2018-01-15 地震の予測マップ (北海道中央・宮城・福島・関東太平洋岸・鳥取・岡山・香川・徳島を除く日本全国が注意対象)
東進(赤マーク)・西進(青マーク)の圧力ポイントを識別する地震予測です。 東進・西進どちらも危ないです。 東進・西進識別方法は一番下に記載。
マグネチュード M6.5以上の地震を予測します。
2018年1月15日まで一年間の統計解析結果・45kmピッチ概要マップを示します。 [1,2]
海溝型向け45kmピッチ概要マップです。 南西諸島・小笠原諸島など陸地直下型の起きない諸島部予測におかれましては上図をご参照下さい。
赤マークは東に向かう圧力、青マークは西に向かう圧力がある地点です。
白い飛行機マークは30日以内に発生したM5.5以上地震です。
オレンジ色飛行機マークは31日以前かつ一年以内にM5.5以上地震があった地点です。
飛行機マーク周囲に赤青マークが出ている所は続いて起きる地震に注意です。 飛行機マーク周辺にマークが出ていなければ、エネルギーは解放され小康状態に入っています。
次は9kmピッチ詳細マップ・東域です。 陸地直下型はこちらをご参照下さい。 凡例は概要と同じです。
以下、9kmピッチ詳細マップ・中域です。
以下、9kmピッチ詳細マップ・西域です。
赤青マークはM6.5以上クラスの地震を起こす可能性のある注意ポイントを示します。 あくまでも可能性で注意喚起が目的です。 M6.5以上クラスの地震は年に一度起こすか起こさないか、の頻度です。 しかし、巨大地震・過去17事例において、M6.5以上クラスはすべて赤青マークの在る場所またはその境界で起きています。
45km概要マップで昨日との比較ですが、大きな変化はありません。 以下、9km詳細マップをご参照下さい。 赤青マーク領域にM4.0以上が起きた場合には、状況に応じ日時・場所等の記述を付加しています。 [3]
まず北海道周辺部にはかなり赤青マークが出ており要注意です。 1月14日18時7分頃、北海道・浦河沖にてM4.7がありました。 また1月16日18時49分頃には釧路沖でM4.0が起きました。 北海道・浦河沖&釧路沖はまだそれほど赤青マークが出ている訳ではありませんが、これからマークが出てくるものと思われます。 少なくとも現在マークが出ている所は要注意です。
青森・岩手・秋田と日本海側には赤青マークが出ています。 東北地方は、太平洋側の宮城・福島を除き要注意です。 尚、1月16日15時43分頃、福島沖でM4.0が起きていますが、小さな余震であって単にエネルギーを解放しただけと思われます。
また岩手県海岸沿いに出ていた白い飛行機マークが、発生から30日経過したので、オレンジ色の飛行機マークに変化しました。 これは2017年12月16日に全く赤青マークの無い所にM5.5が発生したものです。 元々本予測はM6.5以上を予測するもので、「M5.5は(確かに)予測出来ない」が実証されたとも言えます。 その後、この白い飛行機マーク周辺には青マークが東西に出現し要注意ベルトを形成しています。
関東太平洋側・鳥取・岡山・香川・徳島では赤青マークがありませんが、その他、マークが出ている部分は日本全国すべて要注意です。
赤青マークで覆われた南海トラフと連結する陸地部分と日向灘は長期に渡り要注意です。 1月9日5時52分頃に伊予灘(瀬戸内海西部)でM4.4がありました、要注意です。 しかし、九州は赤マークが大分減りました。
相模トラフも赤青マークが出ています。 関東大震災震源領域が赤青マークで覆われたら要注意です(まだですが)。
各トラフ・海溝と関東大震災(大正・元禄)震源領域を示します(Wikipediaより引用)。
過去の巨大地震マップ(M7.0以上)は大変役立ちます(これは貴重な財産です)
日本の主な地震の震央。赤:M 7以上、青:死者有り、紫:最大震度6以上。 [4]
2017年・地震の放出エネルギーはこの24年間で過去最低
一番右は2017年1月1日〜2017年12月31日までの一年で、この24年間で最低となりました。 問題は底がいつ上昇に転ずるかで、それを追っています。
2017年11月・太陽黒点数はこの48ヶ月で過去最低
三鷹太陽地上観測さん測定の月平均黒点数・直近48ヶ月を表示(©国立天文台)。 [5]
一番右が11月で黒点数は48ヶ月で最低でした。 放出エネルギーとの関係を追っています。
次のM6.5以上クラスはいつ頃来るのだろうか?
ラス前のM6.5以上は2016年10月21日の鳥取県中部地震(M6.6)で、ラストは2016年11月22日の福島県沖(M7.4、東北地方太平洋沖地震の余震)でした。 この一年M6.5以上は起きていません。 放出エネルギーはこの1年間最低のレベルでしたので、今後1〜2年の内には上昇に転じM6.5以上クラスが来るものと思われます。
明日も報告致します。 (よろしくお願い致します)
東進・西進の識別には月齢を使います。 [6] 月齢は新月から満月まで(上弦月)を3分割、満月から新月まで(下弦月)を3分割、合計6分割します。 地震があれば必ずどこかの分割スロットに入ります。
あるグリッド・ポイントについて上記6スロットを準備、グリッド中心+ー230km正方の中にある地震の月齢をスロット上で”1”加算します。 地震はM3.0以上を採用しM3.0未満は無視。 M3.0でもM6.0でも同じ”1”加算効果です。 対象となる地震数が96以上となった場合のみ測定に入ります。 結果、スロットのピーク値と最小値が出ます。 最小値はゼロの場合があり、これは”1”とします。 この比率が2.5以上の場合に色を付けます。 ピーク値が新月から満月の3スロット内にあれば東進(赤)、満月から新月の3スロット内にあれば西進(青)。 これを45kmピッチまたは9kmピッチで行います。 地震は一年以内が対象で、これを過ぎると(どんなに大きくても)忘れ去られます。 即ち、ひとつのマークはマーク中心+ー230km正方かつ一年以内に起きたM3.0以上の地震96件以上の6分割月齢加算結果比率に2.5以上のアンバランスがある事を赤or青で示しています。 これに深さ120kmより浅い地震という条件が加わります。
モデルは次の通り。 月の自転と公転が地球に対して一致する事を潮汐ロックと言います。 [7] 潮汐ロックでは地球の角運動量が月に伝達されてます。 結果、地球の自転は遅くなり、月は地球との距離を伸ばしています。 地球と月は逆の関係です。 ここに太陽が加わります。 すると上弦月では月の公転に減速がかかり、下弦月では公転に加速がかかります(下図参照)。
測定は、N20°E120°からN47°E150°まで深さ120kmより浅い領域を45kmピッチ(概要)及び9kmピッチ(詳細)にて測定。 OSはUbuntu、プログラムはRuby、地球儀表示はQGIS関数、日本地図は国土地理院さん提供shapeデータをQGIS表示、グラフはPython、月・地球・太陽の相関図はinkscape、すべてGPLにて構築。 プログラム概略仕様は: [8]
屋久島・種子島周辺は過去7300年間大地震を起こした事のない領域で、見やすくする為マークを外しています(外す処理をしているのはココだけです)。
本ブログはだいたい午前零時三十分頃に更新しているのですが:
アップさせた直後はいつも自分が軽いディジタル的興奮状態にあるのが分かります。 また腹が減ってきます。 そこで階下に降りていって夜食を取ります。 大抵はクラッカーにチーズを乗せたのとオリーブです。 そして紅茶(アッサム)をグビグビ飲みます。 すると落ち着いて来ますので、また二階の寝室に戻って寝ます。
以上です。
謝辞: 本予測は「気象庁・文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化このブログの悪い所は処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学技術研究所」サイトよりダウンロードして解析しています[1]。 このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。
免責: 本予測は個人の推論によるもので、結果について何ら責任を負うものではありません。
引用: [1] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網 [2] 気象庁|震源データ
[3] 地震情報 - Yahoo!天気・災害 [4] 地震の年表 (日本) - Wikipedia
[5] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測
[6] 国立天文台 天文情報センター 暦計算室 [7] Tidal locking - Wikipedia
[8] プログラム仕様 (地震の評価マップ: 全体概要です) - 地震の予測マップ