大地震があった場所で、要注意です。 これが、なかなか収束しません。 巨大地震に至らずに、連続した地震でエネルギーを解放してくれれば良いのですが。 フィリピン海プレートの活動が活発です。

 5月6日15時4分頃、八丈島近海で発生したM6.0地震ですが、防災科研さんのダウンロードデータに入っていませんでした。 原因は分りませんが、このまま続けます。 白い飛行機マークは出ません。 現在出ているオレンジ色の飛行機マークは3月25日に起こしたM6.0です。

 

 

=== 9kmマップです ===

9kmマップ東域です。  過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は:[凡例]

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コメント:

 青森・秋田・岩手は陸地と、青森・岩手東方沖から北海道南方沖と北海道南東沖が要注意です。 東北東方沖または北海道南方沖の赤マーク領域の減少傾向が止まりました。 一進一退を繰り返しているように見えます。

 5月6日、岩手(M5.2)と秋田(M3.0)で地震がありました。 岩手・秋田ともに過去巨大地震を起こしている場所で、要注意です。

 ここの赤マーク領域の原因は、遠くインドプレートが北上しヒマラヤ山脈を形成し東西に圧力を分散させ四川を通じて太平洋岸に到達している東進圧力です。 ユーラシアプレートが圧力を伝達しています。 この領域では3.11のリバウンドも赤マーク形成の一因となっています。

 

9kmマップ中域です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は:[凡例]

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コメント: 富山・石川・長野、能登半島から愛知を経て静岡沖に至る赤と青の境界線付近は特に要注意です。

この赤マーク領域の減少傾向が止まりました。 茨木沖から本州中央にかけての太平洋プレートによる西進圧力は、活動を活発化させており、この青マーク領域の増加に対する反作用として、赤マーク領域も増加に転じています。

 

9kmマップ西域です。  過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]

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コメント:

 兵庫に南北の境界線が出ていますが、これは問題ないと思います。 要するに引き裂かれる力ですが、そのような力がこの場所で働くという事を聞いた事がありません。 赤マーク、青マークとして単色の注意で十分となります。

 2018-05-06マップで、熊本中央以南の赤マーク領域が一夜にして消滅しました。 東進圧力の歪が解消された、という事です。 果して、これが安定化に向かうのか、次の不安定を招くのか、よく分りません。 今後の動向に注視です。

 2月に台湾、3月に西表島、4月にトカラ列島群発地震)と、確実にフィリピン海プレートの活動が北上しています。 九州南部で過去巨大地震のあった場所は注意で、特に日向灘は過去巨大地震を何回も起こしている場所で要注意です。

 

 

=== 3kmマップです ===

3kmマップ北海道です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]

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3kmマップ東北です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]

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3kmマップ甲信越&北陸&関東&東海です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]

内側の四角が大正(1923年)、外側が元禄(1703年)関東大震災震源域。 [5]

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コメント: 関東大震災震源域に青マーク(西進圧力)が出ています。 この領域が危険なのは、フィリピン海プレートによる赤マーク(東進圧力)と太平洋プレートによる青マーク(西進圧力)が領域内でぶつかり合った場合です。 現在は、通常の太平洋プレートによる青マーク(西進圧力)注意レベルで十分です。

伊豆半島東に赤マークが少しでていましたが、消滅しました。 相模トラフ起因による関東大震災の危険性はなくなりました。

しかし、青マーク領域の勢力そのもは増加しているので、危険が無くなった訳ではありません。

 

3kmマップ北陸&東海&近畿&中国&四国です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]

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3kmマップ中国&四国&九州です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]

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=== 放出エネルギーの推移です ===

1994年1月〜2018年4月迄・25年間の地震放出エネルギー推移

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一番左は1994年。 一番右が2018年で25年目に当りますが、現時点では、2017年5月1日〜2018年4月30日の一年間・放出エネルギーです。 本年末には2018年そのものになります。 

=== まとめです ===

ラス前のM6.5以上は2016年10月21日の鳥取県中部地震(M6.6)で、ラストは2016年11月22日の福島県沖(M7.4、東北地方太平洋沖地震の余震)でした。 その後、M6.5以上は、起きていません。 2017年の一年、放出エネルギーは過去最低でした。 しかし2018年1月には、青森東方沖でM6.1が起きました。 2月には台湾東部でM6.1が2回あり、福島沖ではM6.0がありました。 3月には八丈島近海でM6.0がありました。 ここ1〜2年の内に放出エネルギーは上昇に転じ、M6.5以上クラスが来るものと思われます。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。 明日も報告致します。 よろしくお願い致します。

 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]

 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]

 黒点数の推移 [6] は、こちらの別ブログへ。 [なぜ地球磁極は逆転するのか?]

 

=== 以上です ===

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [1] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[2] 気象庁|震源データ

[3] 地震の年表 (日本) - Wikipedia

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 関東地震 - Wikipedia

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測