2018-04-18 地震の予測マップ (山形・福島・栃木・茨木・千葉、を除く日本全国が注意対象)
「...黒点数の推移」は、こちらの別ブログへ: [なぜ地球磁極は逆転するのか?]
はてな ”プロフィール” への直行便はこちら: [プロフィール]
本「地震の予測マップ」はメインブログです。
=== 始めに & 最新地震情報です ===
= 始めに =
赤マーク(東進)・青マーク(西進)の圧力ポイントを識別する地震予測です。
赤マーク(東進)・青マーク(西進)どちらも危ないです。
マグネチュード M6.5以上の地震を予測します。
以下、2018年4月18日まで、一年間の統計解析マップです。 [1] 、[2]
赤青マークはM6.5以上の地震を起こす可能性のある注意ポイントを示しています。 あくまでも可能性で注意喚起が目的です。 M6.5以上は年に一度起こすか起こさないか、の頻度です。 しかし巨大地震・過去17事例において、M6.5以上はすべてマークの在る場所またはその隣接領域で起きています。
・ 45kmマップ は、ピッチ45km測定で、北海道から沖縄・小笠原までの全体像。
・ 9kmマップ は、ピッチ9km測定で、列島と日本海溝・相模・南海トラフを表示。
・ 3kmマップ は、ピッチ3km測定で、陸地直下型の注意ポイントです。
・ 放出エネルギーは、過去25年間の地震放出エネルギーの推移です。
・ まとめ は、現時点のまとめで、次に起きるM6.5以上に言及します。
Wikipediaさん提示の過去地震 [3] は、[過去巨大地震マップ] に拡大してあります。
過去巨大地震マップでは、M7.0以上は赤点で示されており明確です。 しかし、死者有りが青点、震度6以上が紫点と、識別困難ですので、両者まとめて被害甚大地震と称する事にします。
このデータは西暦400年頃からの過去地震を網羅しており、極めて重要です。
赤青マーク領域と過去巨大地震が重なっているポイントは、特に、要注意です。
・ 45kmマップに、コメントがあります。
・ 9kmマップ東域・中域・西域に、コメントがあります。
= 最新地震情報4月19日です =
Yahooさん [4] より掲載: 陸地M2.5以上、海底M3.0以上を原則挙げています。 特別な場合を除き、震度1はコメントを付けていません。 震源位置を各マップに緑の四角で表示。 震源位置又は周辺に赤青マークがあれば、続いて起きる地震に注意です。
* 4月19日6時8分頃、島根西部(陸地)でM2.5。 [shimane0608]
* 4月19日13時58分頃、宮城沖でM4.1。 [miyagi1358] 深さ70km。 震度2。
* 4月19日20時34分頃、岩手沖でM3.6。 [iwate2034] 深さ50km。 震度1。
* 4月19日20時38分頃、岩手沖でM4.7。 [iwate2038] 深さ30km。 震度3。
=== 45kmマップです ===
過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は:[凡例]
コメント:
・ 3月1日にM5.7が西表島で発生して以来、マークで覆われている与那国〜西表近海は、M7.0以上の巨大地震が過去多数あった場所で、注意が必要です。
・ 2月の台湾、3月の西表島、4月のトカラ列島(奄美大島北方)、とフィリピン海プレートの活動が北上しています。
・ 九州南部から沖縄にかけて広い範囲で赤マーク群が存在しています。 この原因ですが、北上するインドプレートがユーラシアプレートにヒマラヤ山脈を造ってから、東西に圧力を分散進行させ、四川を経て太平洋岸に達しています。 ユーラシアプレートは大陸型プレートなので自分自身で移動するエネルギー源を持ちませんで、伝達するだけです。 北上するインドプレートのエネルギーがこの赤マーク群の遠因です。
移動速度は九州南部で南東へ数ミリ/年程度です。 数センチ/年で北上するフィリピン海プレートや十数センチ/年で西進する太平洋プレートに比べれば一桁から二桁も小さいのですが、何しろユーラシアプレートが超デカイので慣性モーメントも超弩級です。
現在、九州中部は北西と南東に引き裂かれつつあります。 南東への圧力は上記インドプレート遠因で良いのですが、北西への圧力が謎です。 原因として、フィリピン海プレートの北西推進圧力が極めて強く出る領域である、という特殊性くらいしか考え付きません。
一方、青森周辺や琵琶湖周辺での赤マーク群も同様にインドプレート遠因ですが、加えて、青森の場合には3.11のリバウンドが追加されます。
=== 9kmマップです ===
9kmマップ東域です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は:[凡例]
コメント:
・ 青森・秋田・岩手にかけて、大量の赤マークが出ていて、注意です。 特に、オレンジ色の飛行機群が出ている青森・岩手東方沖(北海道南方沖)は注意です。
・ 赤マーク領域と青マーク領域の境界も注意です。 典型的な東進圧力と西進圧力のぶつかり合いを起こしており、かつ、現在西進の青マークが増殖中です(白い飛行機マークの周辺)。
・ 4月19日岩手沖でM3.6とM4.7が連続して発生しました。 現在、赤マークが出ている所とその境界ですが、果してこのまま赤マークが優勢になるのか青マークが優勢になるのかそれともマーク・パターンは変わらないのか、明日の結果を見てみる必要があります。
9kmマップ中域です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は:[凡例]
コメント:
・ 4月14日愛知西部で起きたM4.6を筆頭とする中規模地震以来、愛知周辺では赤マークが増殖しています。 東進圧力が優勢になっています。
・ 能登半島から愛知を抜けて静岡沖に至る赤と青の境界線付近は要注意です。 東進圧力と西進圧力がぶつかり合っています。 この境界線付近で過去巨大地震を起こした場所は要注意です。
9kmマップ西域です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]
コメント:
・ 4月9日のM5.8島根地震以降、中国・四国・九州では大半の領域が赤青マークで覆われました。
・ 一旦こうなると、マーク境界と過去巨大地震のあった所を注意するしか手がありません。
・ 熊本でマーク境界が北部青マーク(西進)・南部赤マーク(東進)と出ています。 ここは中央構造線の最西端で、2016年4月に熊本地震を起こした場所です。 但し、二年前に大きくエネルギーを解放しているので、同じ場所で再度大きな地震が現時点で起きるとは思えません。
・ 2月に台湾でM6クラスの地震があり、3月から西表島で連続する地震が観測され、4月16日にはトカラ列島で8回に及ぶM3.0以上が観測されました。 確実にフィリピン海プレートの活動が北上しています。 九州南部で過去巨大地震のあった場所は注意する必要があり、特に、日向灘は過去巨大地震M7.0以上を何回も起こしている場所で注意です。
=== 3kmマップです ===
3kmマップ北海道です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]
3kmマップ東北です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]
3kmマップ甲信越&北陸&関東&東海です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]
内側の四角が大正(1923年)、外側が元禄(1703年)関東大震災震源域。 [5]
3kmマップ北陸&東海&近畿&中国&四国です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]
3kmマップ中国&四国&九州です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ] 、凡例は: [凡例]
=== 放出エネルギーの推移です ===
1994年1月〜2018年3月迄・25年間の地震放出エネルギー推移
一番左は1994年。 一番右が2018年で25年目に当りますが、現時点では、2017年4月1日〜2018年3月31日の一年間・放出エネルギーです。 本年末には2018年そのものになります。
=== まとめです ===
ラス前のM6.5以上は2016年10月21日の鳥取県中部地震(M6.6)で、ラストは2016年11月22日の福島県沖(M7.4、東北地方太平洋沖地震の余震)でした。 その後、M6.5以上は、起きていません。 2017年の一年、放出エネルギーは過去最低でした。 しかし2018年1月には、青森東方沖でM6.1が起きました。 2月には台湾東部でM6.1が2回あり、福島沖ではM6.0がありました。 3月には八丈島近海でM6.0がありました。 ここ1〜2年の内に放出エネルギーは上昇に転じ、M6.5以上クラスが来るものと思われます。
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。 明日も報告致します。 よろしくお願い致します。
・ 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]
・ 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]
・ 黒点数の推移 [6] は、こちらの別ブログへ。 [なぜ地球磁極は逆転するのか?]
=== 以上です ===
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [1] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、結果について何ら責任を負うものではありません。
引用:
[2] 気象庁|震源データ
[5] 関東地震 - Wikipedia