地震の予測マップと発震日予測

地震発生ヶ所をポイント予測し、度数分布から発震日を確率予測する

2018-04-08 地震の予測マップ (北海道中央、福島・栃木・茨木・千葉・東京・神奈川、京都・大阪・奈良・兵庫、を除く日本全国が注意対象)

4月9日発生の島根西部地震について、3kmマップ中国&四国&九州にコメントがあります。

この地震は、3kmマップのマーク隣接領域で発生しています。

 

=== 始めに & 最新地震情報です ===

 始めに 

マーク(東進)・マーク(西進)の圧力ポイントを識別する地震予測です。

マーク(東進)・マーク(西進)どちらも危ないです。

マグネチュード M6.5以上の地震を予測します。

以下、2018年4月8日まで、一年間の統計解析マップです。 [1][2]

マークはM6.5以上の地震を起こす可能性のある注意ポイントを示しています。 あくまでも可能性で注意喚起が目的です。 M6.5以上は年に一度起こすか起こさないか、の頻度です。 しかし巨大地震・過去17事例において、M6.5以上はすべてマークの在る場所またはその境界で起きています。

 45kmマップ は、ピッチ45km測定で、北海道から沖縄・小笠原までの全体像です。

 9kmマップ    は、ピッチ9km測定で、列島と日本海溝・相模・南海トラフを表示します。

 3kmマップ    は、ピッチ3km測定で、陸地直下型の注意ポイントを示します。

 放出エネルギーと黒点数 は、地震太陽黒点数の関係を追います。

 まとめ           は、現時点のまとめで、次に起きるであろうM6.5以上に言及します。

Wikipediaさん提示の過去地震 [3] は、[過去巨大地震マップ] に拡大してあります。

赤青マーク領域と過去巨大地震が重なっているポイントは、特に、要注意です。

 45kmマップに、コメントがあります。

 9kmマップ東域・西域に、コメントがあります。

 3kmマップ中国&四国&九州にコメントがあります。 4月9日発生の島根西部地震です。

= 最新地震情報4月9日です =

Yahooさん [4] より掲載: 陸地M2.5以上、海底M3.0以上を原則挙げています。 特別な場合を除き、震度1はコメントを付けていません。 震源位置を各マップにの四角で表示。 震源位置又は周辺に赤青マークがあれば、続いておきる地震に注意です。

 4月9日1時32分、島根西部(陸地)でM5.8が起きから、連続して地震が発生しています。 島根に関してはM4.5以上について報告します。

 4月9日1時32分頃、島根西部でM5.8。 [shima0132] 深さ10km、震度5強。 報道ではM6.1ですが、Yahooさんの地震データではM5.8でした。 報道ではこちらがよく全体像を押さえていると思います。 [YahooNews_AsahiDigital]

 4月9日1時56分頃、島根西部でM4.7。 [shima0156] 深さ10km、震度4。

 4月9日2時10分頃、島根西部でM4.8。 [shima0210] 深さ10km、震度4。

 4月9日5時05分頃、島根西部でM4.6。 [shima0505] 深さ10km、震度4。

 4月9日8時49分頃、熊本西部でM2.4。 [kuma0849] 深さ10km、震度1。

 4月9日11時45分頃、根室南東沖でM3.5。 [nemuro1145]

 4月9日12時33分頃、茨木沖でM3.4。 [ibaragi1233]

 

 

 

=== 45kmマップです ===

過去地震は: [過去巨大地震マップ]

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マークは東に向かう圧力、マークは西に向かう圧力がある地点です。

白い飛行機マークは、30日以内に発生したM5.5以上地震です。

オレンジ色飛行機マークは、31日以前かつ一年以内のM5.5以上地震です。

飛行機マーク周囲にマークがあれば続いて起きる地震に注意です。 周囲にマークがなければ、エネルギーは解放され小康状態に入っています。

の四角は、最新地震情報(毎日更新)の震源位置です。

この凡例は、各45km・9km・3kmマップ、すべて共通です。

コメント:

 3月1日にM5.7が西表島で発生して以来、地震が多発している与那国〜西表近海は、M7.0以上の巨大地震が過去多数あった場所で、注意が必要です。

 

 

=== 9kmマップです ===

9kmマップ東域です。  過去地震は: [過去巨大地震マップ]

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コメント:

 青森・秋田・岩手にかけて、大量の赤マークが出ていて、注意です。 特に、オレンジ色の飛行機群が出ている青森東方沖(北海道南方沖)です。

 

9kmマップ中域です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]

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9kmマップ西域です。  過去地震は: [過去巨大地震マップ]

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コメント:

 琵琶湖東方に赤青境界ラインが、日本海から伊勢湾を経由し静岡沖まで迂回しながら南北に走っており、これが気になります。 この境界ライン近傍で過去巨大地震が発生した箇所は、要注意です。 

 

 

=== 3kmマップです ===

3kmマップ北海道です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]

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3kmマップ東北です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]

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3kmマップ甲信越&北陸&関東&東海です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]

内側の四角が大正(1923年)、外側が元禄(1703年)関東大震災震源域。 [5]

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3kmマップ北陸&東海&近畿&中国&四国です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]

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3kmマップ中国&四国&九州です。 過去地震は: [過去巨大地震マップ]

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コメント:

 島根地震は初回のM5.8を最大とし、M3.0を上回る地震を20回以上観測しました。

 すべてがN35.2°E132.6°の一点です。 一点に歪が集中していました。

 この地震は、3kmマップのマーク隣接領域で発生しています。 9kmマップは、ピッチが荒すぎて隣接でもチョット届かなかった。 3kmマップの方が、陸地直下型の予測に向いている、事を示しています。

 見やすくする為に中国&四国&九州は描画領域を多少広げました。

 

 

=== 放出エネルギーと黒点数の推移です ===

1994年1月〜2018年3月迄・25年間の地震放出エネルギー推移

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一番左は1994年。 一番右が2018年で25年目に当りますが、現時点では、2017年4月1日〜2018年3月31日の一年間・放出エネルギーです。 本年末には2018年そのものになります。

新規な太陽サイクル開始後、放出エネルギーは減少し、それから増加に転じているように見えます(図中の”Cyc23開始”、”Cyc24開始”を参照)。 そこで、次に示す黒点数推移を追っています。 尚、現在は太陽サイクル24の最終期です。

 

2014年4月〜2018年3月迄・48ヶ月間の太陽黒点数推移

三鷹太陽地上観測さん測定の月平均黒点数・48ヶ月(4年分)を表示(©国立天文台)。 [6]

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一番右が2018年3月(ほとんどゼロ)で手前が2月。 3月の黒点数はほとんどゼロです。 果して2018年3月が新しいサイクル25のスタート月となるのか、今後の推移を見守る必要があります。 現在、太陽サイクルは24で、今後1〜2年の内に新しいサイクル25が始まります。

 

 

=== まとめです ===

ラス前のM6.5以上は2016年10月21日の鳥取県中部地震(M6.6)で、ラストは2016年11月22日の福島県沖(M7.4、東北地方太平洋沖地震の余震)でした。 その後、M6.5以上は、起きていません。 2017年の一年、放出エネルギーは過去最低でした。 しかし2018年1月には、青森東方沖でM6.1が起きました。 2月には台湾東部でM6.1が2回あり、福島沖ではM6.0がありました。 3月には八丈島近海でM6.0がありました。 ここ1〜2年の内に放出エネルギーは上昇に転じ、M6.5以上クラスが来るものと思われます。

私は、放出エネルギーが本格的な上昇に転ずる前に新しい太陽サイクル25が始まるだろう、と予測しており、黒点数の推移を追っています。

 

という北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
北海道東部沖の千島海溝沿いで、東日本大震災のようなマグニチュード(M)9級の超巨大地震が、いつ起きても不思議はないとの見方を示した。
政府の地震調査委員「超巨大地震:北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ」といった報道をするのであれば、注意喚起領域でM5.5クラスが来た時には「注意喚起情報」を出されるべきではないか、と思います。
政府の地震調査委員会

明日も報告致します。 (よろしくお願い致します)

 東進西進の原理、東進西進の識別方法、等の説明はこちら。 [テクニカル事項]

 地震の予測マップのデータ更新タイミングの説明はこちら。 [データ更新タイミング]

 

=== 以上です ===

 

謝辞: 本予測は「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [1] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責: 本予測は個人の推論によるもので、結果について何ら責任を負うものではありません。

引用:

[1] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[2] 気象庁|震源データ

[3] 地震の年表 (日本) - Wikipedia

[4] 地震情報 - Yahoo!天気・災害

[5] 関東地震 - Wikipedia

[6] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測